【実質22,900円から】iPhone 18 Pro 4キャリア残価プログラム比較|au・ドコモ値下げ後の最新価格

iPhone 18 Pro 4キャリア残価プログラム比較のアイキャッチ。5日で3回動いた実質価格として、au 22,900円・ソフトバンク 23,760円・ドコモ 44,814円・楽天モバイル 127,944円を並べている スマホ

iPhone 18 Pro 256GB の実質価格は、価格が出そろってから発売日までのわずか5日間で3回動きました。9月13日時点の最安はソフトバンクの23,760円。そこへauが22,900円で割り込み、ドコモは99,990円から44,814円まで落としています。

動いたのは256GBだけです。512GB以上とPro Maxの価格は発表時のまま据え置かれました。いま起きているのは「iPhone 18 Proの値下げ」ではなく、256GBという1容量だけを舞台にした価格競争です。

この記事では4社の最新価格を公式資料から並べ直し、ドコモの値下げの中身——残価をどう積み増したのか、そして返却できなかった人の負担がどう変わったのか——まで分解しました。ぜひ最後までご覧ください。

発売までの5日間で、実質価格は3回動いた

まず何が起きたのかを時系列で並べます。金額はすべて256GB・MNP・2年後に返却し、次も同じキャリアで買い替える前提のものです。

iPhone 18 Pro 256GBの実質価格が2026年9月11日から18日までにどう動いたかを示した折れ線図。ドコモが99,990円から66,990円、さらに44,814円へと2回下げ、auが66,900円から22,900円へ下げ、ソフトバンクは23,760円で動かなかった経緯を示している
動いたのはドコモとau。ソフトバンクは最初に置いた23,760円から一度も動いていない
日付動きドコモauソフトバンク
9月11日ドコモが販売価格を公表99,990円66,900円23,760円
9月15日ドコモが1回目の改定を発表(16日反映)66,990円66,900円23,760円
9月17日ドコモが2回目の改定を発表(18日反映)44,814円66,900円23,760円
9月18日auがお得割を適用、iPhone 18 Pro発売44,814円22,900円23,760円

ドコモは2日間で2回下げています。1回目が33,000円、2回目が22,176円。合計55,176円の引き下げです。しかも9月16日から17日のあいだに購入手続きを終えた人についても、変更後の価格で請求を補正すると公式に案内しています。

auの動きはもっと極端でした。9月18日から「au Online Shop お得割」で機種代金を44,000円割り引き、実質66,900円だった256GBのMNPを22,900円まで下げています。こちらも18日以前に購入手続きを終えた人が対象に含まれます。

結果として、発売日の朝にはauがソフトバンクを860円下回っていました。 9月13日の時点では「ソフトバンクが衝撃の安さ」と報じられていた構図が、5日で入れ替わったことになります。

なお、ドコモが値下げした理由を公式に説明した資料はありません。報道ではauやソフトバンクへの対抗とみる見方が主ですが、ここは推測の域を出ないため、事実としては「2日で2回動いた」ことだけを押さえておきます。

この記事の価格について

本記事の金額は、2026年9月20日時点で各社の公式価格表・公式お知らせから確認した税込価格です。キャリアの割引は予告なく変更されますし、実際にドコモは5日間で2回、auは発売当日に価格を変えています。記事を読んだ時点の条件とは差が出ている前提でご覧いただき、契約前には必ず各社の公式ページで最新の金額と適用条件をご確認ください。店舗によってオンラインショップと価格が異なる場合もあります。

2万円台の作り方は、auとソフトバンクで違う

実質22,900円と23,760円。ほぼ同額ですが、そこへ至る設計はまったく別物です。どちらも一括なら26万円を超える端末なので、その差額がどこへ消えたのかを分解します。

ソフトバンク版iPhone 18 Pro 256GBの一括販売価格268,560円を、実際に払う23,760円・オンラインショップ割33,000円・返却で免除される211,800円の3つに分解した帯グラフ
268,560円のうち、購入者が実際に負担するのは左端の8.8%だけ

ソフトバンクは48回払いを前半に寄せる方式です。一括268,560円を48回に均等割りすれば月5,595円ですが、「新トクするサポート+」では前半24回が月2,365円、後半24回が月8,825円と3.7倍ひらいています。総額は変わりません。支払いを後ろへ動かしただけです。

そのうえで後半24回分の211,800円を、25か月目の返却で丸ごと消す。残る前半24回分56,760円からオンラインショップ割33,000円を引いて、23,760円になります。

auは24回払いの最終回に残価を置き、そこへ現金値引きを重ねる方式です。機種代金268,800円から「au Online Shop お得割」で44,000円を引くと224,800円。最終回(残価)に201,900円が置かれているので、1〜23回目で払うのは22,900円、月あたり995円という計算になります。

違いは「免除で消すか、値引きで消すか」の比率です。ソフトバンクは値引き33,000円・免除211,800円。auは値引き44,000円・免除201,900円。auのほうが現金値引きの比重が大きく、返却に依存する割合が小さいという構造の差があります。

なお端末そのものの中身——4段階の可変絞りカメラや2nmのA20 Proチップについては、別の記事で詳しく整理しています。買い方より先に「そもそも買う価値があるのか」を判断したい方はこちらをどうぞ。

4社の「2年後に返したとき」を並べる

4社を横並びにすると、金額を最も大きく動かしているのは端末でも容量でもなく契約区分でした。

iPhone 18 Pro 256GBを2年後に返却したときの本体負担を、ソフトバンク・au・ドコモ・楽天モバイルの契約区分別に並べた横棒グラフ。auのMNP22,900円からドコモの機種変更144,430円まで分布している
値下げ後も、乗り換えられるかどうかが金額をいちばん大きく動かす

最安はauのMNP 22,900円、最高はドコモの機種変更144,430円。その差は121,530円です。au社内で見てもMNPと機種変更で111,500円ひらきます。乗り換えられるかどうかが、この記事でいちばん大きな分岐点であることは、値下げを経ても変わりませんでした。

容量別の金額は次のとおりです。各社のオンライン割引を適用し、次も同じキャリアで買い替える前提の本体負担です。

容量au(MNP)ソフトバンク(MNP)ドコモ(MNP)楽天モバイル
256GB22,900円23,760円44,814円127,944円
512GB135,900円47,760円132,110円153,792円
1TB179,400円128,400円186,230円195,600円
2TB237,900円182,640円247,940円252,792円

256GBから512GBへ上がった瞬間に、auは11万円以上ジャンプします。 44,000円の割引が256GBにしか効かないためです。512GB以上ではソフトバンクが単独で安くなり、順位が完全に入れ替わります。

Pro Max では33,000円の割引も44,000円の割引も効かないため、最安のソフトバンクでも85,920円からになります。

容量ソフトバンク(MNP)ドコモ(MNP)au(MNP)楽天モバイル
256GB85,920円122,980円126,000円144,456円
512GB103,920円144,650円148,000円165,360円
1TB139,920円198,770円192,000円207,696円
2TB194,160円260,480円250,500円264,912円

今回の値下げ合戦は、256GBのiPhone 18 Proという1点に集中しています。Pro Maxを狙っている方にとっては、この1週間の騒ぎは自分の買い物には関係がなかった、というのが実態です。

ソフトバンク|48回払いを前半に寄せて、後半を丸ごと消す

現行制度の名称は「新トクするサポート+」です。48回払いで、25か月目以降に特典Bを申し込み、翌月末までに回収と査定が完了すると最大24回分が免除されます。返却方法は購入経路で異なり、オンラインショップで買った場合は郵送、ソフトバンクショップで買った場合は査定可能店舗での店頭申込・査定にも対応しています。

33,000円のオンラインショップ割には条件があります。MNPかつ256GBまたは512GB、そしてオンラインショップで購入し自宅などで受け取ること。店舗受け取りを選ぶと対象外です。

13〜24か月目に返す「特典A」もあります。こちらは最大36回分が免除される代わりに、購入時から「あんしん保証パック」への加入を継続することが必須で、さらに早期利用料がかかります。iPhone 18 Pro の早期利用料は9月20日時点の一覧にまだ掲載がありませんが、ひとつ前のiPhone 17 Pro Maxは全容量33,000円でした。制度上の上限である88,000円がそのまま請求されるわけではない、という点は押さえておくと安心です。

au|44,000円引きが効くのは256GBのMNPだけ

auは「スマホトクするプログラム+」で、24回払いのうち1〜23回目を支払い、24回目に大きな最終回支払額を設定します。iPhone 18 Pro 256GB なら最終回は201,900円。13〜25か月目に返却すると、この最終回が不要になります。

今回上乗せされた「au Online Shop お得割」44,000円の適用範囲は、公式のお知らせに明記されています。iPhone 18 Pro の256GB、かつ他社からの乗り換え(MNP)。512GB以上の容量にもPro Maxにも、新規契約にも機種変更にも適用されません。新規契約は66,900円、機種変更は134,400円(au ゴールドカード割適用で117,900円)のままです。

もうひとつ、auだけの制約があります。iPhone 18 Pro の価格表に「機種のみのご契約(回線契約なし)を除く」と明記されている点です。端末だけ買ってプログラムを使う、という選択ができません。回線契約を前提にしない買い方を考えているなら、22,900円という数字は最初から自分向けではないことになります。

ドコモ|値下げの正体は、残価の積み増しだった

ドコモが iPhone 18 Pro の価格表示に使っているのは「いつでもカエドキプログラム」です。24回の残価設定型で、23か月目に返却すると24回目の残価が免除されます。

そして今回の2回の値下げは、この残価を積み増すことで実現しています。一括価格(MNP割引後241,230円)は一度も変わっていません。

時点24回目の残価1〜23回目の合計=返却時の実質
9月11日(当初)141,240円99,990円
9月16日〜174,240円66,990円
9月18日〜196,416円44,814円

残価が55,176円増えたぶん、前半23回の負担が55,176円減っている。 値引きが増えたのではなく、後ろに置く金額が増えただけです。月々の支払いは4,347円から1,948円まで下がりましたが、これは初回だけ端数調整が入るため(1,958円+1,948円×22回=44,814円)、23をかけても合計と一致しません。

残価は「返却したら免除される金額」であると同時に、「返却しなかったら払う金額」でもあります。ドコモは返却しなかった場合、残価を24分割して支払いが続く仕組みですが、その月額は当初の5,885円から8,184円へ上がりました。

つまりドコモの値下げは、返せる人には55,176円の得、返せない人には1.4倍の月額という、方向の違う2つの結果を同時に生んでいます。元の価格表のままなら返却に失敗しても月5,885円で済んだところが、いまは月8,184円です。

なお「ドコモで買替えおトク割」を適用しない場合、つまり2年後にドコモ以外で買う場合の返却時負担は66,814円です。44,814円という数字は、次もドコモで買う人向けの金額になります。

楽天モバイル|ポイントを「実質」に含めるかで4万円変わる

楽天モバイルの「買い替え超トクプログラム」は48回払いで、25か月目以降に返却すると残りが免除されます。楽天カードでの支払いが必須で、一方で楽天回線の契約は不要です。価格は発表以来動いていません。

この4社のなかで楽天だけ特殊なのが、報道で数字が割れたことです。ギズモード・ジャパンは「2年返却なら実質87,944円」、ケータイ Watchは「実質12.8万円」と報じました。差の40,000円は、最大40,000ポイントの還元を実質額から差し引くかどうかの違いです。

私自身は、ポイント還元を実質額から引くのは無理があると考えています。ポイントは現金値引きではなく、受け取るには回線申込やRakuten Link利用といった別の条件を満たす必要があるからです。この記事の表では127,944円のまま扱っています。加えて楽天モバイルには、返却時に必ずかかる事務手数料3,300円があります。これは他の3社にはない費用です。

同じ「実質」でも、次にどこで買うかで22,000円変わる

広告の数字だけを見ていると見落とす部分が、返却時の利用料です。ドコモ・au・ソフトバンクの3社には、返却時に最大22,000円の利用料が設定されています。

ドコモ版iPhone 18 Pro 256GB・MNPを例に、2年後に次もドコモで買えば44,814円、Apple直販や他社へ移れば66,814円になる分岐を示した図
広告に出ている金額は、次も同じキャリアで買う側の数字

ドコモの公式PDFには、この構造がそのまま書かれています。iPhone 18 Pro 256GB・MNPの返却時負担額は「プログラム利用料込みで66,814円」、そして「ドコモで買替えおトク割の適用時は44,814円」。広告で目にする44,814円は、次もドコモで買う前提の数字なのです。

名称は各社で異なります。ドコモはプログラム利用料と「ドコモで買替えおトク割」、auは特典利用料と「au買替特典」、ソフトバンクは特典利用料と「買替え応援割」。呼び方は違っても、自社で次の対象機種を買えば免除されるという構造は共通しています。

つまり2年後にApple直販へ移ったり、他社へ乗り換えたりすると、出口で22,000円を払うことになります。auのMNPなら22,900円が44,900円に、ソフトバンクのMNPなら23,760円が45,760円に、ドコモのMNPなら44,814円が66,814円に。プログラムに入った時点で、2年後の選択肢に値札が付くと考えておくのが実態に近いでしょう。

この22,000円を足すと、順位はまた動きます。次も同じキャリアで買うならauが860円安いのですが、2年後に他社やApple直販へ移るつもりなら、auとソフトバンクの差はやはり860円のまま。逃げ道の料金は3社とも同額なので、出口を考えても2社の優劣は変わりません。

楽天モバイルにはこの利用料がありません。代わりに前述の事務手数料3,300円が必ずかかります。次にどこで買うかに縛られない点は、楽天の明確な利点です。

返却でつまずいたときに何が起きるか

返却プログラムは、端末が査定を通ることが前提です。ただしどこまでなら追加費用を払えば通るのか、どこからが門前払いなのか、その線引きは4社でかなり違います。ここを一括りにすると判断を誤ります。

iPhone 18 Proの返却時に追加費用で済む状態と受付不可になる状態を、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社で並べた比較図。電源が入らない端末はauでは22,000円で通るがソフトバンクでは特典対象外になるなど、各社で線引きが異なることを示している
同じ壊れ方でも、追加費用で通る会社と通らない会社がある

まず「返さない」と「返したが通らなかった」は別物

返さないこと自体にペナルティはありません。支払いが続くだけです。ドコモとauは残価が自動的に再分割され、ソフトバンクと楽天モバイルは当初の48回払いがそのまま続きます。ドコモ256GB・MNPなら再分割後の月額は8,184円です。

重いのは、返却を申し込んで査定に出したのに受け付けてもらえなかった場合です。ドコモの提供条件書には、受付不可品と判定されると「本プログラムの利用によってお支払いを不要とする分割支払金と同額の違約金」を一括で支払う、と書かれています。23か月目返却なら24回目の残価そのもの、つまり196,416円です。しかも端末は指定センターから返却されてきます。楽天モバイルも受付不可品の場合は「残債の全額を一括でご請求」と明記しています。

返さないより、返して弾かれるほうが重い。 ここが返却プログラムでいちばん注意したい部分です。

追加費用を払えば通る範囲は、4社で違う

キャリア追加費用で通る状態の例費用
ドコモ「機能不良品」=故障、水濡れ、著しい外観破損、画面割れなど査定基準を満たさない端末22,000円(ケータイ補償サービス/smartあんしん補償に加入で2,200円)
au画面割れ、引っかかる傷、筐体の欠け・歪み、カメラレンズ割れ、水濡れ反応、SIMトレイ紛失に加え、電源が入らない・充電できない22,000円(2025年9月以降発売のiPhoneは「故障紛失サポート ワイド with Apple Care Services & iCloud+」加入で0円)
ソフトバンクCランク(爪に引っかかる傷、打痕、へこみ、塗装剥がれ)/Dランク(画面・筐体のひび、カメラレンズの傷、部品の破損・欠落)C 22,000円/D 44,000円(あんしん保証パック継続で0円)
楽天モバイル画面割れ、焼き付き、縦線、変色、ドット抜け、液漏れ、タッチパネルが正常に機能しない、カメラ・ボタン・通信系統の不具合iPhone全モデル22,000円

太字にしたところが、各社の差がいちばん出る部分です。「電源が入らない」はauの公式ページで故障時利用料の対象として例示されていますし、「タッチパネルが正常に機能しない」は楽天モバイルでも22,000円を払えば通る側に分類されています。

一方ソフトバンクは、2026年8月19日の査定基準改定で外観の破損と機能の故障をはっきり分けました。画面のひび割れはDランクで最大44,000円ですが、液漏れ、焼き付き、縦線・横線、変色、明るさ異常、タッチ不良、バッテリー膨張といった「表示・操作機能」の異常は特典対象外です。こちらは払っても通りません。

つまり「画面が割れているだけなら追加費用、映らなくなっていたら対象外」という線引きは、ソフトバンクの話であって4社共通ではありません。同じ壊れ方でも、どこで買ったかで結論が変わります。

どこも共通で弾かれるのは、初期化とロック解除

各社が挙げている受付不可の条件を並べると、重なるのはこのあたりです。

  • 画面ロックやアクティベーションロック(「iPhoneを探す」)が解除されていない
  • 初期化・データ消去ができない
  • 分解や改造、メーカー保証の対象外となる修理がされている
  • ネットワーク利用制限がかかっている(楽天モバイルが明記)
  • 正規店で購入したものでない、分割金の未払いがある(ドコモが明記)

ドコモの条件書には「対象機種に記録されているメモリ/データが消去できること」が受付不可品の判定条件として入っています。電源が入らない端末は初期化そのものができないため、ここで引っかかる可能性があります。 22,000円の機能不良品で済むのか違約金になるのかは査定しだいなので、動くうちに返すのが安全です。

保証サービスに入っていれば、ソフトバンクはC・Dランクの故障時負担金が0円、auは2025年9月以降発売のiPhoneなら0円、ドコモは2,200円まで下がります。ただしソフトバンクの「あんしん保証パック」は端末購入時にしか加入できません。あとから思い立って入る、ということができない点は覚えておいてください。そして保証に入っていても、特典対象外や受付不可品に該当する端末が通るようになるわけではありません。

今回の値下げは、つまずいたときの金額も押し上げた

ドコモの残価が196,416円まで上がったことは、この章の金額にそのまま効きます。

  • 返さずに払い続ける場合の月額:5,885円 → 8,184円
  • 受付不可品と判定された場合の違約金:免除予定額と同額なので、141,240円 → 196,416円

値下げの恩恵を受けられるのは、きれいな状態で返せた人だけです。返却に自信がないなら、残価を高く積んでいるプランほど不利になるという関係は押さえておいてください。

返却の手続きにも期限がある

査定以外の条件も見ておきましょう。返却前には自分で「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行し、「iPhoneを探す」(アクティベーションロック)を解除しておく必要があります。ロックがかかったまま返送すると、査定不能で返ってきてしまいます。

返却の期限は、各社でばらばらです。楽天モバイルは機種変更なら新端末の受取日から20日以内、プログラム解約に伴う返却なら解約申出月の翌月15日まで。ソフトバンクは特典申込月の翌月末までに回収と査定の完了が原則です。

楽天モバイルはもうひとつ条件が厳しく、返却前に修理する場合はAppleか正規店で行い、それを証明する書類を返送キットに同梱することを求めています。街の修理店に出した端末は、回収を断られる可能性があります。

3社の免除額は、2年落ちiPhoneの現在の買取残存率を上回る

各社が「2年後に免除する」と言っている金額は、2年落ちのiPhoneがいま実際にいくらで買い取られているかと比べて、どのくらいの水準なのか。iPhone 18 Proの2028年の相場はまだ存在しないので、ひとつの目安として現在の買取価格と突き合わせました。

各社が2年後に免除する額がApple直販価格の何%にあたるかを示した横棒グラフ。ソフトバンク96.4%、au91.9%、ドコモ89.4%、楽天モバイル58.2%で、iPhone 16 Proの現在の中古買取レンジ64〜80%の帯と比較している
値下げ前のドコモはこの帯の中にいた。いまは3社が帯の上へ出ている

比較の土台にしたのは、2年前に発売された iPhone 16 Pro の現在の買取価格です。中古スマートフォン買取のイオシスで確認したところ、国内版SIMフリーの256GBが中古で140,000〜112,000円でした。Apple直販の定価が174,800円なので、2年経っても64〜80%が残っている計算になります。

1年落ちの iPhone 17 Pro 256GB も見てみました。こちらは中古157,000〜126,000円。定価179,800円に対して70〜87%です。iPhoneの値持ちの良さが、数字ではっきり出ています。

機種・容量発売からの経過Apple定価イオシス中古買取残存率
iPhone 17 Pro 256GB1年179,800円157,000〜126,000円87〜70%
iPhone 17 Pro Max 256GB1年194,800円172,000〜138,000円88〜71%
iPhone 16 Pro 256GB2年174,800円140,000〜112,000円80〜64%
iPhone 16 Pro Max 256GB2年189,800円155,000〜124,000円82〜65%

この64〜80%という帯に対して、ソフトバンクはApple直販価格の96.4%、auは91.9%を「2年後に免除する額」として置いています。そして値下げ前は64.3%とこの帯に収まっていたドコモが、2回の改定で89.4%まで上がりました。4社のうち3社が、2年落ちiPhoneの現在の残存率を上回る水準に残価を置いていることになります。もちろん2028年の相場が同じ水準とは限りませんが、各社が現在の実勢より高いところに線を引いているのは確かです。

制度面から見ると、総務省の「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」は、残債免除額のうち買取等予想価格を超える部分を「利益の提供」に算入すると整理しています。残価設定プログラムが規制の枠外にあるわけではなく、上積みした分は割引としてカウントされるという建て付けです。各社が公表している買取等予想価格まで突き合わせれば、この関係はもっと正確に描けます。現時点では、残価の積み方と実勢の差があるという事実の指摘にとどめておきます。

Apple直販で買って自分で売ると、いくらになるか

iPhone 16 Proと同じ64〜80%の残存率を保てたとすると、返却せずに自分で売った場合に手元へ戻ってくるのは約14万〜17.6万円です。

iPhone 18 Pro 256GBを2年使ったときの端末負担を7つの買い方で比較した横棒グラフ。auのMNP22,900円が最安で、Apple直販+自力売却が約43,800〜78,800円、ドコモ機種変更が144,430円で最高
Apple直販の行だけが、端末を自分の資産として扱ったときの数字

Apple直販で219,800円を支払い、2年後に iPhone 16 Pro と同じ残存率(64〜80%)で売れたとすると、手元に残る負担は約43,800〜78,800円です。この数字を各社と並べると、順位がはっきりします。

auのMNP(22,900円)やソフトバンクのMNP(23,760円)には届きません。乗り換えができるなら、キャリアのほうが安い。けれども今回の残存率を使った試算では、機種変更しかできない人にとってはApple直販+自力売却が最も安くなります。キャリアの機種変更(117,900〜144,430円)と比べると、約4万〜10万円の差です。

面白いのは、値下げ後のドコモのMNP(44,814円)がこのレンジに入り込んできたことです。Apple直販+自力売却の下限43,800円とほぼ同額。キャリアで返却するか、自分で持ち続けて売るか、ドコモに関してはどちらを選んでも似たような金額に着地するところまで下がりました。

そしてもうひとつ、売却を検討するうえで効いてくる事実があります。イオシスの買取価格表では、docomo版・au版・SoftBank版・Rakuten版・国内版SIMフリーがすべて同額でした。キャリアで買った端末だから安くしか売れない、ということはありません。返却せずに自分で売る道は、キャリアで買った人にも同じように開かれています。

逆に注意したいのが海外版です。iPhone 17 Pro 256GB は国内版の中古上限157,000円に対し、海外版は109,000円。iPhone 16 Pro 256GB でも国内版140,000円に対して海外版98,000円でした。並行輸入品を安く手に入れても、売却時に3〜4割を失う計算になります。

なお、この比較には通信料・契約事務手数料・保証料を含んでいません。キャリアで契約する場合はこれらが上乗せされますし、自力売却の場合は買取店へ持ち込む手間もかかります。数字だけで決められる話ではない、という点は付け加えておきます。

あなたはどれを選ぶべきか

判断に必要な質問は、値下げ前の3つから4つに増えました。乗り換えられるか、容量は256GBか、2年後も使い続けたいか、自分で買取店へ持ち込めるか。容量の分岐が1つ増えています。

iPhone 18 Proの買い方を4つの質問で判断するフローチャート。MNPができて256GBならauかソフトバンク、512GB以上ならソフトバンク、機種変更ならApple直販+自力売却へ分岐する
容量の分岐が増えたのが、値下げ前との違い

◆ 乗り換えられて、256GBでいい人

auかソフトバンクの2択です。22,900円と23,760円で差は860円。この金額差で決める意味はないので、条件のほうで選んでください。

  • auは回線契約が必須。端末だけの購入では割引が受けられない
  • ソフトバンクは33,000円割引に「オンラインショップで購入し、自宅などで受け取る」条件が付く。店舗受け取りは対象外
  • ソフトバンクは48回払いで25か月目以降の返却、auは24回払いで13〜25か月目の返却。追加料金なしで返せる時期の幅はauのほうが広い(ソフトバンクの13〜24か月目返却は早期利用料と保証加入が条件)

◆ 乗り換えられて、512GB以上が欲しい人

ソフトバンクです。512GBで47,760円、auの135,900円とは88,140円ひらきます。44,000円の割引が256GB限定である以上、容量を上げた瞬間にauは候補から外れます。

◆ 2年後も同じ端末を使い続けたい人

Apple直販の219,800円一択です。返す前提がないなら、キャリアの一括価格241,230〜268,800円を払う意味がありません。2万〜5万円をそのまま損します。返却プログラムは「返すこと」で成立する仕組みなので、返さない人にとっては割高な分割払いでしかありません。

◆ 2年で買い替えるが、機種変更しかできない人

Apple直販で買って、2年後に自分で売るのが有利です。実質約43,800〜78,800円で、キャリアの機種変更(117,900〜144,430円)を下回ります。買取店へ持ち込む手間を許容できるかどうかが判断軸になります。

◆ 端末を雑に扱う自覚がある人

返却プログラムは避けるか、保証サービスへ同時加入してください。ソフトバンクは表示・操作機能の異常だと特典そのものが使えませんし、どの会社でも受付不可品と判定されれば免除予定額と同額の違約金になります。保証は端末購入時にしか入れないので、あとからの判断はできません。

特にドコモは、返却できなかったときの月額が8,184円に上がりました。 値下げの恩恵を受けられるのは返せた人だけで、返せなかった人の負担はむしろ重くなっています。返却に自信がないなら、残価を高く積んでいるプランほど危険だと考えてください。

◆ 1年サイクルで買い替えたい人

ソフトバンクの特典A(13〜24か月目の返却)やドコモの早期利用特典(22か月目までの返却)が該当します。ただし早期利用料と保証加入が条件になります。iPhone 18 Pro の早期利用料はまだ公表されていないため、各社の一覧が更新されてから判断することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q
9月18日より前に買ってしまいました。値下げは適用されますか?
A

ドコモとauはどちらも遡及対応を公表しています。ドコモは9月16日〜17日に購入手続きを完了した人について、変更後の価格で請求金額を補正すると案内しています。auも「9月18日以前に購入手続きを終えたユーザーも割引対象」としています。ただし対象となる期間や手続きの条件は公式のお知らせで確認してください。

Q
返却せずに使い続けたらどうなりますか?
A

支払いが続くだけで、一括請求にはなりません。ドコモとauは残価が自動的に再分割され、ソフトバンクと楽天モバイルは当初の48回払いがそのまま続きます。ドコモ256GB・MNPの場合、再分割後の月額は8,184円です。最後まで払えば端末は自分のものになりますが、総額はキャリアの一括価格(241,230〜268,800円)そのままです。

Q
回線契約なしで端末だけ買ってプログラムに入れますか?
A

ソフトバンクと楽天モバイルは可能です。ドコモも「いつでもカエドキプログラム」自体はahamo契約者や回線契約のない人でも利用できますが、iPhone 18 Pro はドコモオンラインショップでの白ロム購入に対応しておらず、ドコモショップでの購入が必要です。auは価格表に「機種のみのご契約(回線契約なし)を除く」と明記されています。いずれの場合も、MNP向けの割引は回線契約が前提なので実質額は高くなります。

Q
バッテリーの最大容量が減っていると査定に落ちますか?
A

ソフトバンクが公開している査定基準に、最大容量の数値基準は記載されていません。記載があるのは「バッテリーの膨張」で、こちらは特典対象外の条件です。通常の劣化で残債免除が受けられなくなる、ということは各社の公開基準からは確認できませんでした。

Q
途中で他社へ乗り換えたら、プログラムはどうなりますか?
A

割賦契約もプログラムも継続します。ただし返却時に、自社での買い替えを条件とする免除特約が使えないため、22,000円の利用料が発生します。楽天モバイルにはこの利用料がなく、事務手数料3,300円のみです。

Q
iPhone Duo も返却プログラムの対象になりますか?
A

予約開始は2026年10月16日21時、発売は10月23日。9月20日時点では各社の対象機種一覧にiPhone Duoの記載を確認できておらず、販売価格も未発表です。端末の中身については別記事にまとめています。

まとめ:値下げが起きたのは256GBだけ

iPhone 18 Pro の買い方を4社分調べ直して、結論は9月13日時点から2か所だけ動きました。最安がソフトバンクからauへ入れ替わったこと、そしてドコモが選択肢に戻ってきたことです。

「実質22,900円」は誇大広告ではありません。ただしそれは、268,800円から44,000円を割り引き、201,900円を返却で消した結果であり、しかも256GBでMNPで回線契約を伴う場合に限られます。この条件が揃って初めて成立します。

  • 契約区分が金額を最も大きく動かす。 auはMNPと機種変更で111,500円の差
  • 44,000円引きは256GBのMNP限定。 512GB以上とPro Maxは発表時の価格のまま
  • ドコモの値下げは残価の積み増しで実現している。 返せた人は55,176円得をし、返せなかった人は月額が5,885円から8,184円に上がった
  • 返却時の22,000円は、次も同じキャリアで買えば免除される。 広告の実質額はその前提で計算されている
  • 査定の線引きは4社で違う。 「電源が入らない」はauなら22,000円で通る側、ソフトバンクなら特典対象外。返して弾かれると、免除予定額と同額の違約金になる
  • 2年落ちのiPhone 16 Proは、いまも定価の64〜80%で買い取られている。 自分で売る道は、キャリアで買った端末にも同じように開かれている
  • 返さないつもりならApple直販一択。 キャリアの一括価格は2〜5万円高い

乗り換えができて256GBでいい方は、auとソフトバンクを条件で選び分けてください。512GB以上ならソフトバンクです。機種変更しかできない方は、Apple直販で買って2年後に買取店へ持ち込むほうが約4万〜10万円安く済みます。2年後も使い続けたい方は、返却プログラムを検討する理由がそもそもありません。

9月13日に一度この記事を書いた時点では「乗り換えられるならソフトバンク」で決着したと思っていたのですが、そこから5日で3回も価格が動き、結論の一行を書き換えることになりました。とくにドコモの値下げが残価の積み増しで作られていて、返せなかった人の月額が1.4倍になっていたのは、公式PDFの数字を並べるまで気づけなかったところです。査定基準を4社分読み直したら、「電源が入らない端末」の扱いが会社ごとにまるで違ったのも意外でした。同じように「あのとき調べたから」と思っている方は、いまの価格表をもう一度開いてみてください。

価格やキャンペーンの条件は、この1週間が示したとおり頻繁に変わります。この記事の数値は2026年9月20日時点のものなので、契約前には必ず各社の公式ページで最新の条件を確認してください。そのうえで、自分に合った買い方でiPhone 18 Proを手に入れてみてください。

プログラマー。高校時代のWALKMAN+Sonyイヤホンをきっかけに、10年以上にわたってオーディオを中心にガジェットを買い続けています。SONY XBA-A3は今も現役で愛用、Sonyワイヤレスイヤホンは3世代追いかけて進化を体感してきました。得意領域はイヤホン・ヘッドホン、4K有機ELテレビ、ゲーミングマウス、PC周辺機器。「自分が本気で買うつもりで判断軸を作る」スタンスで、後悔のない買い物のための情報を発信しています。

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