ながら聴きに最適!「SOUNDPEATS CC」の魅力と使い心地をリアルレポート

4.0
SOUNDPEATS CC イヤホン

「SOUNDPEATS CC(PearlClip Pro)」は、耳を挟むイヤーカフ型のオープンイヤーイヤホンです。耳穴を完全に塞がずに装着できるため、周囲の音を自然に取り込みつつ音楽を楽しめるのが特徴です。Bluetooth 5.4を採用し、専用アプリによるイコライザー調整(Dynamic EQ)やマルチポイント接続にも対応しています。

主な仕様一覧

項目仕様
Bluetooth バージョン5.4
対応コーデックSBC / AAC
ドライバーφ12 mm デュアルマグネット ダイナミックドライバー
連続再生時間単体 約6時間、充電ケース込 約24時間
バッテリー容量イヤホン 35 mAh×2、ケース 350 mAh
充電時間イヤホン 約0.5 h、ケース 約1.8 h
重量約5 g(片側)
防水性能IPX5
マルチポイント接続2台まで対応
専用アプリPeatsAudio(Dynamic EQ/パーソナライズサウンド調整)対応

メリット・デメリット

メリット

  • 周囲の音を自然に取り込める「ながら聴き」特化モデル
  • φ12 mmドライバー搭載による開放的かつクリアな低音再現
  • 安定した装着感とIPX5防水で日常利用に強い
  • マルチポイント接続で機器間の切り替えがスムーズ

デメリット

  • ANC非搭載のため没入型リスニングには不向き
  • 単体約6時間の駆動は長時間BGM利用にはやや短く感じる場合あり
  • タッチ操作部の位置把握には慣れが必要
  • コーデックはAAC/SBCのみで、aptX系非対応

特徴

SOUNDPEATS CC
SOUNDPEATS CC 引用: https://jp.soundpeats.com/products/cc

音質

  • 開放的なサウンドステージ:オープンイヤー設計のため外音を自然に取り込みつつ、音楽も十分に楽しめる。
  • 低音の再現性:耳穴に近い位置でホールドされる構造により、同ジャンルの「ながら聴き」モデルとしては特に低音がクリアで力強いと評価されています。
  • イコライザー調整:専用アプリのDynamic EQ機能で、自分の好みに合わせたサウンドチューニングが可能。

接続性

  • Bluetooth 5.4 による安定接続で、途切れにくく遅延も抑制されています。
  • マルチポイント接続 をサポートし、たとえば「iPhoneで音楽 → Macでビデオ会議」といった切り替えがシームレスに行えます。
  • 対応プロファイル:HFP/A2DP/AVRCPに加え、低遅延のゲームモードも備えています。

使用感・装着感

  • 快適なフィット感:記憶合金ワイヤーとシリコンパッドが耳周りを適度にホールド。長時間装着しても痛みが出にくい設計です。
  • メガネやマスクとの相性良し:耳を挟む構造が耳掛け型より干渉しにくく、眼鏡ユーザーにも好評。
  • 就寝時や横になる場面には不向き:横向きで寝転ぶとイヤホンの角度が変わりやすく、音漏れやズレが生じる場合があります。

タッチ操作・アプリ連携

  • タッチ操作の慣れが必要:タッチパネルの位置がわかりづらいという声があり、操作時には「C字部分をつまむ」ように扱うと安定します。
  • アプリ連携:PeatsAudioでイコライザー設定、サウンドチューニングが行えます。

購入判断ポイント

  • 「ながら聴き」をメインに使いたい → 自然な外音取り込みと良好な音質で最適
  • メガネ・マスク利用者 → 耳掛け型よりストレス少なく装着可能
  • 長時間ノンストップ再生が必須 → もう少し連続駆動時間重視なら、同社別モデルや他社製品も検討推奨
  • タッチ操作の慣れ → 慣れるまで掴み操作を想定しておくと◎

以上を踏まえ、ご自身の使用シーン(通勤中のBGM再生、デスクワーク中のながら聴き、会議・通話のマルチポイント利用など)に当てはめて検討されるとよいでしょう。

レビュー

SOUNDPEATS CC
SOUNDPEATS CC 引用: https://jp.soundpeats.com/products/cc

■ 装着感とフィット感

耳をしっかり挟むタイプなのに、長時間つけていても痛みは一切なし。実際、メガネをかけていても干渉せず、眼鏡ユーザーの私にはとても快適でした。激しい運動には少し心配ですが、普段の通勤やデスクワーク中の「ながら聴き」ならまったく問題なくフィットしてくれます。寝ホンには向かないものの、外出先でふいに装着感に気づくことはありませんでした。

■ サウンド・音質

オープンイヤーなのに、低音のパンチ力には本当に驚かされました。これまで内蔵型ドライバーの “スカスカ感” を懸念していましたが、SOUNDPEATS CC は12 mmドライバーをしっかり鳴らしてくれて、開放的なサウンドステージながらも迫力のある低音が楽しめます。高音・中音もクリアで、前から聴いていたAirPodsやHUAWEI FreeClipと比べても遜色なく、むしろコスパを考えるとこちらを選んでよかったと感じました。音量を上げすぎなければ音漏れもそれほど気にならず、歩行中に外の音もちゃんと聴き取れる安心感があります。

■ 接続性とバッテリー

Bluetooth 5.4 の安定感で、家の中を移動していても途切れることは少ないものの、壁を挟むとわずかに途切れることがありました。マルチポイント接続(2台まで登録可)は便利ですが、実際には音源が片方のデバイスにしか流れず、少し戸惑う場面も。バッテリーはイヤホン単体で約6時間、ケース併用で24時間ほど使え、私には日常使いで十分な駆動時間でした。ケースのデザインもオシャレで、取り出しやすさを含めて満足度高し。

■ 操作性とアプリ

タッチセンサーは感度がややシビアで、「ここを押せば音量UP」と直感的にわかりにくいのが唯一のネックです。帽子をかぶっている時や、寝返りでタッチが反応してしまう場面もありました。専用アプリ(PeatsAudio)はEQプリセットがあり便利ですが、プリセットの微調整ができず、自分好みの細かなカスタムにはもう一歩ほしかったところ。聴力測定機能もありますが、実際に使うと補正が極端になりすぎるケースがあるので、改善を期待します。

■ マイク品質と通話

通話品質は「必要十分」といった印象。相手の声は明瞭に聞こえ、こちらの声もしっかり届きますが、マイク性能そのものはハイエンドモデルに及ばず、ビジネス用途で高い音質を求める方は別途検討してもいいかもしれません。


メリットまとめ

  • 長時間装着しても痛くならない軽さとフィット感
  • 期待以上の低音再現とバランスの取れた音質
  • 周囲音を適度に取り込む安心感(ながら聴きに最適)
  • マルチポイント対応&オシャレな充電ケース
  • 圧倒的なコスパ(同価格帯の中でトップクラスの満足度)

デメリットまとめ

  • タッチ操作の位置・感度に慣れが必要
  • マルチポイント時は片方の音源しか再生されないことがある
  • 寝ホンや激しい運動には向かない
  • アプリのEQカスタマイズ機能にもう一工夫ほしい
  • マイク性能は標準レベル

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