【2026年10月版】大手4キャリア・格安SIMの通信速度を比較調査|昼12時に強い回線はどこか?

大手4キャリア・格安SIMの通信速度比較のアイキャッチ。12時台の下り速度の中央値は、サブブランド・オンライン専用が110Mbps、格安SIMが1.7Mbps スマホ

格安SIMの通信速度を大手キャリアと比較すると、本当にそこまで遅いのか。乗り換えを考えたことがある方なら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。私自身、いま契約しているのは大手キャリア本体の回線です。データ無制限のプランは月7,788〜8,448円かかる一方、格安SIMなら20GB以上を月1,390円から使えます。この差を見ると乗り換えたくなりますが、「昼休みに遅くなる」という評判が頭をよぎるのも正直なところです。

そこで、大手4キャリア・サブブランド・格安SIMの合計29サービスを並べ、公式の料金と速度の実測データを突き合わせてみました。私が速度を測ったわけではありません。使ったのは、各社の公表値と、条件をそろえて計測された第三者のデータだけです。

調べてみて意外だったのは、格安SIMが遅いのは平日の昼に限った話だったことです。14時台には、大手と変わらない水準まで戻っていました。では、安さと昼の速さを両立できる回線はどこなのか。差額は月にいくらなのか。順番に数字で見ていくので、ぜひ最後までご覧ください。

昼12時台に遅くなるのは格安SIMだけだった

同じ日・同じ場所で14回線を測った実測では、格安SIMの5社だけが12時台に1〜6Mbpsまで落ちました。14時台には21〜70Mbpsへ戻っています。ドコモ・au・ソフトバンクの3社と、サブブランド・オンライン専用プランは、12時台でも70〜158Mbpsです。

14回線の12時台と14時台の下り速度を並べた図。格安SIM5社だけが12時台に大きく落ちている
格安SIMの5社だけが、12時台に左へ大きく離れる

差は2倍や3倍ではありません。12時台のmineoは1.38Mbps、ソフトバンクは157.87Mbpsで、100倍以上開いています。ところが14時台になると、mineoは61.37Mbpsまで戻ります。格安SIMは「いつも遅い」のではなく、平日の昼という短い時間だけ極端に遅い、というのが実測から見える姿です。

例外は楽天モバイルで、12時台は12.53Mbps、14時台も16.43Mbpsと、時間帯を問わず控えめな数字でした。楽天は自社で回線網を持つキャリアなので、格安SIMとは遅くなる理由が違います。

比べたのは「公式の公表値」と「条件をそろえた第三者の実測」だけ

速度のランキング記事の多くは、利用者が投稿した測定値の集計を材料にしています。手軽に件数を集められる反面、計測した場所も端末も時間もばらばらです。この記事では、計測条件が公開されているデータだけを使い、データ源ごとに分けて扱いました。

データ源中身計測時期
価格.comマガジン 14回線実測12時台・14時台・18時台の下り(渋谷駅周辺・佐久平駅周辺の2地点平均)2026年3月
ショーケース 23社独自計測12時台・17時台の下り(東京都品川区・墨田区、神奈川県多摩区)2025年7〜10月
大手キャリアの実効速度総務省のガイドラインに沿った全国1,500地点の計測2026年1〜3月
格安SIM各社の公式計測U-NEXT MOBILE・y.u mobile・LinksMateが公開している時間帯別の自社計測2026年9〜10月
各社の公式料金ページ29サービス・278プランの税込月額2026年10月10日

実測はどれも、1台の端末で数地点を数回測ったものです。全国の平均を表すデータではありません。「ある日・ある場所の実測例」として読み、0.1Mbps単位の順位にはこだわらないでください。

この記事の料金について

本記事に載せている月額は、いずれも2026年10月10日時点で各社の公式サイトを確認した税込の参考値です。音声通話SIMの基本料で、割引を適用しない額を基準にしています。光回線とのセット割や家族割、期間限定のキャンペーンで実際の支払いは変わりますし、料金改定も珍しくありません。記事を読んだ時点の料金とは差が出ている前提でご覧いただき、契約前には必ず各社の公式サイトで最新の料金をご確認ください。

29サービスの月額:20GB以上で月1,390円から8,008円まで

20GB以上を使えるプランの最安額で比べると、日本通信SIMの1,390円からソフトバンクの8,008円まで並びました。開きはおよそ5.8倍です。

29サービスのうち26サービスについて、20GB以上を使える最安の月額を並べた横棒グラフ
同じ20GB以上でも、格安SIMは2,000円前後、大手キャリア本体は8,000円前後に分かれる

格安SIMの多くは1,400〜3,000円に集まっています。povo2.0・LINEMO・ahamoのオンライン専用プランは2,780〜2,970円で、その上端です。UQ mobileとワイモバイルは3,828円・4,378円と一段高く、大手キャリア本体は7,788〜8,008円です。楽天モバイルは20GBまで2,178円、無制限でも3,278円と、大手キャリアのなかでは飛び抜けて安い位置にいます。

主なサービスを容量帯で並べると、次のとおりです。各容量以上を使える最安のプランを選んでいます。

サービス分類3GB以上20GB以上30GB以上
日本通信SIM格安SIM730円1,390円2,178円
HISモバイル格安SIM770円1,699円1,999円
U-NEXT MOBILE格安SIM1,800円1,800円—
IIJmio格安SIM950円2,000円2,400円
mineo格安SIM1,298円2,178円2,178円
楽天モバイル大手キャリア本体1,078円2,178円3,278円
povo2.0オンライン専用990円2,780円2,780円
LINEMOオンライン専用990円2,970円2,970円
ahamoオンライン専用2,970円2,970円2,970円
UQ mobileサブブランド2,948円3,828円3,828円
ワイモバイルサブブランド3,278円4,378円4,378円
au大手キャリア本体6,578円7,788円7,788円
ドコモ大手キャリア本体6,798円7,898円8,448円
ソフトバンク大手キャリア本体6,358円8,008円8,008円

日本通信SIMの3GBは、1GBまで290円・以降1GBごとに220円の「合理的シンプル290プラン」で3GB使った場合の額です。povo2.0は月額0円の基本料に、30日間有効のデータを買い足す仕組みです。表の値は「3GB(30日間)990円」「30GB(30日間)2,780円」で計算しています。U-NEXT MOBILEは基本容量が20GBで、2026年7月31日から終了日未定の特典で30GBに増えています。

なお、ahamoは12月1日から段階制に変わります。40GBまで3,135円、60GBまで4,125円、120GBまで5,115円です。同じ日にドコモの新プラン「ドコモ mini2」(6GB 3,278円/12GB 4,598円)も始まります。

ahamoの月額を、11月までの30GB定額と12月1日からの3段階の料金で比べた図
40GBまでなら165円の値上げ、60GBを超えると大盛りオプションより165円高い

昼12時台の速度:格安SIMは1〜6Mbps、14時台には戻る

価格.comマガジンの実測では、14回線のうち格安SIMの5社だけが12時台に1〜6Mbpsへ落ちました。2026年3月3日に渋谷駅周辺、5日に佐久平駅周辺(長野県佐久市)で、同じ端末を使って3回ずつ測った平均です。

回線分類12時台14時台18時台
ソフトバンク大手キャリア本体157.87122.3267.78
LINEMOオンライン専用134.40168.3870.43
ワイモバイルサブブランド123.03120.4064.98
UQ mobileサブブランド110.5068.10101.88
au大手キャリア本体104.6272.6097.85
ahamoオンライン専用80.3353.7711.75
povo2.0オンライン専用79.3281.6762.52
ドコモ大手キャリア本体70.8777.3024.72
楽天モバイル大手キャリア本体12.5316.4326.10
イオンモバイル格安SIM6.0151.3111.89
IIJmio格安SIM5.8770.3520.77
NUROモバイル格安SIM1.6821.062.08
mineo(au回線)格安SIM1.3861.3753.92
HISモバイル格安SIM1.0950.552.98

単位はMbps(下り)。出典: 価格.comマガジン「格安SIM&メインキャリアの通信速度ランキング!人気14回線を徹底検証【2026年】」

引用: https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=11526

12時台に10Mbpsを下回ったのは、格安SIMの5社だけです。1Mbpsを切ると、SNSの画像を読み込むだけでも待たされる場面が増えます。1Mbps台は、体感でもはっきり「遅い」と分かる水準でしょう。

別の計測でも傾向は同じでした。ショーケースが2025年7〜10月に23社を測った結果では、格安SIMは12時台に軒並み1Mbps前後でした。中央値はIIJmio(ドコモ回線)が1.18Mbps、mineo(ドコモ回線)が0.76Mbps、日本通信SIMが0.69Mbps、HISモバイルが0.65Mbpsです。同じ12時台に、ワイモバイルは67.25Mbps、ahamoは57.19Mbps、LINEMOは46.56Mbpsです。ただ、ahamoも墨田区では1.16Mbpsまで落ちた回がありました。オンライン専用プランでも、場所によっては遅くなります。

引用: https://www.showcase-tv.com/sim/sim-speed-investigation/

ショーケースの計測で、23サービスの12時台の下り速度を並べた横棒グラフ
格安SIMで20Mbpsを超えたのはLinksMate・DMMモバイルplus・J:COM MOBILEの3つだけ

料金と昼の速度を重ねると、安くて速いのは povo2.0・ahamo・LINEMO

20GB以上の最安月額を横軸、12時台の速度を縦軸に置いてみました。「安くて昼も速い」左上にいたのは、povo2.0・ahamo・LINEMOの3つです。

20GB以上の最安月額と12時台の下り速度の散布図。左上にpovo2.0・ahamo・LINEMO、左下に格安SIMが集まる
月2,800〜3,000円の位置で、昼の速度が格安SIMと1桁以上違う

格安SIMは月1,700〜2,700円の範囲に集まっていて、昼の速度はどれも10Mbpsに届いていません。その少し右、月2,780〜2,970円の位置に3つのオンライン専用プランが並びます。昼の速度は79〜134Mbpsです。UQ mobileとワイモバイルも昼は110Mbps以上と速いのですが、月額は3,828円・4,378円で、安さでは一歩譲ります。

つまり、安さと昼の速さを両立しているのは格安SIMではなく、大手キャリアが自ら出しているオンライン専用プランです。回線は大手と同じで、店舗でのサポートや家族割を削った分だけ安い。昼に遅くなる理由がないのです。

昼の速さに払う差額は月300〜1,390円

最安の格安SIMと、最安のサブブランド・オンライン専用プランを容量帯ごとに比べました。差額は3GB以上で月300円、30GB以上で800円、20GB以上で1,390円です。

容量帯ごとに、最安の格安SIMと最安のオンライン専用プランの月額を並べた図
少ない容量ほど、昼の速さを買う追加料金は小さい
容量帯最安の格安SIM最安のサブブランド・オンライン専用差額
3GB以上BB.exciteモバイル 690円LINEMO・povo2.0 990円300円
20GB以上日本通信SIM 1,390円povo2.0 2,780円1,390円
30GB以上BB.exciteモバイル 1,980円povo2.0 2,780円800円

差がいちばん小さいのは3GB帯です。月に3GBも使わないなら、LINEMOとpovo2.0は990円で、格安SIMとの差は300円しかありません。昼休みにSNSを開くくらいの使い方でも、この300円で12時台の速度は数十倍になります。

3GB以上を使える最安の月額を26サービスで並べた横棒グラフ
3GBなら、LINEMO・povo2.0は格安SIMの価格帯にすっぽり収まる

20GB帯の差が大きく見えるのは、日本通信SIMが20GBを1,390円で出しているからです。年間にすると1万6,680円の差なので、昼の速度をどこまで重視するかで判断が分かれる金額だと感じました。

格安SIMでも昼に速かった3社と、その注意点

格安SIMのなかにも、昼に速い結果が出たサービスが3つありました。ただし、どれも手放しで薦められる根拠ではありません。

LinksMate・J:COM MOBILE|速いが、価格はオンライン専用と同じ

ショーケースの計測で、LinksMateは12時台に41.2Mbps(品川区)と55.72Mbps(多摩区)を記録しました。J:COM MOBILEも38.13Mbpsと15.98Mbpsです。どちらも墨田区は計測されておらず、2地点だけの結果です。

格安SIMとしては際立った速さです。ただ、20GB以上の最安月額はLinksMateが2,970円、J:COM MOBILEが3,058円でした。LINEMOやahamoと同じ価格帯なので、「格安SIMを選ぶ利点」である安さはここにはありません。

U-NEXT MOBILE|自社計測では昼も落ちない

U-NEXT MOBILEは、20GBで月1,800円という安さで、公式サイトに自社の速度計測を公開しています。過去30日分(2026年9月10日〜10月9日)の平日を集計すると、12時台の中央値は50.5Mbpsでした。深夜3〜5時台の47.5Mbpsと、ほとんど変わりません。

U-NEXT MOBILE・y.u mobile・LinksMateの公式計測を平日の時間帯別に並べた折れ線グラフ
U-NEXT MOBILEは12時台も深夜とほぼ同じ。y.u mobileは12時台に深夜の約半分まで下がる

もしこの数字が実態どおりなら、「安くて昼も速い」格安SIMの唯一の候補になります。ただ、これは事業者自身が、自社のデータセンターにあるサーバーとの間で測った値です。第三者による昼の実測は見つからなかったので、今回は第三者の実測と同じ表には並べていません。

速度計測データについて(U-NEXT MOBILE・y.u mobile 公式の計測条件)

計測場所:各社本社(東京都品川区)。計測方法:自社データセンターに設置したサーバー機から、本社内に設置したクライアント機へインターネット経由でデータをダウンロードして測定。機器:Raspberry Pi 4(サーバー・クライアント)、モバイルルーター HW-01L。頻度:1時間に3回測定した平均を1時間ごとの結果として公開。y.u mobileは通信規格をLTEに固定。0.0Mbps(測定できなかった時間)は本記事の集計から除外。

引用: https://mobile.unext.jp/speed
引用: https://www.yumobile.jp/about/speed
引用: https://www.linksmate.jp/about/networkarea/

y.u mobile|公式と第三者で結果が分かれた

y.u mobileも同じ方法で自社計測を公開していて、平日12時台の中央値は33.7Mbpsでした。ところがショーケースの計測では、品川区と墨田区の12時台がどちらも1.73Mbps、多摩区だけが62.79Mbpsです。計測した時期も場所も違うので、どちらが正しいとは言えません。それでも、事業者の自社計測だけを根拠に「昼も速い」と判断するのは危ういことは、この食い違いから分かります。

格安SIMが昼だけ遅くなるのは、帯域を月単位で借りているから

格安SIMは大手キャリアの回線を、10Mbpsごとに月いくらという単位で借りています。借りた帯域の太さは月単位で決まっています。平日の昼に利用者が一斉にスマホを開けば、その太さを全員で分け合うしかありません。

格安SIMが大手キャリアから帯域を借り、昼に利用者が集中すると1人あたりの帯域が細くなる仕組みを示した図
借りている帯域の太さは同じまま、昼だけ使う人が増える

総務省の資料にも、平日のモバイル全体の通信量は「12時頃に一時的なピーク、21〜22時頃に最大」と書かれています。回線全体で最も混むのは夜ですが、実測で格安SIMの速度がいちばん落ちていたのは、この12時台でした。18時台もNUROモバイルが2.08Mbps、HISモバイルが2.98Mbpsと、夕方に落ちる回線もあります。

引用: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/data/gt010602.pdf

借りる料金も安くはありません。総務省の会議に提出された資料によると、2026年度の予測は10Mbps・月あたりドコモが10.9万円、KDDIが11.7万円、ソフトバンクが9.7万円です。格安SIM側は、昼のピークだけ帯域を借り増す仕組みを求めています。これに対しドコモは、課題が多いと答えました。時間単位で貸すと昼に借り増しが集中し、使われない時間帯の設備費を大手が負担することになる、という理由です。

引用: https://www.soumu.go.jp/main_content/001073119.pdf
引用: https://www.soumu.go.jp/main_content/001015044.pdf

この事情を逆手に取ったのが、mineoの「マイそく」です。平日12時台は最大32kbps(プレミアムは200kbps)まで絞られます。そのかわり、最大1.5Mbpsの「スタンダード」が月990円です。昼はWi-Fiのある場所にいる人なら、割り切った選択肢になるでしょう。

mineoマイそくの4プランについて、時間帯ごとの速度の上限を示した図
スタンダードは1日のうち平日12時台の1時間だけ、最大32kbpsまで下がる

大手キャリア本体は、混雑時間帯でも中央値100Mbps超

ドコモ・au・ソフトバンクは総務省のガイドラインに沿って、全国10都市・1,500地点の実効速度を公表しています。計測は混雑する時間帯(オフィス街・繁華街は正午〜18時、住宅街は15〜21時)に行われています。それでも、下りの中央値はどの社も100Mbpsを大きく超えていました。

ドコモ・au・ソフトバンクの実効速度を、中央の半数の範囲と中央値で示した図
格安SIMの昼の速度は、左端の細い帯に収まってしまう
事業者下り中央値(Android/iPhone)12時台だけの中央値
ソフトバンク270Mbps/279Mbps313Mbps/319Mbps(約190地点)
ドコモ189Mbps/209Mbps172Mbps/240.5Mbps(約35地点)
au非掲載(中央の半数は144〜409Mbps)12時台の計測地点なし
楽天モバイル公表ページは見つからず—

計測は2026年1〜3月(ソフトバンクは2〜3月)。12時台の値は、各社が公開している地点別データの計測時刻から当サイトで算出しました。

引用: https://www.softbank.jp/mobile/network/service/speed-survey/
引用: https://www.docomo.ne.jp/area/effective_speed/index.html
引用: https://www.au.com/mobile/area/effective-speed/

12時台の計測地点はオフィス街・繁華街に偏っているので、この表から「大手は12時台のほうが速い」とまでは言えません。言えるのは、大手キャリア本体は混雑する時間帯に測っても、格安SIMの昼の速度とは桁が違うということです。

昼の使い方で選ぶなら

ここまでの数字を、昼休みにスマホをどう使うかで整理しました。

◆ 昼休みに動画やSNSをよく使う

povo2.0・ahamo・LINEMO → 20〜30GBで月2,780〜2,970円。12時台も80〜134Mbps(価格.comマガジン)で、格安SIMとの差額は月800〜1,390円です。

◆ 昼も速く、店舗でのサポートも欲しい

UQ mobile・ワイモバイル → 月3,828円・4,378円と高めですが、12時台は110〜123Mbps。オンライン専用プランと違い、店舗で相談できます。

◆ 月3GBもあれば足りる

LINEMO・povo2.0 → 3GBで990円。最安の格安SIMとの差は300円しかなく、昼の速度を考えるとこの容量帯は迷う理由が少ないと感じます。

◆ 昼はWi-Fiか、LINEとメール程度

日本通信SIM・HISモバイル・IIJmio → 20GB以上で1,390〜2,000円。昼に1Mbpsを切ることがある前提で、それ以外の時間帯の速さと安さを取る選び方です。

◆ データを無制限に使いたい

楽天モバイル → 無制限で3,278円と大手キャリアのなかでは最安。ただし12時台は12.53Mbps(価格.comマガジン)と、時間帯を問わず控えめでした。

よくある質問

Q
格安SIMは昼以外の時間も遅いのですか?
A

価格.comマガジンの実測では、格安SIM5社の14時台は21〜70Mbpsで、大手と同じ水準に戻っていました。遅くなるのは主に平日の12時台です。

Q
5Gに切り替えれば、格安SIMでも昼に速くなりますか?
A

期待しないほうがよいでしょう。IIJmio・NUROモバイル・BIGLOBEモバイルなどは、5Gに切り替えても混雑時の速度は改善しないと公式に書いています。

Q
サブブランドとオンライン専用プランは、大手本体と同じ速さですか?
A

実測ではほぼ同じ水準でした。ただ、ahamo・UQ mobileなどは総務省ガイドラインの実効速度を公表していません。公式の数字での比較はできない状態です。

Q
ahamoの料金は12月から変わりますか?
A

2026年12月1日から段階制になり、40GBまで3,135円、60GBまで4,125円、120GBまで5,115円です。それまでは30GB 2,970円です。

Q
楽天モバイルは昼に遅いのですか?
A

価格.comマガジンの12時台は12.53Mbps、ショーケースの3地点中央値は25.97Mbpsでした。格安SIMほどは落ちませんが、大手3社より控えめです。時間帯による差はあまり大きくありませんでした。

まとめ

格安SIMの通信速度を大手キャリアと比較してみると、評判の「昼に遅い」は本当でした。ただしそれは平日の12時台という短い時間の話で、14時台には大手と変わらない速さに戻ります。安さと昼の速さを両立していたのは、格安SIMではありません。povo2.0・ahamo・LINEMOといったオンライン専用プランでした。

  • 昼12時台に落ちるのは格安SIMだけ: 1〜6Mbps。大手3社とサブブランド・オンライン専用は70〜158Mbps
  • 両立の本命はpovo2.0・ahamo・LINEMO: 20〜30GBで月2,780〜2,970円
  • 昼の速さに払う差額は月300〜1,390円: 3GB帯ならわずか300円
  • 格安SIMの例外候補はU-NEXT MOBILE: ただし根拠は自社計測だけ
  • 大手キャリア本体: 混雑時間帯でも中央値100Mbps超。月額は7,788〜8,448円

昼休みに動画やSNSを見る方はオンライン専用プラン、昼はWi-Fiにつながる場所にいる方は格安SIM、と考えると選びやすくなります。少量しか使わない方なら、差額300円でLINEMOやpovo2.0を選ぶのが堅実でしょう。

私自身、いまは大手キャリア本体の回線を使っています。今回の数字を並べてみると、昼の速度を保ったまま月額を半分以下にできる選択肢が、すでに複数あることが分かりました。料金は改定が多く、12月にはahamoも変わります。乗り換えを考えている方は、最新の料金を公式サイトで確かめたうえで、ぜひご自身の昼の使い方に合う回線を選んでみてください。

プログラマー。高校時代のWALKMAN+Sonyイヤホンをきっかけに、10年以上にわたってオーディオを中心にガジェットを買い続けています。SONY XBA-A3は今も現役で愛用、Sonyワイヤレスイヤホンは3世代追いかけて進化を体感してきました。得意領域はイヤホン・ヘッドホン、4K有機ELテレビ、ゲーミングマウス、PC周辺機器。「自分が本気で買うつもりで判断軸を作る」スタンスで、後悔のない買い物のための情報を発信しています。

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