ゲーミングマウスの世界は、この1年で「軽さ」の基準が大きく書き換わりました。少し前まで70g台なら十分に軽量と呼ばれていたのに、2026年に出た新モデルは50g前後から60g前後が当たり前になっています。
一方で価格の幅は逆に広がりました。3,000円台で買える製品と3万円近い製品が同じ「ワイヤレスゲーミングマウス」の棚に並んでいて、その差が何なのかは店頭のスペック表を眺めても正直わかりにくいところです。
この記事では、いま新品で買えるゲーミングマウスから5機種を取り上げ、重量・ポーリングレート・電池持ち・価格の4つの軸で整理します。そのうえで「FPSで勝ちにいきたい」「仕事と兼用したい」「充電を気にせず長く使いたい」「とにかく安く始めたい」といった目的別に、どれを選べばいいかまで踏み込みました。
なお私自身は、仕事用にLogicool G304 LIGHTSPEEDを2台、プライベートでG309 LIGHTSPEEDを使っています。5機種のうちG309は実機を使っている立場から書いていますが、残りの4機種は実機を持っておらず、メーカー公式の仕様と2026年10月3日時点の価格をもとにした比較です。握り心地やクリック感のように、触らないとわからない部分は評価に含めていません。
この記事の選び方と比べ方
5機種は、次の3つの条件で選びました。
- いま新品で買えること。予約やクラウドファンディングでしか手に入らない製品は外しています
- 当サイトに個別の記事があり、詳しい仕様をたどれること
- 価格帯と得意分野が重ならないこと(競技向け・新しい操作方式・総合力・乾電池式・低価格)
比べる基準には、私が毎日使っている旧G304とG309を置きました。「いま使っている乾電池式のマウスから乗り換えると、何が変わるのか」を数字で見えるようにするためです。価格はメーカー直販や公式の価格と、価格.comの最安値(2026年10月3日時点)を並べています。
2026年10月3日更新: クラウドファンディングの受付が終わり、一般販売が発表されていないKeychron G6 HE UltraLightを外し、G309 LIGHTSPEEDに入れ替えました。あわせて全機種の価格を見直し、PRO X2 SUPERSTRIKEの後継機の情報を加えています。10月24日には、10月15日に発売された後継のPRO X3 SUPERSTRIKEとの差額と違いを、PRO X2の節と選び方に反映しました。
今回比較する5機種・発売日と価格
| モデル名 | メーカー | 発売日 | 直販・公式価格(税込) | 価格.com最安(10/3時点) |
|---|---|---|---|---|
| Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE | ロジクール | 2026年2月19日 | 29,150円(2年保証版)/25,175円(1年保証版) | 26,235円 |
| Razer Viper V4 Pro | Razer | 2026年3月25日 | 26,980円 | 26,980円 |
| MSI FORGE GM340 WIRELESS | MSI | 2026年5月14日 | 3,580円(想定売価) | 3,000円〜(色によって差あり) |
| Logicool G304 X SUPERLIGHT | ロジクール | 2026年7月16日 | 12,980円(2年保証版)/11,800円(1年保証版) | 10,651円 |
| Logicool G309 LIGHTSPEED | ロジクール | 2024年7月25日 | 9,900円(公式ストア。定価12,980円) | 8,910円 |
G309だけは2024年発売ですが、いまも現行で買える乾電池式の代表として加えました。2026年発売の4機種がすべて充電式になったなかで、「乾電池式を選ぶとどうなるか」を比べる役割です。
各製品の基本スペック比較表
| モデル名 | 重量 | センサー/最大DPI | 最大ポーリングレート | 接続方式 | 電源・電池持ち | 全長 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Razer Viper V4 Pro | 約49g | Focus Pro 50K Gen-3/50,000 | 8,000Hz(標準) | 有線/2.4GHz | 充電式:1,000Hz時 約180時間・8,000Hz時 約45時間 | 127.1mm |
| MSI FORGE GM340 WIRELESS | 57g | PixArt PAW3311/12,000 | 1,000Hz | 有線/2.4GHz/BT5.2 | 充電式:最大82時間 | 122mm |
| Logicool G304 X SUPERLIGHT | 約59g | HERO 44K/44,000 | 1,000Hz(別売レシーバーで8,000Hz) | 有線/2.4GHz/BT | 充電式:約130時間 | 117.3mm |
| Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE | 61g | HERO 2/44,000 | 8,000Hz(無線) | 有線/2.4GHz | 充電式:最大90時間 | 125mm |
| Logicool G309 LIGHTSPEED | 86g(単三電池込み)/68g(POWERPLAY使用時) | HERO 25K/25,600 | 1,000Hz | 2.4GHz/BT(有線は非対応) | 単三電池1本:2.4GHz 約300時間・BT 約600時間 | 120mm |
表を眺めて最初に目に付くのは、2026年発売の4機種が49g〜61gのわずか12gの幅に収まっているのに、価格は3,000円台から3万円近くまで開いている点でしょう。2026年のゲーミングマウス選びは、もはや「軽さで選ぶ」時代ではなくなりました。軽さは前提条件になり、差が付くのはその先です。G309だけが86gと重いのは、単三電池1本ぶんの重さを積んでいるためです。
なお表の「ポーリングレート」という項目の意味と、8,000Hzが実際に何をもたらすのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。この記事の比較を読むうえで前提になる知識ですので、ピンとこない方はあわせてご覧ください。
G304・G309ユーザーの私から見た「乗り換えで変わること」
ここからは、私が使っている2台を基準にした見方です。仕事用の旧G304は99g(単三電池込み)・1,000Hz・最大250時間、プライベート用のG309は86g(単三電池込み)・1,000Hz・約300時間(2.4GHz接続時)。どちらも選んだ決め手は「電池を替えれば、その場ですぐ使える」ことでした。この旧G304を基準に、今回の5機種を並べ直すと次のようになります。
| モデル名 | 旧G304(99g)との重量差 | 最大ポーリングレート | 電源と電池持ち |
|---|---|---|---|
| Razer Viper V4 Pro | −50g | 8,000Hz(標準) | 充電式・約180時間(1,000Hz時) |
| MSI FORGE GM340 WIRELESS | −42g | 1,000Hz(旧G304と同じ) | 充電式・最大82時間 |
| Logicool G304 X SUPERLIGHT | −40g | 1,000Hz(別売で8,000Hz) | 充電式・約130時間 |
| Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE | −38g | 8,000Hz | 充電式・最大90時間 |
| Logicool G309 LIGHTSPEED | −13g | 1,000Hz(旧G304と同じ) | 単三電池・約300時間(2.4GHz時) |
旧G304から見ると、2026年の4機種はどれも40g前後軽くなります。そのかわり4機種とも充電式で、電池持ちは82〜180時間と、乾電池式の250〜300時間より短くなります。乾電池式は、電池が切れても予備と入れ替えればすぐ使い続けられるのが強みで、私が2台とも乾電池式を選んできた理由もここにあります。
逆に言えば、毎日充電ケーブルをつなぐ習慣がある方なら、40gの軽さを取って損はありません。乾電池の手軽さを残したまま軽くしたいならG309(旧G304より13g軽い)、軽さを最優先するなら2026年の充電式4機種、というのが乗り換えの考え方になります。
2026年のゲーミングマウス選びで変わった3つのこと
◆ 8,000Hzが「上位機の特権」ではなくなった
2024年頃まで8,000Hzといえばフラッグシップの証でしたが、2026年は1万円台前半のG304 X SUPERLIGHTでも、別売のPRO LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(4,620円)を足せば8,000Hzで使えるようになりました。価格の壁は確実に低くなっています。
ただし注意したいのは、8,000Hzを使うとバッテリーが大きく減るという点です。Viper V4 Proは1,000Hzで約180時間持つのに対し、8,000Hzでは約45時間まで落ちます。常用するなら充電の頻度も一緒に考える必要があるでしょう。
◆ スイッチの方式が多様化した
かつてはメカニカルスイッチ一択でしたが、いまは選択肢が分かれています。Razer Viper V4 Proは光学式、G309は光学式とメカニカルを組み合わせたLIGHTFORCEハイブリッドスイッチ、そしてロジクールのPRO X2 SUPERSTRIKEに至っては物理スイッチそのものを廃してインダクティブセンサーと触覚モーターに置き換えました。
これは単なる仕様の違いではなく、「クリックの押し込み量を自分で設定できるか」という操作性の分岐点になっています。今回の5機種で作動点の調整とラピッドトリガーに対応するのは、PRO X2 SUPERSTRIKEだけです。
◆ 乾電池式が姿を消しつつある
私が仕事で使っている旧G304は単三乾電池1本で最大250時間動く設計でした。電池を替えれば即復帰できるのは、実際に使っていて相当ありがたい部分です。
しかし後継のG304 X SUPERLIGHTは内蔵充電式に変わり、駆動時間も約130時間になりました。99gから59gへという40gの軽量化と引き換えです。2026年発売の4機種はすべて充電式で、今回の5機種で乾電池式はG309だけになりました。この割り切りをどう評価するかは、正直なところ使い方次第だと感じています。
失敗しないゲーミングマウスの選び方|4つのチェックポイント
1. 手のサイズとマウスのサイズを合わせる
軽さ以上に効くのがサイズです。今回の5機種は全長117.3mm(G304 X)から127.1mm(Viper V4 Pro)まで10mm近い幅があります。手の小さい方が127mmの製品をつまみ持ちしようとすると、軽くても扱いにくく感じるはずです。
2. 8,000Hzが本当に必要か考える
対戦FPSで上位を狙うなら意味がありますが、MOBAやMMO、あるいは仕事兼用なら1,000Hzで困る場面はほぼありません。8,000Hzはバッテリーとの引き換えである点も忘れずに。
3. Bluetoothと有線の対応を確認する
意外と見落とされがちですが、Viper V4 ProとPRO X2 SUPERSTRIKEはBluetooth非対応です。ノートPCやタブレットと兼用したい方は、この2機種は候補から外れます。反対にG309はBluetoothに対応する一方で、有線接続には対応しません。
4. DPIの最大値に釣られない
50,000DPIという数字はカタログ映えしますが、実際に使うのは800〜3,200DPI程度です。センサーの追従性能(IPSとG)のほうがまだ実用に関わります。DPIという単位の意味そのものについては、こちらの記事で整理しています。

各マウスの特徴・おすすめポイント
Razer Viper V4 Pro

特徴・強み
- 約49gと5機種で最も軽く、Focus Pro 50K Gen-3センサー(50,000DPI/930IPS/90G)を組み合わせています
- 8,000Hzに有線・無線の両方で標準対応。追加の出費がいりません
- 1,000Hz時で最大約180時間という、8,000Hz対応機としては長いバッテリー
- スクロールを光学式エンコーダーに変更し、前世代の弱点だった耐久性を改善
ここは惜しい・注意点
- 税込26,980円で、価格.comでもほぼ値引きがありません。PRO X2 SUPERSTRIKEと並ぶ高価格帯です
- Bluetooth非対応。ゲーム専用機と割り切る必要があります
- 全長127.1mmは今回の5機種で最長。手が小さい方は店頭での確認をおすすめします
こんな人におすすめ
- 対戦FPSで妥協したくない方
- 8,000Hzを常用しつつバッテリーの心配もしたくない方
- 手が大きめで、かぶせ持ち・つかみ持ちをする方
Logicool G304 X SUPERLIGHT

特徴・強み
- 定番G304の後継として、99gから約59gへ40gの軽量化を達成
- センサーはHERO 44K(100〜44,000dpi/678IPS)へ刷新
- LIGHTSPEED・Bluetooth・有線の3モード対応で、仕事とゲームの兼用がしやすい
- 全長117.3mmと今回の5機種で最もコンパクト。手の小さい方に合いやすいサイズです
- 1年保証版なら11,800円、価格.comでは1万円台前半と、Logicoolの現行軽量機としては手が届きやすい価格です
ここは惜しい・注意点
- 標準では1,000Hzまで。8,000Hz化には別売のPRO LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(4,620円)が必要です
- 乾電池式から内蔵充電式に変わり、駆動時間は250時間から約130時間へ短くなりました
- チルトホイールは非搭載です
こんな人におすすめ
- 旧G304からの買い替えを考えている方
- 手が小さめで、小型のマウスを探している方
- ゲームと仕事を1台で兼ねたい方
Logicool G309 LIGHTSPEED

特徴・強み
- 単三電池1本で長く動く: 2.4GHz(LIGHTSPEED)接続で約300時間、Bluetooth接続なら約600時間
- 光学式とメカニカルを組み合わせたLIGHTFORCEハイブリッドスイッチを搭載
- センサーはHERO 25K(最大25,600DPI)
- 2.4GHzとBluetoothの2モードに対応。ワイヤレス充電マウスパッドのPOWERPLAYにも対応し、その場合は電池を外して68gで使えます
- 公式ストアで9,900円、価格.comでは8,910円と、1万円を切る価格です
実機を使っている立場から
- 私はG309をプライベート用に使っています。選んだ決め手は、仕事用のG304と同じく「電池を替えればすぐ使える」ことでした
- 充電のためにケーブルをつなぐ必要がなく、電池が切れても予備と入れ替えればその場で復帰できます。充電を忘れがちな方ほど、この差は効いてきます
ここは惜しい・注意点
- 86g(単三電池込み)は今回の5機種で最も重く、2026年発売の4機種より25g以上重くなります
- 最大ポーリングレートは1,000Hz(Bluetooth接続時は125Hz)で、8,000Hz化用の別売レシーバーの対応機種にも入っていません
- 有線接続には対応しません
- 2024年7月発売のモデルで、センサーは2026年の上位機(44,000〜50,000DPI)より一世代前です
こんな人におすすめ
- 充電の手間をなくし、電池交換で長く使いたい方
- 仕事用とゲーム用を1台で兼ねたい方(Bluetooth対応)
- 1万円以下でLogicoolのワイヤレスマウスを選びたい方
Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE

特徴・強み
- 物理スイッチを廃したHITS(インダクティブセンサー+触覚モーター)を搭載
- クリックの作動点を自分で調整でき、左右独立のラピッドトリガーが使えます
- HERO 2センサー(44,000DPI/888IPS/88G)と無線8,000Hz対応
- 61gで最大90時間。触覚フィードバックの強さによって変わります
ここは惜しい・注意点
- 2年保証版は29,150円で、今回の5機種では最も高い価格帯です(1年保証版は25,175円)
- Bluetooth非対応。用途はゲームに限定されます
- 2026年発売の4機種の中では、61gがいちばん重い数字です
- 後継のPRO X3 SUPERSTRIKEが2026年10月15日に発売されました。公式ストアの2年保証版どうしで比べると、X2の29,150円に対してX3は32,450円で、差額は3,300円です(10月23日確認)。X3は59g・約135時間・有線でも8,000Hzで、HITSの調整段数はX2と同じです
こんな人におすすめ
- キーボードのラピッドトリガーをマウスでも使いたい方
- クリックの作動点を自分好みに追い込みたい方
- 価格より新しい操作体験を優先する方
後継のPRO X3 SUPERSTRIKEとどちらを選ぶか
保証をそろえた差額3,300円で、X3は2g軽く、電池は約45時間長く、有線でも8,000Hzが使えます。ロジクールは、重心をセンサーの中心に近づけたとも説明しています。これから新しく買うなら、私はX3を選ぶほうが筋がよいと考えます。
X2が向くのは、1年保証版の25,175円で十分な方、国内でホワイトが欲しい方、セールでX3との差が大きく開いたときです。X3は当サイトに個別の記事がないため、この比較ではX2を掲載したまま、X3は後継として扱っています。X2とX3の違いは、X2の記事で表にまとめました。
MSI FORGE GM340 WIRELESS

特徴・強み
- 想定売価3,580円で57g・トライモード接続という、価格破壊に近い構成
- 2.4GHz・Bluetooth 5.2・有線USB-Cの3モードに対応
- 最大82時間のバッテリーとPTFEフィートを標準装備
- BLACK/WHITE/VIOLET/SKY/NAVYの5色展開
ここは惜しい・注意点
- センサーはPixArt PAW3311で最大12,000DPI。上位機とは明確に差があります
- ポーリングレートは1,000Hzまで
- 対応OSはWindows 10以降です
こんな人におすすめ
- 初めてのゲーミングマウスを予算優先で選びたい方
- サブ機・持ち運び用として1台足したい方
- 軽量ワイヤレスがどんなものか、まず安く試してみたい方
どんな人にお勧め?比較から分かる「選び方のポイント」
◆ 迷ったら(総合力)重視派
Logicool G304 X SUPERLIGHT → 3モード接続、59gの軽さ、117.3mmの扱いやすいサイズ、そして1万円台前半という価格。突出した尖りはありませんが、外れにくい選択です。
◆ 軽さ最優先・対戦FPSで勝ちにいく派
Razer Viper V4 Pro → 約49gと5機種で最も軽く、8,000Hzに標準対応しながら1,000Hz時で約180時間持つバッテリー。競技用途で穴が見当たらない構成です。
◆ 新しい操作体験を求める派
Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKE → 今回の5機種でラピッドトリガーが使えるのはこれだけ。10月15日に後継のPRO X3 SUPERSTRIKEが発売され、保証をそろえた差額は3,300円です。新しく買うならX3、1年保証版の安さを取るならX2という分け方になります。
◆ 充電せずに長く使いたい派
Logicool G309 LIGHTSPEED → 単三電池1本で約300時間(2.4GHz接続時)。私自身がプライベートで使っているモデルで、電池を替えればすぐ戻れる気楽さは充電式にない強みです。
◆ コスパ重視派
MSI FORGE GM340 WIRELESS → 3,000円台で57g・トライモード。この価格帯に競合がほぼいません。
Logicool G309 LIGHTSPEED → 1万円を切る価格で、Logicoolの2.4GHz接続とBluetoothの両方が使えます。
◆ 仕事と兼用したい派
Logicool G304 X SUPERLIGHT・G309 LIGHTSPEED・MSI FORGE GM340 WIRELESS → いずれもBluetooth対応で、ノートPCとの併用がしやすい構成です。Viper V4 ProとPRO X2 SUPERSTRIKEはBluetooth非対応なので、この用途では候補から外れます。
価格帯と買い時の考え方
今回の5機種は、実売で3,000円台(FORGE GM340)・9,000円前後(G309)・1万円台前半(G304 X)・2万円台後半(Viper V4 Pro、PRO X2 SUPERSTRIKE)と価格帯がきれいに分かれています。予算を先に決めれば、候補は自動的に1〜2機種まで絞れるはずです。
買い時という観点では、PRO X2 SUPERSTRIKEだけ事情が異なります。後継のPRO X3 SUPERSTRIKEが10月15日に32,450円で発売されましたが、10月23日時点でX2の公式ストア価格は29,150円(2年保証版)/25,175円(1年保証版)のままで、値下がりはまだ見られません。また、G304 XとPRO X2は同じ本体でも保証期間(1年か2年か)で価格が変わるので、買うときはどちらの版かを確認しておくと損をしません。
よくある質問(FAQ)
- Q8,000Hz対応のマウスは本当に体感できますか?
- A
対戦FPSの上位帯であれば差を感じる方はいます。ただしモニターのリフレッシュレートやPC性能が伴っていないと効果は限定的です。1,000Hzでも大半の用途では十分だと考えています。
- Q軽いマウスほど良いのでしょうか?
- A
一概には言えません。軽すぎると手のブレがそのままカーソルに乗るため、ローセンシで大きく振る方はある程度の重量があったほうが安定します。49gと86gのどちらが自分に合うかは、実際に握ってみるのが確実です。
- Q乾電池式のマウスはもう選べませんか?
- A
選べます。2026年発売の新モデルは充電式ばかりですが、今回取り上げたG309 LIGHTSPEEDのように、乾電池式の現行モデルも残っています。私自身、仕事用のG304とあわせて乾電池式を使い続けています。
- QBluetooth接続でもゲームはできますか?
- A
できますが推奨はしません。たとえばG309は、Bluetooth接続時のポーリングレートが125Hzまで下がります(2.4GHz接続時は1,000Hz)。ゲームは2.4GHz、事務作業はBluetoothという使い分けが現実的です。
- QLogicool G304 X SUPERLIGHTを8,000Hzで使うには?
- A
別売のPRO LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(4,620円)を追加すると最大8,000Hzで使えます。1年保証版の本体と合わせると16,420円になるため、最初から8,000Hz目当てなら、標準で8,000Hzに対応する機種との比較もおすすめします。
まとめ
いま買えるゲーミングマウス5機種を並べてみると、2026年の新モデルにとって軽さはもう差別化要因ではなくなったことがはっきりします。4機種が49gから61gの範囲に収まり、そのうえで価格は3,000円台から3万円近くまで開いているからです。
では何で選ぶのか。今回の比較から見えたのは、次の4点でした。
- 8,000Hzが必要かどうか。必要ならViper V4 ProかPRO X2 SUPERSTRIKE(G304 Xは別売レシーバーで対応)、不要ならG304 X SUPERLIGHT・G309・FORGE GM340で十分
- Bluetoothが必要かどうか。仕事兼用ならViper V4 ProとPRO X2 SUPERSTRIKEは候補外
- 充電式か乾電池式か。毎日の充電を苦にしないなら40g軽い2026年モデル、電池交換で気楽に使いたいならG309
- 手のサイズに合うかどうか。117.3mmから127.1mmまで10mmの幅があり、ここは体感差が大きい
私自身は旧G304を仕事用に2台、G309をプライベートで使い続けていて、乾電池式の気楽さに助けられてきました。だからこそ、後継のG304 X SUPERLIGHTが40gの軽量化と引き換えに内蔵充電式へ移行したことには、素直な進化と少しの寂しさの両方を感じています。
どれを選んでも一定の水準はクリアしている5機種です。だからこそ「何を一番譲れないのか」をはっきりさせてから選ぶことが、後悔しない最短ルートになるはずです。







