【99g→59g】ロジクール G304 X SUPERLIGHTレビュー|旧G304との違いを検証

4.0
ロジクール G304 X SUPERLIGHT本体。マウスパッド上で中央のLIGHTSYNC RGBがシアンに発光している演出カット マウス
新搭載のLIGHTSYNC RGB。旧G304のdpi表示専用の単色LEDから置き換わった。引用: https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/g304-x-superlight

軽量ワイヤレスゲーミングマウスの世界は、この数年で一気に50g台が当たり前になりました。そんな流れの中で、ロジクールの定番エントリー機として長く売れ続けてきた「G304 LIGHTSPEED」に、ついに後継機が登場します。

2026年7月16日に発売された G304 X SUPERLIGHT は、旧G304と同じ形状を保ちながら、重量を99gから59gへと約40g削り、センサーをHERO 44Kへ、電源を単三乾電池から内蔵充電式へと入れ替えた意欲的なモデルです。価格は税込12,980円。旧G304が実売5,000円前後だったことを思えば、性格そのものが変わったと言ってもよいでしょう。

この記事では、G304 X SUPERLIGHTのスペックと注目ポイント、そして正直に気になった点までを、旧G304を実際に使い続けてきた立場から整理します。買い替えを迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

製品スペック

まずはG304 X SUPERLIGHTの基本スペックを確認しましょう。

項目仕様
製品名ロジクール G304 X SUPERLIGHT LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス
型番G304X-SL-BK / G304X-SL-WH
発売日2026年7月16日
価格帯税込 約11,700〜12,980円前後(オープン価格)
センサーHERO 44K(100〜44,000dpi)
最大速度 / 最大加速度678IPS / 40G
ポーリングレート1,000Hz(別売レシーバー併用で最大8,000Hz)
重量約59g
サイズ117.3 × 63.9 × 38.2mm
ボタン数6ボタン(チルト機能は非搭載)
スイッチ公式に記載なし
接続方式LIGHTSPEEDワイヤレス / Bluetooth / 有線(USB-C)
バッテリー内蔵充電式リチウムイオン・約130時間
ライティングLIGHTSYNC RGB(本体中央)
カラバリブラック、ホワイト

スイッチの種別と耐久クリック数は、競合各社がほぼ公表しているのに対してロジクールは非公開としています。海外の分解報告ではOmron製のメカニカルスイッチと特定されていますが、これはユーザーによる調査であって公式情報ではないため、本記事では確定情報として扱いません。

なお、この製品は日本のみ「G304X」という型番で、海外では「G305 X SUPERLIGHT」として販売されています。海外レビューを探すときは後者で検索する必要があるので、覚えておくと便利です。

旧G304からの進化

G304 X SUPERLIGHTを理解する一番の近道は、旧G304 LIGHTSPEEDと並べて見ることです。私自身、仕事用にG304 LIGHTSPEEDを2台、プライベート用にG309 LIGHTSPEEDを愛用しているので、この新旧の差分は他人事ではありませんでした。

項目G304 LIGHTSPEED(2018年)G304 X SUPERLIGHT(2026年)
重量99g(単三電池1本含む)約59g
サイズ116.6 × 62.15 × 38.2mm117.3 × 63.9 × 38.2mm
センサーHERO(200〜12,000dpi)HERO 44K(100〜44,000dpi)
最大速度400IPS超678IPS
ポーリングレート1,000Hz1,000Hz(別売で8,000Hz)
電源単三乾電池1本内蔵充電式リチウムイオン
バッテリー持続最大250時間約130時間
接続方式LIGHTSPEEDのみLIGHTSPEED / Bluetooth / 有線
ライティング単色LED(dpi表示のみ)LIGHTSYNC RGB
実売価格約5,000円前後約11,700円前後

99gから59gへ、約40gの軽量化

新旧でもっとも大きく変わったのが重量です。ロジクール公式も「約40g軽量化」と明記しており、数字のインパクトは相当なものがあります。

面白いのは、サイズはほぼ変わっていない点です。全長は116.6mmから117.3mmへ、幅は62.15mmから63.9mmへとわずかに大きくなっているだけで、あの卵型のシルエットはそのまま受け継がれました。つまり「慣れた形のまま、中身だけ40g抜いた」という設計思想ですね。旧G304の形状を気に入っていた人にとっては、これほどありがたい進化はないでしょう。

ロジクール G304 X SUPERLIGHTを真横から見たサイドプロファイル。高さ38.2mmの低くなだらかな卵型シルエット
全高38.2mmは旧G304と同値。慣れた卵型シルエットがそのまま受け継がれている。引用: https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/g304-x-superlight

乾電池式から内蔵充電式へ

もうひとつの根本的な変更が電源方式です。旧G304は単三乾電池1本で動き、最大250時間という長寿命が売りでした。新型は内蔵充電式リチウムイオンに切り替わり、USB-Cで充電する方式になっています。

40gの軽量化の正体は、かなりの部分がここにあります。単三のアルカリ乾電池はおおよそ23〜24g、エネループでも27g前後の重さがあるので、電池を積まない設計に変えた効果は非常に大きいわけです。

ロジクール G304 X SUPERLIGHTを斜め上から見た製品画像。前面のUSB-C充電端子とLIGHTSYNC RGB、左サイドの2ボタンが見える
前面のUSB-C端子が、乾電池式から内蔵充電式へ切り替わったことを物語る。引用: https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/g304-x-superlight

旧G304 LIGHTSPEED単体のレビューも別記事にまとめてあります。旧型側の評価を踏まえて比べたい方は、こちらもどうぞ。

注目ポイント1:40gの軽量化が変える「持ち上げる」動作

軽量化の恩恵は、実はカーソルを動かしている最中よりも、マウスを持ち上げる瞬間に強く出ます。

FPSで振り向いたあとにマウスを持ち上げてパッドの中央に戻す、いわゆるリフトオフの動作は、1試合のあいだに何十回も繰り返されます。ここで40gの差は無視できません。海外のレビューでも、単四電池アダプターで軽量化した旧G305と比べてなお「レンガのように感じた」という表現が出てくるほどです。

日本語のAmazonレビューにも、旧G304の「持ち上げる時の重さにどうしても慣れず」という不満が新型で解消されたという声が上がっています(引用: https://www.amazon.co.jp/dp/B0H4HQNVJV )。長時間の作業で手首に疲労を溜めたくない方にも、この差は効いてくるはずです。

ただし公称59gという数字については、少し幅を持って見ておくのが良さそうです。海外の複数媒体は実測61gと報告しており、レビューサイトRTINGSの暫定計測では57.7gという値も出ています。いずれにせよ「60g前後」という理解で大きくは外れません。

注目ポイント2:HERO 44Kセンサーへの世代交代

センサーは旧G304のHERO(最大12,000dpi)から、HERO 44K(最大44,000dpi) へと世代交代しました。dpiの上限はおよそ3.7倍、最大追従速度も400IPS超から678IPSへと引き上げられています。

正直なところ、44,000dpiという数字を実際に使う人はほとんどいません。多くのゲーマーは800〜1,600dpiの範囲で運用しているからです。大事なのは上限値そのものではなく、その上限を確保できるセンサーが持つ余裕のほうでしょう。

そしてこのセンサーは、今回集めた海外の実機レビュー6本すべてで高評価を受けていました。批判が1件も出ていない唯一の項目です。注目したいのは、この44,000dpi帯が実売2万円台後半の上位機PRO X SUPERLIGHT 2と同じ水準だという点。センサー性能に関して言えば、1万円台前半のマウスが上位機に肩を並べたことになります。

注目ポイント3:LIGHTSPEED+Bluetooth+有線のトライモード化

接続方式も強化されました。旧G304はLIGHTSPEEDワイヤレス専用でしたが、新型はLIGHTSPEED・Bluetooth・有線接続の3通りに対応します。

  • LIGHTSPEED(2.4GHz): ゲーム用のメイン接続。付属レシーバーを使用します
  • Bluetooth: レシーバーを使わずノートPCやタブレットに直接つながるため、外出先での作業に便利です
  • 有線(USB-C): 充電しながらそのまま使えるので、バッテリー切れが実質的に怖くなくなります

そしてここが面白いところなのですが、ロジクールの上位機であるPRO X SUPERLIGHT 2、同DEX、G PRO X2 SUPERSTRIKEは、いずれもBluetoothに対応していません。競技用途に振り切った設計だからです。つまり接続の自由度という点では、この下位機が上位機を上回っていることになります。

私自身、MacBook Pro中心の環境で仕事をしているので、レシーバーを1つ挿さずに済むBluetooth対応はかなり実用的な魅力に映りました。ドッキングステーションのポートは常に不足しがちですから。

注目ポイント4:約130時間のバッテリーとUSB-C急速充電

バッテリー持続時間は約130時間(1,000Hz接続時)です。旧G304の最大250時間と比べると数字の上では半減しており、ここだけを見ると後退したように思えます。

ただ、この130時間という公称値は、海外の実機レビュー2媒体が実使用で裏付けています。1日3時間使ったとして単純計算で40日以上。充電間隔は余裕で1週間を超えるという報告もあり、実用上のストレスはかなり小さいと考えていいでしょう。

さらに強力なのが急速充電で、2分の充電で約3.5時間プレイできるとされています。ゲームを始めようとしたらバッテリーが切れていた、という場面でも、飲み物を用意しているあいだに復帰できる計算です。

そして見逃せないのが上位機との比較です。PRO X SUPERLIGHT 2とDEXは約95時間、G PRO X2 SUPERSTRIKEは約90時間。130時間という数字は、2万円台の上位機をすべて上回っています。

注目ポイント5:別売レシーバーで8,000Hzに引き上げられる

G304 X SUPERLIGHTの弱点として真っ先に挙げられるのが、ポーリングレートが標準1,000Hz止まりという点です。競技志向のモデルは8,000Hz対応が増えているため、スペック表だけを見ると物足りなく感じるかもしれません。

そもそもポーリングレートが何を左右する数値なのかは、別記事で詳しく解説しました。1,000Hzと8,000Hzの体感差が気になる方はあわせてご覧ください。

ところが、ロジクール公式の「PRO LIGHTSPEED ワイヤレスレシーバー」(税込4,620円)の製品ページには、対応機種としてG304 / G305 X SUPERLIGHTが明記されており、最大8kHzのレポートレートに対応すると記載されています。

つまり 12,980円 + 4,620円 = 17,600円 で、「59g・44,000dpi・8,000Hz」という構成が成立します。これはPRO X SUPERLIGHT 2 SEの実売を下回る金額です。

ここで公平に付け加えておきたい点があります。1,000Hz止まりは、この機種だけの弱点ではありません。Razer Viper V3 HyperSpeed、Pulsarの主要モデル、Razer DeathAdder V3 HyperSpeedも、いずれも標準は1,000Hzで、8,000Hz化には別売ドングルが必要になります。この価格帯では、まだ8,000Hz標準搭載が当たり前にはなっていません。

なお日本語のプレスリリースは8,000Hz化に一切触れておらず、1,000Hzのみを記載しています。購入前にレシーバー側の在庫状況も確認しておくと安心でしょう。

気になるポイント

完成度の高い製品ではありますが、正直に気になる点もいくつかあります。むしろここが判断の分かれ目になるでしょう。

ソールの評価が真っ二つに割れている

英語圏でもっとも声が大きい不満が、底面のソール(スケート)です。大手ゲーミングメディアのPC Gamerはマイナス点の筆頭に挙げ、「硬くてガリガリする」と表現しています(引用: https://www.pcgamer.com/hardware/gaming-mice/logitech-g305-x-superlight-review/ )。コミュニティでも「紙やすりか」「布パッドで最悪」といった強い言い方が並びます。

一方で、3種類のマウスパッドとガラス面で検証した別の媒体は「滑らかで抵抗も適切」と肯定的に結論づけており、評価は完全に分裂しています。マウスパッドとの相性次第で体験が大きく変わる部分と考えるのが妥当でしょう。社外ソールへの交換で解決できる領域ではありますが、ソール幅が狭く汎用品が入るか分からないという報告もあります。

「SUPERLIGHT」の名に対する反発

−40gは旧G304ユーザーにとって劇的な進化です。しかし2026年の絶対水準で見ると、59gという数字は特別に軽いわけではありません。

同じロジクールのSuperlight 2cが51g、Pulsar X2H v3 Miniが51g、7月28日から先行販売が始まるKeychron G6 HE UltraLightは46g前後です。海外のコミュニティでは「SUPERLIGHTが同じ部屋にいるのか」という皮肉が最多の支持を集め、国内の掲示板でも同種の反発が見られました。

旧G304からの進化としては劇的、2026年の軽量マウスの絶対水準としては平凡。この二段構えで受け止めるのが実態に近いと思います。

表面コーティングとサイドボタンへの不満

日本語・英語のどちらでも共通して挙がるのが表面の質感です。Amazonの日本語レビューには「旧よりもグリップ感が足りません」という指摘があり、海外でも質感に失望したという声が出ています。

メインクリックはおおむね好評ですが、サイドボタンには「軽くてぐにゃっとしている」という厳しい評価と「旧G305から改善された」という肯定の両方がありました。ホイールクリックが上位機より硬いという指摘も複数見られます。この辺りは店頭で触れる機会があれば確認しておきたいところです。

実売価格が旧G304の約2.3倍になった

見方によっては、これが最大の変化かもしれません。旧G304は現在も実売4,800〜5,700円ほどで買えますが、新型は約11,700円。倍率で約2.3倍です。

価格.comの旧G304のレビューには「5000円以下でひと通りちゃんとしてる無線のゲーミングマウスが買えると考えたらコスパは良い」という評価が残っています。この「入門機の名機」という立ち位置を、新型は引き継いでいません。日本語のAmazonレビューにも「この価格を出して買うマウスかと言われれば、結構微妙」という★2の声があります。

さらに悩ましいのが、同社G309 LIGHTSPEEDと定価が完全に同一(12,980円)だという点です。G309は実売8,900円台まで下がっており、乾電池で約300時間動き、スイッチ種別も公表されています。同じ価格で真逆の設計思想の兄弟機があるという状況は、購入前に必ず意識しておきたいところです。

スイッチ非公表と、G HUB周りの報告

前述の通り、スイッチ種別と耐久クリック数が公式に非公表です。長く使うつもりの製品でこの情報がないのは、正直あまり気持ちのよいものではありません。

加えて海外コミュニティでは、G HUBおよびOnboard Memory ManagerでLOD(マウスを持ち上げたときにセンサーが反応しなくなる高さ)を変更できないという報告が複数上がっています。関連してトラッキングが不安定になるという声も少数ながら見られました。ただし反証もあり、公式見解は現時点で出ていません。断定はできませんが、頭に入れておく価値はある情報です。

おすすめな人・使用シーン

G304 X SUPERLIGHTは、以下のような方に向いています。

旧G304・G305の形状を気に入っている方

これがもっとも分かりやすい適合層です。サイズがほぼ変わらないまま40g軽くなったのですから、乗り換えの違和感は最小限で済みます。

  • 形状が同一系統: 慣れたグリップをそのまま維持できます
  • 持ち上げが軽い: リフトオフ動作の負担が明確に減ります
  • レシーバーの収納位置が本体裏に移動: 旧型で不安だった電池カバーの脱落から解放されます

私自身、G304を2台使い続けている理由は形が手に馴染んでいるからで、電池交換で長く使える点も選定の決め手でした。乾電池運用を諦める代わりに40gを手に入れるかどうか、まさにここが判断の分岐点になると思います。

上位機が手に大きすぎた方

意外に多いのがこの層です。海外・国内のレビューには「PRO X2を買ったが大きすぎて馴染まなかった」という声が繰り返し登場します。PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは全長125.8mm、G304 X SUPERLIGHTは117.3mm。8.5mmの差は、つまみ持ちやつかみ持ちの方には決定的です。

レシーバーを挿さずに使いたい方

Bluetooth対応は上位機にない武器です。ノートPC1台で完結させたい方、複数のマシンを行き来する方、USBポートを節約したい方には、この一点だけでも選ぶ理由になります。有線接続も可能なので、充電を忘れても作業が止まりません。

センサー性能にはこだわりつつ予算を抑えたい方

HERO 44Kは上位機と同じ44,000dpi帯です。「センサーは妥協したくないが2万円台は出せない」という方にとって、1万円台前半でこの性能に手が届くのは魅力的でしょう。

競合製品との比較

同価格帯の軽量ワイヤレスゲーミングマウスと並べてみましょう。

項目G304 X SUPERLIGHTRazer Viper V3 HyperSpeedPulsar X2H v3 MiniKeychron G6 HE UltraLight
価格税込 約11,700円前後税込 約11,200円前後税込 約14,960円前後税込 約14,300〜17,900円前後
重量約59g約82g約51g約46g
センサー最大dpi44,00030,00032,00040,000
ポーリングレート1,000Hz(別売で8,000Hz)1,000Hz(別売で8,000Hz)1,000Hz(別売で8,000Hz)8,000Hz(標準)
バッテリー充電式・約130時間単三1本・約280時間公式に記載なし8,000Hz時 約35時間
接続方式LIGHTSPEED / BT / 有線2.4GHzのみ2.4GHzのみ2.4GHz / BT / 有線

vs Razer Viper V3 HyperSpeed

価格はほぼ同じですが、重量差23gはあまりに大きく、ここはG304 X SUPERLIGHTの明確な勝ちです。dpi上限、Bluetooth対応、有線対応でも新型が上回ります。

Viper側の武器は乾電池で約280時間という圧倒的な持続時間と、スイッチ耐久回数を公表している点です。充電という行為そのものを排除したい方なら、こちらを選ぶ理由は十分にあります。

vs Keychron G6 HE UltraLight

性能面ではKeychronが明確に上位です。46g前後という軽さ、8,000Hz標準対応、ラピッドトリガー相当の機能、着脱式バッテリーと、スペック表だけを見れば見劣りしません。

対してG304 X SUPERLIGHTの防衛線は3つあります。ひとつは価格で、2,000〜5,000円ほど安く収まる点。ふたつめはバッテリーで、8,000Hz接続時に約35時間のKeychronに対し、130時間という差は日常運用でかなり効いてきます。そして3つめがロジクールというブランドのサポート体制と入手性です。Keychron G6 HEは先行販売という形式で、通常価格での安定供給が始まるタイミングが読みにくい面があります。

vs G309 LIGHTSPEED(同社の兄弟機)

もっとも悩ましい相手が、実は同じロジクールのG309です。定価は12,980円で完全に同額ですが、実売は8,900円台まで下がっています。

G309は単三乾電池1本で約300時間動き、LIGHTFORCEハイブリッドスイッチを公表し、ワイヤレス充電マウスパッドPOWERPLAYにも対応します。重量は86gと重いものの、乾電池運用を続けたい方には明確にこちらが正解です。逆に27gの軽さと44,000dpiのセンサー、有線接続を求めるならG304 X SUPERLIGHTでしょう。同じ価格で思想が正反対という、なかなか面白い並びですね。

G309 LIGHTSPEEDについては個別にレビューしています。乾電池運用を続けたいという方は、こちらもあわせて検討してみてください。

よくある質問(Q&A)

Q
Q. 旧G304から乗り換える価値はありますか?
A

持ち上げる動作の軽さを重視するなら大いにあります。ただし乾電池運用を手放すことと、実売で約6,000円の追加出費を受け入れられるかが前提です。

Q
Q. 乾電池は使えますか?
A

使えません。内蔵充電式リチウムイオンのみで、充電はUSB-C経由です。乾電池にこだわるなら旧G304かG309が選択肢になります。

Q
Q. バッテリーが劣化したら交換できますか?
A

底面のネジが露出しており、電池は接着ではなくクリップ留めのため交換可能と海外レビューで報告されています。ただし分解には想定以上の力が必要という指摘もあるようです。

Q
Q. 8,000Hzで使うには何が必要ですか?
A

別売の「PRO LIGHTSPEED ワイヤレスレシーバー」(税込4,620円)が必要です。公式ページに本機が対応機種として明記されています。

Q
Q. Macでも使えますか?
A

Bluetoothと有線に対応しているため問題なく使えます。ボタン割り当てを変更するにはG HUBのインストールが必要です。

Q
Q. 手が大きい人にも合いますか?
A

全長117.3mmと小ぶりなため、かぶせ持ちで手の大きい方には小さすぎるという指摘が海外レビューで複数出ています。つまみ持ち・つかみ持ち向きと考えるのが安全です。

まとめ

G304 X SUPERLIGHTは、「慣れた形のまま40g軽くなった旧G304」として見れば、ほぼ文句のない後継機です。センサーは上位機と同じ44,000dpi帯へ、接続は上位機にないトライモードへ、バッテリーは上位機を上回る130時間へ。旧G304ユーザーが抱えていた不満のうち、重さという最大の課題は確実に解決されました。

一方で、この製品は旧G304が持っていた「5,000円で買える無線ゲーミングマウスの名機」という肩書きは受け継いでいません。実売で約2.3倍になり、同社G309と同じ価格帯に並び、ソールやコーティングには不満の声もあります。名前は継いだけれど、役割は継いでいない製品と言えるでしょう。

  • 軽量化: 99g→59g、約40g減。リフトオフ動作の負担が明確に軽くなりました
  • センサー: HERO 44K(100〜44,000dpi・678IPS)。海外実機レビュー6本すべてで高評価
  • 接続性: LIGHTSPEED+Bluetooth+有線のトライモード。上位機にはない自由度です
  • バッテリー: 約130時間+2分充電で3.5時間。上位機の95時間を上回ります
  • 拡張性: 別売レシーバー(4,620円)併用で最大8,000Hzに対応

旧G304・G305の形状が手に馴染んでいる方、上位機のサイズが合わなかった方、レシーバーを挿さずに運用したい方には、素直におすすめできる一台です。逆に乾電池運用を続けたい方はG309、絶対的な軽さを追うならKeychronやPulsarという選択になるでしょう。

項目別評価

前モデルを2台使ってきた立場から、差分も含めて5項目で点数化してみました。

  • クリック感:★★★☆☆ 3.5(メインは好評だがサイドボタンとホイールに不満の声)
  • 軽さ・形状:★★★★☆ 4.0(旧比40g減は劇的、ただし59gは2026年基準では平凡)
  • センサー精度:★★★★☆ 4.5(44,000dpi・678IPS、海外6媒体が高評価。LOD報告のみ懸念)
  • バッテリー:★★★★☆ 4.5(130時間実測裏付け+2分で3.5時間、上位機を上回る)
  • コスパ:★★★☆☆ 3.5(実売2.3倍。G309やKeychronとの競合が厳しい)
  • 総合:★★★★☆ 4.0

私自身、仕事用のG304を2台とも電池交換で長く使ってきたので、乾電池式を手放す決断にはまだ少し迷いがあります。それでも、あの形のまま40g軽くなったという事実は、実際に毎日握っている人間としては素直に魅力的です。旧G304の重さに引っかかりを感じたことがある方なら、ぜひ一度店頭で持ち上げてみてください。数字ではなく手のほうが先に答えを出してくれるはずです。

プログラマー。高校時代のWALKMAN+Sonyイヤホンをきっかけに、10年以上にわたってオーディオを中心にガジェットを買い続けています。SONY XBA-A3は今も現役で愛用、Sonyワイヤレスイヤホンは3世代追いかけて進化を体感してきました。得意領域はイヤホン・ヘッドホン、4K有機ELテレビ、ゲーミングマウス、PC周辺機器。「自分が本気で買うつもりで判断軸を作る」スタンスで、後悔のない買い物のための情報を発信しています。

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