完全ワイヤレスイヤホン市場では、いまやアクティブノイズキャンセリングの標準搭載が当たり前になりつつあります。とはいえ、ANCに加えてマルチポイントやワイヤレス充電まで揃ったモデルとなると、相場感はミドルクラス以上が中心。そんな中、AVIOTから登場した「AVIOT TE-Y1」が、その常識を真正面から覆すスペックで注目を集めています。
TE-Y1はAVIOTブランド初のインナーイヤー型として2026年5月21日に発売され、希望小売価格は税込4,980円。さらに2026年6月2日までは発売記念キャンペーンで20%OFFの3,984円という、エントリー価格帯の常識を完全に逸脱した特別オファーも用意されています。
この記事では、AVIOT TE-Y1のスペック・主な特徴・想定ターゲットユーザーをまとめて解説します。気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
製品スペック一覧
まずはTE-Y1の主要スペックを一覧で整理します。なお、公式情報源(プレスリリース・商品ページ・PR TIMES)の間で一部数値の表記揺れが確認されている項目については、両論併記または注記の形で正直に記載しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | AVIOT TE-Y1 |
| 発売日 | 2026年5月21日 |
| 価格帯 | 税込 4,980円(発売記念キャンペーンで2026年6月2日まで3,984円) |
| 形状 | インナーイヤー型(AVIOTブランド初) |
| ドライバー | ダイナミック型(10mm/13mmで公式情報に表記揺れあり) |
| Bluetooth | 5.3 |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング(インナーイヤー型最適化) |
| 外音取り込み | アンビエントモード |
| マルチポイント | 対応(2デバイス同時接続) |
| マルチペアリング | 対応(最大8デバイスまで記憶) |
| 最大連続再生時間 | 単体 約9.5時間/ケース込み 約41.5時間 |
| 急速充電 | 対応(約10分の充電で最大90分再生) |
| 充電方式 | USB Type-C/Qi等のワイヤレス充電 |
| 防水性能 | IPX4相当(イヤホン本体のみ) |
| 重量 | 片耳 約4g |
| マイク | 高性能MEMSマイク内蔵(片側1〜2基、公式情報で表記揺れあり) |
| 対応OS/アプリ | iOS/Android、専用アプリ「AVIOT SOUND ME」連携 |
| カラー | ブラック |
なお、TE-Y1の対応コーデックはSBCとAACのみ。LDACやaptX Adaptiveなど他のコーデックとの違いが気になる方は、以下も合わせてご覧ください。
防水性能「IPX4」がどの程度の水濡れに耐えるのかは、以下の規格解説記事で詳しく扱っています。スポーツ用途を想定する方は判断材料にどうぞ。
主な特徴と魅力
AVIOTブランド初のインナーイヤー型を採用
AVIOTといえば、これまでコンパクトケース+ANCに特化した「TE-Q3」や、スタンダード機の「TE-D01vシリーズ」など、完全ワイヤレスイヤホンのラインナップはカナル型が中心でした。今回のTE-Y1は、その歴史において初となるインナーイヤー型を採用した記念碑的なモデルです。
カナル型のように外耳道を密閉せず、耳の入り口付近の耳介に引っかける形で装着するため、長時間の使用でも圧迫感や閉塞感を覚えにくいのが大きな特徴。公式によれば片耳の重量はわずか約4gと軽量で、テレワーク中の長いオンライン会議や、自宅でのリラックスタイムでもストレスを溜めずに使い続けられる設計に仕上がっています。

インナーイヤー型に最適化された独自ANC
インナーイヤー型は構造上、耳とイヤホンの間に隙間が生まれるため、物理的な遮音(パッシブノイズアイソレーション)に頼れる範囲が限定的です。「インナーイヤー型ではANCが効きにくい」というのが、これまでの業界的な認識でしたね。
TE-Y1はこの音響的な制約に対し、AVIOT独自のアルゴリズムによるアクティブノイズキャンセリングを新規開発しています。広帯域での騒音低減と、わずかなパッシブ遮音を組み合わせることで、開放感を損なわずに電車内や街中の雑踏でも音楽への没入感を得られる音響設計を目指している点が公式に説明されています。インナーイヤー派ユーザーがこれまで諦めていた「静寂と開放感の両立」を、エントリー価格帯で形にしてきた点は技術的なチャレンジとして見逃せないでしょう。
5,000円未満でマルチポイント&ワイヤレス充電を実現
TE-Y1の最大のセールスポイントは、何と言っても価格対機能比です。アクティブノイズキャンセリング、2台同時接続のマルチポイント、Qi等のワイヤレス充電という、通常はミドル〜ハイエンド帯(10,000〜20,000円台以上)で語られる3大機能が、税込4,980円のエントリーモデルに全部入りで搭載されています。
加えて最大8台のペアリング情報を本体に記憶できる仕様も嬉しいポイント。PC・スマホ・タブレットを頻繁に行き来するユーザーでも、再ペアリングの煩わしさを最小限に抑えられます。ノイキャン搭載のエントリーTWSの中でも、ここまで機能を網羅したモデルは類を見ません。
イヤホン単体でON/OFFできる新発想のバッテリー管理
一般的なTWSでは、電源のON/OFFが充電ケースへの収納・取り出しと連動しているため、使わない時間が長くても充電ケースを常に携帯する必要がありました。TE-Y1はこの常識を覆し、イヤホン本体の操作だけで電源を直接ON/OFFできる機能を搭載しています。
イヤホン単体で最大約9.5時間、ケース併用時は最大約41.5時間という長時間駆動を達成しているため、「ちょっとした外出ならケースを家に置いたまま、イヤホン本体だけポケットに入れて出かける」というミニマルな運用も可能です。加えて約10分の充電で最大90分再生できる急速充電にも対応しており、出勤前に短時間ケーブルへ差すだけで通勤分のリスニング時間を賄えるバランス感は、実用面で大きな強みになります。

3つのサウンドモード&専用アプリでの拡張機能
TE-Y1は動画コンテンツやライブ映像の視聴まで最適化するため、3種類のサウンドモードを標準搭載。指先ひとつのタップ操作で、コンテンツに合わせて音響特性をシームレスに切り替えられます。
専用アプリ「AVIOT SOUND ME」と連携すれば、機能の幅はさらに広がります。
- 10バンドイコライザー: 周波数帯ごとに音質を微調整
- ANC/アンビエントレベル調整: 効き具合をスライダーで微調整
- タッチ操作のカスタマイズ: 左右別にタップ機能を割り当て可能
- イヤホン探知機能: 紛失時に最終接続位置を地図上で確認
- 風切り音抑制モード: 屋外利用時のウィンドノイズを低減
Google Fast Pair対応は発売後のOTAアップデートで予定されており、Androidユーザーは将来的なペアリング体験の改善にも期待できる仕様です。
どんな用途・ユーザーにおすすめか?
カナル型の圧迫感が苦手な方に
シリコンチップで耳の奥を塞ぐカナル型は、遮音性に優れる反面、長時間装着するとどうしても閉塞感や疲労感が出やすい構造です。TE-Y1のインナーイヤー型なら、耳介に軽く引っかけるだけのフィット感で、長丁場のオンライン会議や自宅での作業BGM用途にも快適に使い続けられます。AVIOTがブランド史上初めてこの形状に本気で取り組んだモデルなので、「カナル型卒業組」の最初の選択肢として大いに有力な一台です。
コスパ重視でハイエンド機能を妥協したくない方に
「ANCもマルチポイントもワイヤレス充電も全部欲しい、でも予算は5,000円以下」という、これまでなら無茶振りに近かった要望に真正面から応える1台。価格据え置きでミドルクラス相当のハイエンド3点セットが手に入るため、初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてはもちろん、メインTWSとは別に持っておく2台目のサブ機としてもバランスが優れています。
ケースを持ち歩きたくないミニマリスト派に
イヤホン単体でのON/OFFが可能になったことで、TE-Y1は「ケースを持ち歩く前提」という固定観念から解放されています。コンビニまでの徒歩移動、ジョギング、ちょっとした買い物といったシーンでも、本体だけポケットに入れて9時間以上連続再生できる仕様は、荷物を最小限にしたい方には強い訴求点になるはずです。
よくある質問(FAQ)
- Q前モデルの「TE-Q3」との違いは?
- A
TE-Q3は業界最小クラスの充電ケースとカナル型による高い遮音性が強みです。TE-Y1はインナーイヤー型を採用し、装着の圧迫感を抑えつつ独自ANCで静寂感も確保するという、全く異なるアプローチを取っています。
- Qハイレゾ対応ですか?
- A
対応コーデックはSBCとAACのみで、LDACやaptX Adaptive、aptX Losslessなどのハイレゾ伝送には対応していません。音質より利便性とコスパに振り切ったエントリーモデルという位置づけです。
- Qノイズキャンセリングはどれくらい効きますか?
- A
インナーイヤー型最適化の独自アルゴリズムで広帯域の騒音を低減します。カナル型の物理遮音には及びませんが、電車内や街中で実用十分なレベルが期待できる仕様です。
- Qワイヤレス充電に対応していますか?
- A
はい、Qi規格に準拠した市販のワイヤレス充電パッドの上に置くだけで給電が可能です。エントリー価格帯のTWSではかなり珍しい仕様といえます。
- QGoogle Fast Pairには対応していますか?
- A
発売直後は非対応ですが、専用アプリ「AVIOT SOUND ME」のアップデートで将来的に対応予定と告知されています。
まとめ:エントリー価格を超えた「マルチスペックTWS」
AVIOT TE-Y1は、「インナーイヤー型でも実用的にANCが効く」「5,000円未満でマルチポイントとワイヤレス充電が揃う」という2つの常識破りを真正面から提示してきた、極めて戦略的なエントリーモデルといえるでしょう。
- AVIOTブランド初のインナーイヤー型 で開放感のある装着感を実現
- 税込4,980円でANC・マルチポイント・ワイヤレス充電を網羅 する破格のスペック構成
- イヤホン単体9.5時間/ケース込み41.5時間 のロングバッテリーと急速充電(約10分→最大90分再生)
- イヤホン単体ON/OFF によりケースレス運用が可能なミニマル設計
- AVIOT SOUND MEアプリ での10バンドEQ・ANCレベル調整・操作カスタマイズ対応
カナル型の圧迫感が苦手な方、コスパを最優先したい方、身軽な持ち運びを重視する方のいずれにも応える懐の広さが、このモデルの魅力です。
項目別評価
発売直前の情報を踏まえて、5項目で点数化してみます。
- 音質ポテンシャル:★★★☆☆ 3.5(SBC/AACのみ、ハイレゾコーデック非対応)
- ノイキャン:★★★★☆ 4.0(インナーイヤー型最適化の独自アルゴリズム)
- バッテリー:★★★★★ 5.0(単体9.5h/ケース込み41.5h、10分で90分再生)
- 装着感:★★★★★ 5.0(片耳約4gの軽量インナーイヤー型)
- コスパ:★★★★★ 5.0(4,980円でANC・マルチポイント・ワイヤレス充電を網羅)
- 総合:★★★★☆ 4.5
私自身、Sony WF-1000XMシリーズを3世代追いかけながらワイヤレスイヤホンの進化を見てきましたが、「ノイキャン搭載TWSの最安ゾーンに、本気のインナーイヤー型を投入する」という今回のAVIOTの一手は、エントリー帯の景色を確実に塗り替える動きだと感じます。発売記念の20%OFFキャンペーン(2026年6月2日まで)は限定的なオファーなので、価格対機能でTWSを選びたい方は、ぜひ早めに一度手に取ってみてください。



