【日本では(4b)が1,000円高い】Nothing Phone (4a)と(4b)の違い|望遠と電池、どちらを取るか

【日本では(4b)が1,000円高い】Nothing Phone (4a)と(4b)の違い|望遠と電池、どちらを取るか スマホ

Nothing Phone (4a) を調べていると、10月27日に発売されたばかりの Phone (4b) が並んで出てきて、どちらを選べばいいのか迷う方は多いと思います。背面の光るバー(Glyph)も、おサイフケータイ対応も同じで、価格は6万円弱。見た目の印象だけでは、違いがほとんど分かりません。

そこで、Nothing Technology Japan の2本のプレスリリースと公式サイトの価格、各社が伝えた仕様を突き合わせてみました。意外だったのは値段の並びです。海外では (4b) が (4a) の下に置かれた安いモデルなのに、日本の直販価格は (4a) が58,800円、(4b) が59,800円で、(4b) のほうが1,000円高くなっていました。

この記事では、その1,000円で何が増えて何が減るのか、どんな使い方の人なら差が出るのかを、公開情報をもとに整理します。私はどちらの機種も持っていないので、使用感ではなく仕様と公式発表からの分析です(情報はすべて2026年11月1日時点)。どちらを買うか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

Nothing Phone (4a)と(4b)の違い|(4a)は望遠と充電、(4b)は電池

Nothing Phone (4a) と (4b) の違いは、望遠カメラの有無、充電の速さ、画面の細かさと明るさの3点で (4a) が上回り、電池の容量だけは (4b) が上回る、という形にまとまります。チップは (4a) が Snapdragon 7s Gen 4、(4b) が Snapdragon 6 Gen 4 です。

項目Nothing Phone (4a)Nothing Phone (4b)
日本の発売日2026年5月8日2026年10月27日
直販価格(8GB+128GB)58,800円59,800円
8GB+256GB64,800円設定なし
チップSnapdragon 7s Gen 4Snapdragon 6 Gen 4
画面6.78型 有機EL・1.5K・最大120Hz6.77型 有機EL・1080×2344・最大120Hz
ピーク輝度4,500ニト2,000ニト
背面カメラ5,000万画素メイン+5,000万画素 3.5倍望遠+800万画素超広角5,000万画素メイン+800万画素超広角
電池5,080mAh5,200mAh
有線充電50W33W
重さ205g210g
おサイフケータイ・eSIM対応対応
防水防塵IP64IP64
OSNothing OS 4.1(Android 16)同じ

※ 価格は Nothing 公式サイトの表示(2026年11月1日確認)と Nothing Technology Japan のプレスリリース。(4b) の仕様は同社の2026年10月20日のプレスリリース、(4a) のカメラ・電池・充電・画面は2026年4月15日の報道(テクノエッジ)と、公式サイトを参照した各社の仕様表による。

Nothing Phone (4a)と(4b)の違いを「(4a)の得意」「共通」「(4b)の得意」の3列に分けた比較図
望遠・充電・画面は(4a)、電池は(4b)。おサイフケータイ・IP64・OSは共通

表を見ると、(4b) は (4a) からカメラを1つ減らし、充電と画面の数字を下げ、そのぶん電池を120mAh増やした機種だと分かります。Nothing 自身も (4b) を「Phone (4aシリーズ)のデザインを受け継ぐエントリーモデル」と位置づけ、通常使用での電池持ちは (4a) より最大1時間長いと説明しています。

引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000082566.html
引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000082566.html
引用: https://www.techno-edge.net/article/2026/04/15/4991.html

価格の違い|海外では(4b)が80ポンド安く、日本では1,000円高い

日本の直販価格は、8GB+128GB で (4a) が58,800円、(4b) が59,800円です(Nothing 公式サイト、2026年11月1日確認)。同じ容量で比べると、下位のはずの (4b) のほうが1,000円高くなっています。

価格の種類Nothing Phone (4a)Nothing Phone (4b)
日本の直販(8GB+128GB)58,800円59,800円
日本の直販(8GB+256GB)64,800円—
英国の発表時価格(8GB+128GB)379ポンド299ポンド

※ 英国価格は GIGAZINE(2026年7月8日)による。

英国では (4b) が (4a) より80ポンド安く、ラインナップの順番どおりの値付けでした。日本だけ順番が入れ替わった理由は、Nothing の発表には書かれていません。GIGAZINE の換算では (4a) の日本価格は英国より2万円以上安かったので、(4b) は (4a) ほど日本向けに値段を下げなかった、という見方はできます。ただし、これは価格からの推測です。

この記事の価格について

価格は、2026年11月1日に Nothing 公式サイトで確認した直販価格です。楽天モバイルや au などの販路では価格が異なり、セールの時期には直販でも安くなることがあります。読んでいる時点の価格とは差が出ている前提でご覧いただき、購入前には必ず最新の価格をご確認ください。

Nothing Phone (4a)と(4b)の価格の並びが英国と日本で逆になることを示した横棒グラフ
英国では(4b)が80ポンド安く、日本の直販では1,000円高い

引用: https://gigazine.net/news/20260708-nothing-phone-4b/

Nothing Phone (4a)|1,000円安くて、望遠カメラと50W充電が付く

(4a) を選ぶ理由は、ほぼ「望遠カメラ」に集約されます。5,000万画素の3.5倍望遠を積んでいて、デジタルズームを含めると最大70倍まで寄れます。(4b) は超広角とメインの2眼なので、遠くの被写体を大きく撮りたいときにはデジタルで切り出すしかありません。

望遠が効くのは、子どもの行事や旅行先の建物

光学3.5倍があると、運動会や発表会で離れた席から撮る、旅行先で建物の上のほうを切り取る、料理を少し離れて歪みなく撮る、といった場面で差が出ます。逆に、撮るのは家族の写真と風景がほとんどで、ズームはほぼ使わないという方には、この差は効きません。

充電は50Wと33W、画面のピーク輝度は4,500ニトと2,000ニト

有線充電は (4a) が50W、(4b) が33Wです。(4b) は公式に「1%から50%まで約27分、100%まで約80分」とされています。朝の支度中に継ぎ足す使い方なら、(4b) でも困ることは少ないでしょう。

画面は (4a) が1.5K、(4b) がフルHD+相当(1080×2344)で、ピーク輝度は4,500ニトと2,000ニトです。ピーク輝度は画面の一部を最大に光らせたときの数字なので、屋外での見やすさの目安として読むのが妥当です。(4b) の屋外輝度は公式で1,200ニトとされています。

Nothing Phone (4a)のピンクを手に持つモデルと、本体の背面を並べた公式画像
Nothing Phone (4a) のピンク。3.5倍の光学望遠を含む3眼カメラを背面に備える。引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000082566.html

Nothing Phone (4b)|電池は5,200mAhでNothing最大、カメラは2眼

(4b) の強みは電池です。容量は5,200mAhで、Nothing は同社のスマホで最大だと説明しています。通常使用で最大18時間、(4a) より最大1時間長いというのが公式の数字です。

ほかの項目は (4a) と同等か控えめです。チップは Snapdragon 6 Gen 4 で、(4a) の 7s Gen 4 より1つ下のシリーズにあたります。ストレージの規格は、仕様表を掲載した報道(ガルマックス)で (4a) が UFS 3.1、(4b) が UFS 2.2 とされ、アプリの起動や写真の保存で差が出る可能性はあるでしょう。冷却のベイパーチャンバーは (4a) と同等だと Nothing は書いています。

(4b) にしかない要素としては、楽天モバイル限定のブルーがあります。直販で選べる色はホワイトとブラックの2色です。

Nothing Phone (4b)のブラック・ホワイト・ブルーの3色の背面を重ねて並べた公式画像
Nothing Phone (4b) のブラック・ホワイト・ブルー。ブルーは楽天モバイル限定色。引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000082566.html

同じところ|おサイフケータイ・IP64・OSの更新年数

2機種で同じなのは、日本で使ううえで外せない部分です。

  • おサイフケータイとeSIM: どちらも FeliCa を載せ、おサイフケータイに対応。eSIM にも対応しています
  • 防水防塵: どちらも IP64。雨や水しぶきには耐える等級ですが、水没を想定した IP68 ではありません
  • OSと更新: どちらも Nothing OS 4.1(Android 16ベース)で、Android のバージョンアップ3年、セキュリティ更新6年

IP64 の「6」は防塵、「4」は防水の等級で、数字の意味を知っておくと、お風呂やプールに持ち込めるかどうかを判断しやすくなります。等級の読み方は用語解説で整理しています。

どちらを買うべきか|差が出る人、出ない人

1,000円の差で何を取るかは、カメラの使い方と充電の習慣で決まります。

Nothing Phone (4a)が向いている人

  • ズームで撮る場面がある人: 3.5倍の光学望遠は (4a) だけ
  • 充電の時間を短くしたい人: 50Wと33Wの差
  • 少しでも安く買いたい人: 直販で1,000円安く、256GBも選べる

Nothing Phone (4b)が向いている人

  • 電池の持ちを最優先する人: 5,200mAh、公式で (4a) より最大1時間長い
  • カメラは記録用と割り切る人: メインと超広角で足りるなら、望遠の差は効かない
  • 楽天モバイルで買う人: 限定色のブルーが選べる

差額が1,000円なので、「望遠を使わない人が (4b) を選ぶ」のが合理的な線引きです。望遠を少しでも使う可能性があるなら、安いうえにカメラが1つ多い (4a) を選ばない理由はあまりありません。

6万円前後でほかに候補はあるか

おサイフケータイが付いた6万円前後のスマホは、ほかにも選択肢があります。ソニーの Xperia 10 VIII は値上げで価格帯が上がりましたが、同じ「FeliCa付きのミドルレンジ」として比べられる機種です。販路ごとの価格差は別の記事で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q
Nothing Phone (4b)は(4a)の後継機ですか?
A

後継ではなく、(4a) シリーズのデザインを受け継いだエントリーモデルと Nothing は説明しています。望遠カメラを省き、電池を増やした構成です。

Q
どちらもおサイフケータイは使えますか?
A

使えます。(4a)・(4b) とも日本版は FeliCa を搭載し、おサイフケータイと eSIM に対応しています。

Q
防水はどのくらいですか?
A

2機種とも IP64 です。雨や水しぶきには耐えますが、水没させる使い方は想定されていません。

Q
電池持ちはどれくらい違いますか?
A

容量は (4a) 5,080mAh、(4b) 5,200mAh で、Nothing は (4b) が通常使用で最大1時間長いとしています。充電は (4a) のほうが速く、50W対33Wです。

Q
なぜ日本では(4b)のほうが高いのですか?
A

Nothing は理由を公表していません。英国では (4b) が80ポンド安く、日本だけ (4a) が大きく値下げされて出たため、順番が入れ替わった形です。

まとめ:1,000円高い(4b)は、電池のための機種

Nothing Phone (4a) と (4b) は、見た目と日本向けの機能(おサイフケータイ・eSIM・IP64)が共通で、中身の差は「望遠と充電の (4a)」「電池の (4b)」に分かれます。日本では (4b) が1,000円高いという、海外とは逆の値付けになっています。

  • (4a)が上: 3.5倍望遠、50W充電、1.5K・ピーク4,500ニトの画面、Snapdragon 7s Gen 4
  • (4b)が上: 5,200mAhの電池(公式で最大1時間長い)
  • 同じ: FeliCa、eSIM、IP64、Nothing OS 4.1、更新3年・6年
  • 価格: 直販で (4a) 58,800円、(4b) 59,800円(2026年11月1日時点)

ズームを使う方、充電を速く済ませたい方には (4a)、カメラは記録用と割り切って電池を取りたい方には (4b) が合っています。

私自身、普段はカメラ重視のスマホで3倍以上の望遠に頼っている立場なので、この価格差なら望遠の付いた (4a) に気持ちが傾きます。ただ、電池が1日もたないことが悩みの方にとっては、(4b) の1時間は価格以上の意味があるはずです。ご自身の使い方に照らして、ぜひ納得できる1台を手に取ってみてください。

プログラマー。高校時代のWALKMAN+Sonyイヤホンをきっかけに、10年以上にわたってオーディオを中心にガジェットを買い続けています。SONY XBA-A3は今も現役で愛用、Sonyワイヤレスイヤホンは3世代追いかけて進化を体感してきました。得意領域はイヤホン・ヘッドホン、4K有機ELテレビ、ゲーミングマウス、PC周辺機器。「自分が本気で買うつもりで判断軸を作る」スタンスで、後悔のない買い物のための情報を発信しています。

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