【TGS2026】Keychronとぶいすぽっ!レバーレス現地レポート|Nape Proは2割引

東京ゲームショウ2026のKeychronブースに展示された巨大なキーボードのディスプレイ キーボード
Keychronブースの巨大キーボード展示(筆者撮影)

東京ゲームショウ2026のビジネスデイ初日、9月17日に幕張メッセを歩いてきました。主役はゲームですが、キーボードやコントローラーといった入力デバイスのブースも負けずに賑わっています。

今回取り上げるのは2つ。Keychron のブースと、「ぶいすぽっ!」×「ストリートファイター6」のコラボモデルを並べた PUNK WORKSHOP のブースです。Keychronでは磁気スイッチのキーボードを実際に打ち、トラックボールの Nape Pro も手に取りました。Nape Proは会場なら定価の2割引、10,120円で買えます。

この記事では、TGS2026のKeychronブースとPUNK WORKSHOPブースで「何に触れて、何が買えて、いくらか」を整理します。一般公開日(9月19日〜21日)の下見にも使えるので、ぜひ最後までご覧ください。

2つのブースで今すぐ買えるもの、受注中のもの

Keychronは会場で買えて、PUNK WORKSHOPは公式ストアでの受注です。同じ「入力デバイスのブース」でも、財布を出すタイミングが違います。

ブース場所主な展示買い方価格の目安(税込)
KeychronHALL 10・10-E22磁気スイッチのHEシリーズなど20種類以上一部製品を会場で販売(会期中は通常価格から最大20%割引)Nape Pro 10,120円(TGS特価)
PUNK WORKSHOPぶいすぽっ!×スト6 コラボの MINI BOX レバーレスコントローラー3モデル公式オンラインストアで受注(10月12日まで)39,980円〜

会期は9月17日・18日がビジネスデイ、19日〜21日が一般公開日です。Keychronのブース内には、遊舎工房とギズモード・ジャパンの展示も入っています。

Keychronの主役は、磁気スイッチの「HE」シリーズ

製品名に「HE」が付くKeychronのキーボードは、磁気スイッチ搭載モデルです。キーに付いた磁石の位置をセンサーで読み取るので、どこまで押したら入力されるか(アクチュエーションポイント)を変えられます。K2 HE・K4 HE・K8 HE・K10 HE なら0.2〜3.8mmの範囲で0.1mm刻みに調整可能。キーが戻り始めた瞬間に入力を切る「ラピッドトリガー」にも対応しています。

全キーを磁気スイッチにするか、必要なキーだけにするかは、メーカーによって考え方が分かれるところでしょう。ロジクールが一部のキーだけをアナログ化した例は、別の記事で整理しています。

私が写真に収めたHEシリーズは5機種です。サイズは4段階あるのに、K2 HE から K10 HE までの価格は2段階しかありません。

モデルサイズ会場の表示価格(税込)重量駆動時間(最大)
K2 HE75%27,940円約965g110時間
K8 HEテンキーレス27,940円約1,162g約110時間
K4 HE96%29,480円約1,066g110時間
K10 HEフルサイズ29,480円約1,310g120時間
Q1 HE75%(オールアルミ)44,990円約1,735g

※重量は日本語配列モデルの公式値。K2 HE・K4 HE・K8 HE・K10 HE は、会場に並んでいた木目入りのスペシャルエディション(アルミと木材を組み合わせたフレーム)の値です。木材を使わないスタンダード版は少し重くなります。Q1 HE はオールアルミのボディです。

75%の K2 HE とテンキーレスの K8 HE が同じ27,940円、96%の K4 HE とフルサイズの K10 HE が同じ29,480円。価格差は最大でも1,540円なので、置き場所とテンキーの要不要だけで決めてかまいません。4機種とも2.4GHz・Bluetooth・有線で接続でき、日本語配列があります。Q1 HE は K2 HE より17,050円高く、重さは約1.8倍です。なお、Q1 HE のアクチュエーションポイントの調整範囲は、公式ページ内でも表記が分かれていました。

Keychron K4 HEの展示。黒いキーキャップに木製のサイドパネルを組み合わせた96%レイアウト
K4 HEの展示機。会場の価格表示は29,480円だった(筆者撮影)

会場で打鍵した感触

K4 HEをはじめ、HEシリーズを打ってみました。押し心地はむにっとした柔らかさがあり、押し込んでいて気持ちがいい。打鍵音も静かめで、耳につく感じはありませんでした。個人的には、カチッとしたメカニカルより好きな部類です。

外装は全体にマットな質感です。木目の入ったモデルは落ち着いた雰囲気で、並べて見ても高級感がありました。毎日触る道具だからこそ、使いたくなる見た目は大事です。HEシリーズは所有感をしっかり満たしてくれるデザインだと感じました。

ただし会場は周囲の音が大きく、静かな部屋でどう聞こえるかまでは判断できません。なお、HEシリーズの展示機は command/option 印字のキーキャップでした。

木目がいちばん映えるのは、オールウッドの K2 HE

K2 HE には、ボディにウォールナット材を使った「オールウッドスペシャルエディション」があります。側面はCNC加工のアルミ、センサーはTMRセンサーで、重量は890g。会場の表示価格は38,940円と、木目入りの K2 HE より11,000円高く、国内では2026年3月に販売が始まりました。

Keychron K2 HE オールウッドスペシャルエディション。ブラウンのキーキャップと木製ボディ
オールウッドのK2 HE。キーキャップもブラウン系でまとめられている(筆者撮影)

Nape Proは、会場なら10,120円

Nape Proは、キーボードの手前に置いて、ホームポジションから手を離さずにカーソルを動かすための細長いトラックボールです。ギズモード・ジャパンとの共同開発で、クラウドファンディングを経て2026年8月28日に一般販売が始まりました。

会場ではブラックとホワイトが並び、定価12,650円に対してTGS特価は10,120円。ちょうど2割引です。専用のシェルパームレストも、定価5,280円が会場では4,224円になっていました。9月17日時点ではKeychron Japan公式ストアでも定価から15%引きで表示されていましたが、それと比べても会場のほうが600円ほど安くなります。

項目仕様
接続2.4GHz/Bluetooth/USB-C(有線)
ボール直径25mm
ボタンカスタマイズ可能な6ボタン+コントロールダイヤル
クリックスイッチHuano製の静音マイクロスイッチ
センサーPixArt 3222(400〜4,000DPI)
ポーリングレート125/500/1,000Hz
バッテリー200mAh・最大50時間(充電 約2時間)
サイズ135×35.4×36.73mm
ファームウェアZMK(Keychron Launcherで設定)
価格定価 税込12,650円(TGS特価 10,120円)

本体は8方向の向きで置けます。ボタンの数は、会場のパネルでは「4つのカスタマイズ可能なボタン」、Keychronの公式ページでは「6 Custom Buttons」(6個)と書き方が分かれていました。重量と対応OSは、国内の公式ページに記載がありません。

Keychron Nape ProのブラックとホワイトとシェルパームレストのTGS特価表示
手前がNape Pro。値札の「TGS特価」はNape Proとシェルパームレストに付いていた(筆者撮影)

私自身、普段はロジクールのマウスを使っていて、トラックボールは常用していません。それでもNape Proのボールは滑らかに転がり、親指で操作するにはちょうどいい大きさでした。本体裏の両サイドに滑り止めがあり、操作中に本体がズレることもありません。

シェルパームレストは、左右のパーツを重ねるとNape Proのケースになり、レシーバー(ドングル)もしまえます。持ち運びまで考えられた作りです。触れたのは会場での短い時間だけなので、長時間使ったときの親指の疲れ方までは分かりません。

磁気スイッチ以外は7,480円から

HEシリーズ以外のモデルは、いちばん安いB33といちばん高い黒神話:悟空モデルで6倍近い価格差があります。

モデル形状・スイッチ会場の表示価格(税込)特徴
B33テンキーレス・シザースイッチ7,480円静音設計、最大320時間、バックライトなし
J975%・ロープロファイル14,960円約598g、ホットスワップ対応
K1 Max80%・ロープロファイル19,360円表示価格は白色バックライト・ホットスワップ非対応版
Q1 Ultra 8K75%・メカニカル39,930円有線・2.4GHzで8,000Hz、オールアルミ
黒神話:悟空75%・メカニカル43,890円デラックスエディション、英語配列のみ

このうち国内で2026年に販売が始まったのは、B33(単体、4月)、Q1 Ultra 8K(5月)、J9(6月)です。

Q1 Ultra 8K は、磁気スイッチではない

Q1 Ultra 8K のスイッチは、Keychronの Silk POM メカニカルスイッチです。「8K」はポーリングレートのことで、有線と2.4GHz接続ではPCへの報告回数が毎秒8,000回になります。数値が上がると何が変わるのかは、用語解説で説明しています。

ファームウェアはZMK、重量は約1,724gです。駆動時間は会場のパネルと代理店の告知が「最大660時間」、Keychron Japan公式ストアの仕様表が645時間で、表記が揃っていません。

Keychron Q1 Ultra 8Kの展示。黒いアルミボディにノブを備えた75%レイアウト
Q1 Ultra 8K。パネルには「8Kポーリングレート」「最大660時間のバッテリー耐久」と並ぶ(筆者撮影)

B33 は、ノートPCの打ち心地に近い7,480円

B33 は、多くのノートPCと同じシザースイッチを使ったテンキーレスです。静音設計で、最大320時間動き、重さは約550g。バックライトはなく、日本語配列はかな印字のないタイプです。ノートPCのような浅い打ち心地を外付けでも使いたい人の候補になります。

Keychron B33の展示。紺とグレーのキーキャップを組み合わせたテンキーレス
B33。会場で見たキーボードの中ではいちばん手頃な7,480円(筆者撮影)

悟空モデルはゲーム『黒神話:悟空』とのコラボで、真鍮製キーキャップと瓢箪(ひょうたん)形のノブが付きます。国内では2025年9月に発売されました。

人だかりで触れなかった「Valkey Orb」

Keychronのブースで人だかりができていたのが、左右に分かれたキーボードの前です。遊舎工房とKeychronが共同開発した「Valkey Orb」の試作機で、今回のTGSが世界初披露。私は覗き込むのが精一杯で、触ることはできませんでした。写真もないため、公表されている情報で紹介します。

  • 形状: 左右分割型で、右手側に直径25mmのトラックボールを内蔵
  • ボディ: アルミ製。ブラックとホワイト
  • 接続: 無線・有線の両対応
  • スイッチ: ホットスワップ対応(Cherry MX互換)。Keychron Launcherで設定
  • 価格・発売: 価格は未定。2026年内にギズマートでクラウドファンディングを始める予定

名称は開発コードネームで、仕様も試作段階の予定値です。9月23日の「TOKYO KEYBOARD EXPO 2026」、10月3日の「天下一キーボードわいわい会 Vol.12」にも出展予定なので、TGSで触れなかった人にも機会があります。

ほかの展示

Nape Proには、スケルトン筐体の「スペシャル・エディション」も世界初披露されました。2026年10月にギズマートでクラウドファンディングが始まる予定で、価格はまだ発表されていません。

代理店の告知では、国内初展示の K3 HE(超薄型の磁気スイッチキーボード)と C100 8K(100キーのカスタムマクロパッド)、ゲーミングマウスの G6 HE なども展示されています。G6 HE は発表時に仕様を詳しく見ています。

ぶいすぽっ!×スト6のレバーレスは、10月12日まで受注

PUNK WORKSHOPのブースには、VTuberグループ「ぶいすぽっ!」と『ストリートファイター6』のコラボモデルが並んでいました。製品は「MINI BOX レバーレスコントローラー」で、方向入力もレバーではなくボタンで行うアーケードコントローラーです。

PUNK WORKSHOPブースの全景。ぶいすぽっ!×ストリートファイター6のコラボレーションモデルのパネル
PUNK WORKSHOPのブース。メンバー3人のパネルの奥にコラボモデルが並ぶ(筆者撮影)

メンバーとスト6のキャラクターを組み合わせた3モデルがあり、天板のイラストがそれぞれ異なります。

モデル搭載ボタンPKBモデル(PC専用)Brookモデル(PS5ほか)
如月れん × JPPWS V239,980円51,980円
蝶屋はなび × マリーザPWS Blaze Silent39,980円51,980円
甘結もか × 豪鬼PWS V239,980円51,980円

価格は税込です。静音ボタンは蝶屋はなびモデルだけ。ボタンの配置やサイズ、カラーまで各メンバーが監修しています。

PKBモデルはオリジナル基板「PKB 2040」を積んだPC(Windows 11/10)専用。Brookモデルは「Brook Gen-5」基板で、PS5などの主要なゲーム機でも使えます。PS5など、対応する家庭用ゲーム機で遊ぶなら、12,000円高いBrookモデルを選ぶ必要があります。

蝶屋はなび×マリーザモデルのレバーレスコントローラーと化粧箱、アクリルパネル
蝶屋はなび×マリーザモデル。左がコントローラー本体、右がサイン入りの化粧箱とアクリルパネル(筆者撮影)
  • 受注期間: 2026年9月11日18:00〜10月12日23:59
  • 発送: 11月上旬から順次
  • 購入制限: 各バリエーション1人1点まで
  • 特典: イラスト付き化粧箱(複製サイン入り)、アクリルパネル、特典ステッカー、キャリーケース
  • サイズ: 約300×200mm、高さ約32〜22mm

受注販売は、PUNK WORKSHOPの公式オンラインストアで行われています。

一般公開日(9月19日〜21日)に行くなら

  • 入場時間: 9月19日・20日は初回入場が16時まで、21日は15時まで
  • Keychronのブース: HALL 10の10-E22
  • 会場のガチャ: Keychron Japanの公式Xをフォローし、固定ポストをリポストした画面をスタッフに見せると1回回せる。全員にキーホルダー、抽選でキーボードなどが当たる
  • 会場価格: 私が見た範囲で「TGS特価」の値札があったのはNape Proとシェルパームレストだけ。ほかはその場で確かめたい
  • Valkey Orb: ビジネスデイの昼過ぎでも人だかり。触りたいなら時間に余裕を
  • ぶいすぽっ!コラボ: 会場で見て決めても、受注の締切は10月12日

Keychronのガチャは、私も参加してみました。結果は参加賞のキーホルダーで、透明なキーキャップ形のものです。これ、実際にキーを押すと光るんですよ!驚きですよね。ブースに着いてからアカウントを探すより、先にフォローとリポストを済ませておくとスムーズです。

Keychronブースのガチャでもらった透明なキーキャップ形のキーホルダー
ガチャの参加賞でもらったキーキャップ形のキーホルダー(筆者撮影)

よくある質問(FAQ)

Q
TGS2026のKeychronブースでは何が買えますか?
A

Nape Proは会場で購入できます。会期中は通常価格から最大20%割引です。

Q
K2 HE と K4 HE の違いは何ですか?
A

サイズです。K2 HE は75%で27,940円、K4 HE はテンキー付きの96%で29,480円。どちらも磁気スイッチです。

Q
Q1 Ultra 8K は磁気スイッチですか?
A

いいえ、メカニカルスイッチです。「8K」は有線・2.4GHz接続時のポーリングレート8,000Hzを指します。

Q
ぶいすぽっ!コラボのレバーレスはPS5で使えますか?
A

Brookモデル(51,980円)なら使えます。PKBモデル(39,980円)はPC専用です。

Q
Valkey Orb はいつ、いくらで買えますか?
A

価格は未定で、2026年内にギズマートでクラウドファンディングが始まる予定と発表されています。

まとめ:打って確かめる価値があった、KeychronのHEシリーズ

TGS2026のKeychronブースは、磁気スイッチのHEシリーズを打ち比べられる場所でした。PUNK WORKSHOPでは、ぶいすぽっ!コラボの実物を見てから受注に申し込めます。

  • K2/K4/K8/K10 HE: 27,940円と29,480円の2段階。むにっとした押し心地と静かめの打鍵音
  • Nape Pro: 会場なら10,120円。シェルパームレストはケースを兼ねる
  • Q1 Ultra 8K: 磁気スイッチではなく、8,000Hz対応のメカニカル
  • Valkey Orb: 人だかりの試作機。価格は未定
  • ぶいすぽっ!×スト6: PS5で使うならBrookモデル。受注は10月12日まで

柔らかい打鍵感のキーボードを探している人は、HEシリーズを一度打ってみてください。ホームポジションから手を離したくない人には、Nape Proを会場価格で買えるタイミングです。コラボモデルが気になるファンの方は、締切だけ忘れないようにしましょう。

私自身、普段はMacBookのキーボードで記事を書いていますが、K4 HEのむにっとした押し心地は、メカニカルより好きだと思えるものでした。毎日使う道具は、打って気持ちいいか、机に置きたくなるかで選んでいい。一般公開日に行く方は、ぜひ実際に手に取ってみてください。

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