「Denon AH‑C840NCW」は、デノンの最新ワイヤレスイヤホンとして登場し、高音質・ノイズキャンセリング・長時間再生という3つの特徴で注目を集めています。
この記事では、「Denon AH‑C840NCW」のスペックや音質、装着感、ノイズキャンセリング性能などを詳しくレビュー。「Denon AH‑C840NCW」の音質が気になる方や、最新ワイヤレスイヤホンの選び方で迷っている方に向けて、「Denon AH‑C840NCW」の魅力を余すところなくご紹介します。
Denonファンも、はじめてDenonのワイヤレスイヤホンを選ぶ方も、ぜひ「Denon AH‑C840NCW」レビューでその実力を体感してください。
製品概要|Denon AH‑C840NCW
Denon AH‑C840NCW スペック表
項目 | 詳細 |
---|---|
ドライバー | 12 mm Free‑Edge バイオセルロース |
ノイズキャンセリング | Adaptive Hybrid ANC + Transparency Mode |
連続再生時間 | ANCオフ:約10時間、ANCオン:約7時間(片耳) |
ケース併用時合計再生時間 | ANCオフ:最大35時間、ANCオン:約24時間 |
クイック充電 | 5分→約1時間駆動 |
防水性能 | IPX4(汗・水しぶき対応) |
Bluetooth | v5.3(LE Audio対応、Auracast対応) |
マルチポイント接続 | 2台同時接続可能 |
通話 | 各イヤホンにマイク2基、ビームフォーミング対応 |
イヤーチップ | シリコン製:S, LONG S, M, L |
コントロール方式 | タッチ式(カスタマイズ可能)、スマホアプリ「Denon Headphones」対応 |
サイズ(イヤホン) | 35.0 × 21.3 × 25.4 mm / 5.1 g |
サイズ(ケース) | 58 × 48 × 28 mm / 54 g |
カラー展開 | Black / White |
充電端子 | USB‑C + ワイヤレス充電対応 |
対応コーデック | SBC, AAC, LC3 |
Bluetooth ペアリング | Google Fast Pair / Windows Swift Pair |
Denon AH‑C840NCWのデザインと装着感
Denon AH‑C840NCWのデザインは、耳のフィット感を最優先に設計されています。12mmドライバーを搭載しながらもコンパクトな本体サイズと、複数サイズのイヤーチップが用意されているため、どんな耳の形にもぴったりフィット。ケースも高級感ある仕上げで、外出時にも持ち歩きたくなるデザインです。IPX4の防水性能があるので、ジムや外出時の急な雨でも安心して使えます。
音質レビュー|Denon AH‑C840NCW 音質はどうか?
最大の魅力はやはり「Denon AH‑C840NCW 音質」です。12mmのFree‑Edgeバイオセルロースドライバーを採用し、広がりのあるサウンドステージと、深みのある低音、クリアで伸びやかな高音を両立しています。デノンらしいバランス重視のチューニングで、クラシックからロック、ポップス、EDMまでジャンルを問わず楽しめます。Bluetooth 5.3&LE Audio対応により、ワイヤレスでも高音質再生を実現。動画やゲームでも遅延が少なく、ストレスなく楽しめるのも嬉しいポイントです。
ノイズキャンセリングと外音取り込み性能
Denon AH‑C840NCWはハイブリッド型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。通勤電車やカフェなど騒がしい場所でも、しっかりと外音をカットし、自分の世界に没入できます。さらに外音取り込み(トランスペアレンシー)モードにも対応しているので、イヤホンを外さずに会話やアナウンスを聞き取ることも可能。ANCオン時でも最大7時間の連続再生ができるので、長時間の移動やリモートワークにも最適です。
バッテリー・充電性能と使い勝手
バッテリー性能も「Denon AH‑C840NCW」の強みの一つ。ANCオフ時で約10時間、ケース併用なら最大35時間の再生が可能です。急なバッテリー切れにも対応するクイックチャージ機能も搭載し、5分の充電で約1時間再生できます。ワイヤレス充電にも対応しているため、Qi対応パッドに置くだけで手軽に充電できるのも現代的です。マルチポイント接続でスマホとPCを同時にペアリングできるので、仕事とプライベートの切り替えもスムーズ。
気になるポイント・注意点(懸念点)

ハイレゾ・高音質コーデック非対応
Denon AH‑C840NCWはSBC、AAC、LC3には対応していますが、aptXやLDACなどのいわゆるハイレゾ対応コーデックには非対応です。そのため、Androidユーザーでより高品位なワイヤレス再生を求める方や、ハイレゾ音源を最大限楽しみたいという方には物足りなさを感じるかもしれません。
イヤホン本体のサイズ感
12mmドライバーを搭載した設計上、本体サイズはやや大きめです。多くの方は問題なくフィットしますが、耳が小さい方や長時間使用する場合に「圧迫感」を感じるという意見もありました。付属のイヤーチップで調整は可能ですが、購入前に実際の装着感を確認したくなります。
ANCの効き方は自然寄り
ノイズキャンセリング機能は高性能ですが、ソニーやBoseの最新フラッグシップと比べると効き方は自然です。「強力な遮音感」を求めている場合には、やや物足りないと感じる人もいるでしょう。一方で、圧迫感が少なく耳が疲れにくいというメリットでもあります。
アプリ機能やカスタマイズ性
基本的なタッチ操作やノイズキャンセリング調整はできますが、アプリでのカスタマイズ機能が少しシンプルで、EQの幅や個別の細かい設定を求める人には少し物足りないと感じるかもしれません。競合モデルには、より高度なパーソナライズや詳細設定ができるものもあります。
ケースがやや大きめ・重め
バッテリー容量とのトレードオフですが、イヤホンケースはコンパクトモデルと比べるとやや大きめ。ポケットの中で存在感が気になるというレビューも見かけました。
自分が使うなら気にしそうな点
個人的に気になるのは、やはりaptXやLDAC非対応という点。普段Androidで音楽を聴く自分としては、コーデック選択肢が多いと嬉しいので、この仕様は少し残念。また、耳が小さいので長時間装着時の快適性も実際に試してみたいポイントです。
こんな人におすすめ

デノンらしい高音質を気軽に楽しみたい方
オーディオメーカーならではのナチュラルでバランスの良い音質を、日常的にワイヤレスで楽しみたい方にピッタリです。特に「ボーカルがきれいに聴こえるイヤホン」「ジャンルを問わず自然に楽しめる音」を求める方には強くおすすめできます。
ノイズキャンセリング付きで通勤・通学・リモートワークを快適にしたい方
適度に自然な効き方のノイズキャンセリングと、外音取り込み機能を備えているので、電車移動やカフェ、リモートワークなどさまざまな生活シーンにフィットします。耳が疲れにくい点も、長時間使用が多い人に嬉しいポイント。
バッテリー持ち・使い勝手を重視したい方
イヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大35時間というロングバッテリーと、ワイヤレス充電・クイックチャージ・マルチポイント対応など「使い勝手」重視の人にも最適。スマホ・PCを同時接続したいビジネスパーソンにも向いています。
通話やオンライン会議をよく利用する方
通話品質にも配慮されたマイク性能、ビームフォーミング、装着検出など、日常の通話やリモート会議でもクリアな音声を届けたい方におすすめです。
初めて高機能ワイヤレスイヤホンを選ぶ方
ソニーやボーズのフラッグシップよりは手が届きやすい価格帯で、機能・音質ともに満足度が高いモデル。エントリーからミドルクラスにグレードアップしたい方にもベストです。
まとめ

Denon AH‑C840NCWは、デノンの音作りをワイヤレスで手軽に楽しめる最新の完全ワイヤレスイヤホンです。12mmドライバーが生み出す高音質と、ハイブリッドANCによる快適なリスニング環境、最大35時間のバッテリーライフ、充実のアプリ連携、そしてマルチポイント接続など、今求められる全ての機能をバランス良く搭載。ワイヤレスイヤホン選びで「音質」「ノイズキャンセリング」「使い勝手」を重視したいなら、間違いなく選択肢に入る一台です。
気になる方は、ぜひ一度Denon AH‑C840NCWの音を体験してみてください!