Switch 2 で遊ぶソフトが増えてくると、本体の256GBだけでは心もとなくなってきます。そこへ10月1日、任天堂ライセンスの Switch 2用 microSD Express 512GB(SanDisk)が発売されました。本体に容量を足せるのは、この microSD Express カードだけです。ところが価格は28,980円で、ライセンスのない Samsung や Lexar の512GBなら、Amazon で1万円台後半から買えます。
私も Switch 2 を持っていて、カードはまだ選んでいる側です。約1万円の差で速さが買えるのか、安心が買えるのか。それを確かめたくて、各社の公式ページと Amazon の価格を突き合わせてみました。
分かったのは、ライセンス品の公称スペックが、SanDisk 自身のライセンスのない512GBと発熱対策まで同じだということです。差は速さではなく、1GBあたりの値段とマーク、買える場所に出ていました。「256GBを2枚」の落とし穴と、512GBで何本入るかまで整理したので、ぜひ最後までご覧ください。価格は、2026年10月17日に確認した通常時の価格(税込)です。
価格とGB単価|ライセンス512GBは1GBあたり56.6円、他社の512GBは34〜39円
任天堂ライセンスの SanDisk 512GB は、通常時の価格(2026年10月17日確認)で1GBあたり56.6円です。同じ512GBの Samsung P9 Express は39.0円、Lexar PLAY PRO は34.5円で、ライセンス品だけが頭ひとつ高い位置にあります。
| 製品 | 任天堂ライセンス | 価格(税込) | 価格の種類・販売元 | GB単価 |
|---|---|---|---|---|
| SanDisk 512GB for Nintendo Switch 2 | あり | 28,980円 | 発売時の価格(Amazon.co.jp 販売) | 56.6円 |
| Samsung P9 Express 512GB | なし | 19,980円 | Amazon価格(Amazon.co.jp 販売) | 39.0円 |
| Lexar PLAY PRO 512GB | なし | 17,677円 | Amazon価格(Lexar Store 出品・Amazon 出荷) | 34.5円 |
| Samsung 256GB for Nintendo Switch 2 | あり | 8,529円 | Amazon価格(Amazon.co.jp 販売) | 33.3円 |
| 256GB for Nintendo Switch 2(SanDisk・Samsung) | あり | 8,980円 | ニンテンドーストア価格(報道) | 35.1円 |
※ 2026年10月17日確認。SanDisk 512GB は発売時の価格(AUTOMATON の報道。10月17日の Amazon.co.jp の表示は28,827円)。Amazon価格はセールでないときの表示。ニンテンドーストア価格は AUTOMATON・GAME Watch の報道(2026年8月)。GB単価は価格÷容量で当サイトが算出。
普通は容量が大きいほど1GBあたりは安くなりますが、ライセンス品ではそれが逆転しています。256GBのライセンス品をストア価格の8,980円で計算すると35.1円/GBで、512GBはその約1.6倍です。
その256GBも、2025年6月の発売時は6,980円(27.3円/GB)でした。2026年8月にストアの価格が8,980円に変わったと、AUTOMATON や GAME Watch が報じています。ただ、任天堂・メーカーからの正式な発表はなく、理由も説明されていません。なお調査会社 TrendForce は、2026年第4四半期の NAND フラッシュ契約価格が前期比15〜20%上がる見通しを出しています。
この記事の価格について
本記事の価格は、2026年10月17日に確認した通常時の価格(税込)です。Samsung・Lexar のカードは Amazon.co.jp の価格、SanDisk のライセンス512GBは発売時の価格(28,980円)を使っています。ニンテンドーストアの価格は、ストアのページを直接確認できなかったため報道の数字を使っています。プライムデーやブラックフライデーなどのセールでは、これより安くなることがあります。読んでいる時点の価格とは差が出ている前提でご覧いただき、購入前には必ず最新の価格と販売元をご確認ください。
Amazonプライム感謝祭2026(2026年10月19日まで)の日程やポイント還元の条件は、別の記事にまとめています。

引用: https://automaton-media.com/articles/newsjp/20260817-460539/
引用: https://automaton-media.com/articles/newsjp/20260905-465338/
引用: https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260930-13258.html
スペック比較表|読み込みは800〜900MB/sで横並び、差が出るのは書き込みと保証
512GBのカードの公称の読み込み速度は、どれも800〜900MB/sに収まっています。はっきり違うのは書き込み速度と、保証の書き方です。
| 項目 | SanDisk ライセンス512GB | Samsung P9 Express 512GB | Lexar PLAY PRO 512GB | SanDisk ライセンスなし512GB |
|---|---|---|---|---|
| 公称 読み/書き | 880/650MB/s | 800/310MB/s | 900/600MB/s※ | 880/650MB/s |
| 最低持続書き込み | 220MB/s | 記載なし | 記載なし | 220MB/s |
| 発熱対策(公式の記載) | ThermAdapt | Dynamic Thermal Guard | 記載なし | ThermAdapt |
| 保証 | 米国は Lifetime Limited。日本は未確認 | 3年 | 限定生涯(米国) | 無期限(日本) |
| Switch 2 の扱い | ライセンス品 | 「Switch 2に対応」 | 対応機器に Switch 2 | 日本ページに記載なし |
※ 各社の公式ページ・リリースより(2026年10月10日時点)。ライセンスなしの SanDisk は SDSQXFN-512G-JN4NP。Lexar の米国ページは見出しで900/600MB/s、仕様欄で205/140MB/s と食い違っていて、表には見出しの値(microSD Express 対応機器での最大値)を載せています。
microSD Express は、SSD と同じ PCIe・NVMe でデータをやり取りする SD カードの規格です。規格団体 SD Association によると、通り道の上限は985MB/s(PCIe Gen3 x1)。各社の読み込みはその手前に並び、差は最大でも100MB/sほどです。
書き込みは事情が違います。Samsung P9 Express の310MB/sは SanDisk の650MB/sの半分以下で、今回の512GBではいちばん低い数字です。効いてくるのは、ソフトのダウンロードや本体からカードへのデータ移動の場面でしょう。
ただし、Switch 2 のスロットが実際に何MB/sで動くのか、カードでロード時間が変わるのかを任天堂は公表していません。公称値の差がそのまま Switch 2 での体感差になるとは、スペックからは言い切れません。
ほかの512GBでは、トランセンドの TS512GUSD710S が900/780MB/s・保証5年。エレコムの MF-MSE512GU13R は800/700MB/s・保証1年で、「任天堂のライセンス製品ではない」と製品ページに明記しています。報道によると、2026年10月14日には Amazonベーシックの microSD Express も発売され、512GBは27,778円・読み880/書き650MB/sで Switch 2 対応をうたっています。
引用: https://www.sdcard.org/developers/sd-standard-overview/bus-speed-default-speed-high-speed-uhs-sd-express/
引用: https://applech2.com/archives/20261015-amazon-basics-microsd-express-card.html
ライセンス品は何が違う?|SanDiskの非ライセンス品と公称値は同じ
ライセンスは、Switch 2 で使えるための条件ではありません。英国任天堂の FAQ は「microSD Express の規格を満たすカードなら、2TBまでどれでも使える」と案内しています。日本の任天堂ページも、SD ロゴと EX ロゴを確かめるよう書いているだけです。
そのうえで SanDisk のライセンス品とライセンスのない512GBを並べると、読み880・書き650・最低持続書き込み220MB/s、ThermAdapt まで同じです。ライセンス料を払ったぶん速くなる、という根拠は公式の数字からは見つかりません。
違いとして公式に確認できたのは、マーク・売り場・メーカーの記載の3つです。
- マークとデザイン: 任天堂の公式マークが付き、カードにはファイアフラワーのアイコンが入る
- 売り場: 任天堂の取扱店やニンテンドーストアで「Nintendo Switch 2 用 microSD Express カード」として扱われる
- メーカーの記載: SanDisk が米国ページで “Designed, tested, and approved for use with Nintendo Switch 2” と書いている
反対に、任天堂が性能や保証を引き受けるという記述は見当たりません。ライセンス品の日本での保証期間も、SanDisk の日本サイトに製品ページがないため確認できませんでした。ライセンスのない側は、日本ページで無期限保証と明記されています。
値段の見え方も単純ではありません。価格.com の表示(2026年10月17日確認)では、ライセンスのない512GBの最安が38,280円で、ライセンス品の27,380円より高くなっています。公称値が同じカードどうしなら、ライセンス品が割高とは言えないわけです。高く見えるのは、Samsung や Lexar と比べたときですね。

引用: https://www.nintendo.com/en-gb/Support/Nintendo-Switch-2/microSD-Express-Card-FAQ-2843737.html
引用: https://www.nintendo.com/jp/games/microsd-express/index.html
引用: https://www.sandisk.com/ja-jp/products/memory-cards/microsd-cards/sandisk-gameplay-microsd-express-card
各製品の特徴|512GBの3製品と、256GBのライセンス品
512GBの3製品は、通常時の価格で17,677円から28,980円まで、最大11,303円の開きがあります。
SanDisk ライセンス512GB|日本で買える512GBのライセンス品はこれだけ

2026年10月1日発売。任天堂のページに載る512GBのライセンス品は、2026年10月17日時点でこれだけです(Samsung は256GBのみ)。米国には1TBもありますが、日本の任天堂ページには載っていません。公称値は読み880/書き650MB/s、最低持続書き込み220MB/s。ThermAdapt は、負荷が続いてもカードの温度を動作の限界内に保つ SanDisk の仕組みです。
気になるのは2点。GB単価56.6円という高さと、日本向けの型番や保証期間が公式に確認できないことです。日本で分かる品番は、ニンテンドーストアの商品コード BEE-A-SD02C まででした。
任天堂の売り場でそろえたい人や、ファイアフラワーのデザインと公式マークに価値を感じる人に向きます。
Samsung P9 Express 512GB|ライセンス品より9,000円安いが、書き込みは310MB/s

Amazon.co.jp が販売する19,980円の512GBで、商品名に「Nintendo Switch 2 向け」とあります。国内で扱う ITG マーケティングは、2025年10月31日のリリースで想定売価16,980円・Switch 2 対応・保証3年と案内していました。
読み込みは800MB/sでほかと同じ帯ですが、書き込みは512GBで310MB/s(256GBは200MB/s)と、今回の512GBでは最も低い数字です。発熱対策には Dynamic Thermal Guard を載せています。書き込みの速さより、価格と Amazon 自身の販売であることを重く見る人向けです。
引用: https://www.gdm.or.jp/pressrelease/2025/1031/610005
Lexar PLAY PRO 512GB|GB単価34.5円、ただし日本の公式ページが見当たらない

17,677円と、今回の512GBでいちばん安いカードです(Lexar の Amazon ストアの出品、出荷は Amazon)。米国の製品ページは「The perfect card for the Nintendo Switch 2」とうたい、対応機器にも Switch 2 を挙げています。
弱いのは情報の少なさです。日本の公式製品ページが見つからず、公称値は米国ページの見出しの900/600MB/sに頼ることになります。限定生涯保証も米国の条件で、日本での保証の中身は確認できていません(日本の販売元はレキサージャパン)。GB単価を最優先し、保証の条件を販売店に確かめる手間をいとわない人向けでしょう。
ライセンス256GB(Samsung・SanDisk)|8,529円から、GB単価はいちばん安い

Samsung のライセンス256GBは Amazon.co.jp の販売で8,529円、GB単価33.3円と、今回並べた中でいちばん安くなります。データシートでは読み800MB/sと3年限定保証を案内していますが、書き込み速度は書かれていません。SanDisk の256GB(読み880/書き650MB/s)は、ニンテンドーストアの価格8,980円(報道)が目安です。Amazon で買うときは、販売元と、ストア価格を上回っていないかを確かめてください。
本体の256GBに同じ256GBが加わるので、合計の容量は倍になります。任天堂のタイトルが中心なら、ここから始める選択肢も十分ありです。
256GBを2枚なら約1.1万円安い|ただし任天堂は1枚での使用を推奨
ライセンスの256GBを2枚そろえると、17,058円(Samsung・Amazon)から17,960円(ストア価格)。ライセンス512GBの1枚より11,020〜11,922円安く済みます。
| 買い方 | 合計(税込) | 512GB 1枚との差 |
|---|---|---|
| ライセンス512GB×1枚 | 28,980円(発売時の価格) | — |
| Samsung ライセンス256GB×2枚 | 17,058円(Amazon価格) | 11,922円安い |
| ライセンス256GB×2枚 | 17,960円(ストア価格・報道) | 11,020円安い |
ところが英国任天堂の FAQ は、カードを1枚で使うことを勧めています。足りなくなったら大きいカードへ中身をまとめてコピーする考え方で、複数のカードに分けたソフトは、あとから1枚にまとめられないとも書かれています。
つまり2枚買いは、遊ぶソフトに合わせてカードを差し替える運用になり、将来大きいカードへ移るときにも1枚に集約できません。なお、セーブデータは本体に保存され、カードには入りません。2枚買いの弱点は「データが消える」ことではなく、手間と、後から戻せないことです。
512GBが要る人、256GBで足りる人|本体256GBとカードで何本入るか
任天堂の4本なら合計69.9GBで、本体の256GBに収まります。60GB級の大作を含む9本(359.6GB)は本体だけでは入りきりませんが、512GBのカードなら1枚に収まる計算です。
| タイトル | 容量(海外の任天堂公式の表記) |
|---|---|
| マリオカート ワールド | 22.2GB |
| ドンキーコング バナンザ | 8.9GB |
| Pokémon LEGENDS Z-A(Switch 2 Edition) | 11.2GB |
| メトロイドプライム4 ビヨンド | 27.6GB |
| ゼルダ無双 封印戦記 | 43.5GB |
| ELDEN RING Tarnished Edition | 40.9GB |
| サイバーパンク2077 アルティメットエディション | 60.5GB |
| ストリートファイター6 | 54.4GB |
| FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE | 90.4GB |
※ ニンテンドーeショップ(豪州・ニュージーランド)の表記を2026年10月10日に確認。ストリートファイター6は任天堂豪州サイトの Switch 2 版の表記(2026年10月17日確認)。日本版の容量とずれる場合があります。上の4本が任天堂のタイトル(計69.9GB)、9本の合計は359.6GB。
本体の256GBは、システム領域を除いた分しか使えません。カード側にも管理領域があり、エレコムは512GBのカードを460GBとして本数を計算しています。SanDisk の「512GBで18本」という目安も、1本25GBで計算した数字です。
パッケージ版でも容量は使います。「キーカード」のソフトはゲームデータが入っておらず、初回起動時にダウンロードが必要だからです。
- 256GBで足りやすい人: 任天堂のタイトルが中心で、1本10〜30GB程度のソフトが多い
- 512GBが要る人: サイバーパンク2077(60.5GB)やFF7R(90.4GB)のような大作を何本も入れておきたい
本体の空き容量は「設定」→「データ管理」で確認できます。買う前に一度見ておくと、どちらが要るかを決めやすくなります。

引用: https://www.nintendo.com/jp/hardware/switch2/specs/index.html
引用: https://www.nintendo.com/jp/games/switch2/key-card/index.html
引用: https://www.nintendo.com/au/games/nintendo-switch-2/street-fighter-6/
よくある質問
- Q初代 Switch で使っていた microSD カードは、Switch 2 で使えますか?
- A
ダウンロードソフトの保存には使えません。初代 Switch で保存した画面写真・動画を読み込むことだけはできます。
- Q任天堂ライセンス品でないと、Switch 2 で動きませんか?
- A
動きます。英国任天堂の FAQ は、microSD Express の規格を満たすカードなら2TBまでどれでも使えると案内しています。
- Qセーブデータは microSD Express カードに保存されますか?
- A
保存されません。セーブデータは本体に保存され、カードに入るのはダウンロードソフト・更新データ・追加コンテンツ・画面写真/動画です。
- Q1TBや2TBのカードは使えますか?
- A
Switch 2 は2TB以下の microSD Express に対応しています。ただし、日本の任天堂ページに載っているライセンス品は、2026年10月17日時点で512GBが最大です。
- QmicroSD Express カードは初代 Switch でも使えますか?
- A
使えますが、速度は通常の microSD カードと同じになると任天堂は案内しています。
まとめ|差は速さではなく、GB単価とマークの値段
Switch 2用の microSD Express 512GBは、任天堂ライセンスの SanDisk(28,980円)と他社品で、速さより値段の付き方に差が出ていました。ライセンス品の公称値は SanDisk 自身のライセンスのない512GBと同じで、任天堂も規格を満たすカードならどれでも使えるとしています。それでも、任天堂の売り場で買えることや公式マークとデザインは、ライセンス品にしかありません。
- GB単価: ライセンス512GBは56.6円、Samsung P9 Express は39.0円、Lexar PLAY PRO は34.5円(通常時の価格・2026年10月17日確認)
- 公称値: ライセンス品と SanDisk のライセンスのない512GBは、読み880/書き650MB/s・ThermAdapt まで同じ
- 256GB×2枚: 約1.1万円安いが、任天堂は1枚での使用を推奨。分けたソフトは後からまとめられない
- 容量の目安: 任天堂の4本は69.9GBで本体に収まり、大作を含む9本(359.6GB)は512GB1枚に収まる
任天堂の売り場でそろえたい人、公式マークに価値を感じる人には、ライセンスの SanDisk 512GBが素直な選択です。GB単価を重く見るなら Lexar PLAY PRO、Amazon 自身の販売で選びたいなら Samsung P9 Express が候補になります。任天堂のタイトルが中心なら、ライセンスの256GBから始めるのも無理のない選び方でしょう。
私自身、Switch 2 を持っていて、カードを選ぶ側としてこの比較をしてみました。公式の数字を並べてみると、決め手になるのは速さではなく、GB単価と、どこで買いたいかだと感じています。手元の空き容量と GB単価を確かめたうえで、納得できる1枚をぜひ手に取ってみてください。

