シャープの聴覚拡張型イヤホン「SUGOMIMI(スゴミミ) MH-L1SG」は、補聴器とワイヤレスイヤホンの良いとこ取りをした革新的な製品です。SUGOMIMI MH-L1SGは、従来の補聴器のような「目立つデザイン」や「高額な費用」といった課題を解決し、普通のワイヤレスイヤホンと変わらない見た目で聴覚をサポートします。SUGOMIMI MH-L1SGの最大の特徴は、スマホアプリで簡単に自分の聴力に合わせた調整ができる点と、英語学習やテレビ視聴など15種類ものシーン別設定が可能な点です。
この記事では、SUGOMIMI MH-L1SGの詳細なスペック、実際の使用感、気になるポイント、そしてどんな人におすすめかを徹底的に解説します。
SUGOMIMI MH-L1SG 製品概要
SUGOMIMI MH-L1SGは、2025年2月28日に発売されたシャープの聴覚拡張型イヤホンです。補聴器メーカーとしての技術を活かしながら、医療機器ではなく「誰でも使える聴覚サポートデバイス」として設計されています。
基本スペック一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | SHARP SUGOMIMI(スゴミミ)MH-L1SG |
| 発売日 | 2025年2月28日 |
| 実勢価格 | 約39,600円(税込) |
| カラー | ブラック(MH-L1SG-B) |
| 形状 | カナル型完全ワイヤレスイヤホン |
| サイズ | 幅13.6mm × 奥行25.0mm × 高さ24.1mm |
| 重量 | 約5.8g(片耳) |
| ドライバー | Knowles製バランスド・アーマチュア(BA)型 |
| 調整周波数 | 7バンド |
| シーン設定 | 15種類 |
| バッテリー(リスニング) | 約20時間(ケース併用で約55時間) |
| バッテリー(ストリーミング) | 約6時間(ケース併用で約16時間) |
| 充電時間 | イヤホン:約2時間、ケース:約3時間 |
| 防水・防塵 | IP54(IPX4 / IP5X) |
| Bluetooth | Ver. 5.3 |
| 対応コーデック | SBC |
| 専用アプリ | COCORO LISTENING(iOS/Android対応) |
SUGOMIMI MH-L1SG|注目の特徴

SUGOMIMI MH-L1SG|Knowles製BAドライバーで高音質な聴こえを実現
SUGOMIMI MH-L1SGは、高級イヤホンにも使われるKnowles製のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを搭載しています。BA型ドライバーは、一般的な安価な集音器に使われるダイナミック型ドライバーと比べて、中高音域の再生に優れているのが特徴です。
人の声は主に500Hz〜4kHzの周波数帯域にあり、特に聞き取りにくい子音(サ行やカ行など)は4kHz以上の高音域に含まれます。SUGOMIMI MH-L1SGのBAドライバーは、この「会話で重要な音域」を繊細かつクリアに再生できるため、言葉の明瞭度が大幅に向上します。
特に加齢性難聴の場合、高音域から聴力が低下していくことが多いため、SUGOMIMI MH-L1SGのBAドライバーは理想的な選択と言えるでしょう。音楽鑑賞においても、ボーカルの声や楽器の細かなニュアンスまでしっかり聴き取れます。
SUGOMIMI MH-L1SG|スマホアプリで簡単セルフフィッティング
SUGOMIMI MH-L1SGの最大の魅力は、専用アプリ「COCORO LISTENING」を使った自動調整機能です。従来の補聴器では、専門店に行って聴覚専門家にフィッティングしてもらう必要がありましたが、SUGOMIMI MH-L1SGなら自宅で簡単に自分の聴力に合わせた設定ができます。
アプリで「聴力チェック」を行うと、低音から高音まで7つの周波数帯域で聴こえの状態を測定し、その結果に基づいて最適な音量バランスを自動で設定してくれます。聴力チェックは健康診断の聴力検査と同じような方法で、「ピー」という音が聴こえたらタップするだけのシンプルな操作です。
この機能により、SUGOMIMI MH-L1SGは購入後すぐに、あなたの耳に最適化された状態で使い始められます。調整は何度でもやり直せるため、聴力の変化に合わせて再設定することも可能です。
SUGOMIMI MH-L1SG|15種類のシーン設定で多彩な用途に対応
SUGOMIMI MH-L1SGには、用途に応じて選べる15種類のシーン設定が用意されています。これは単なる集音器やイヤホンにはない、SUGOMIMI MH-L1SG独自の「聴覚拡張」機能です。
主なシーン設定:
- 標準: 日常生活全般に適したバランス型
- テレビ・動画: 人の声を強調し、背景音を抑える
- 外国語 (English Ear): 英語など高周波の言語を聴き取りやすく
- スピーチ: 講演会やセミナーで正面の声に集中
- コンサート: 音楽の豊かな響きを損なわず増幅
- 少人数の会話: カフェや家族との会話向け
- 大人数の会話: パーティーや会議で周囲の声を拾う
- 川・小さな流れ: 自然の水音を心地よく
- 海・波: 波の音を自然に再生
- 山・鳥のさえずり: 鳥や虫の高音を拾う
- 調理音: 包丁や食器の音の不快感を軽減
- カスタム1〜4: 自分専用のEQ設定を保存
特に注目なのが「外国語」モードです。日本語は比較的低い周波数帯を中心とする言語ですが、英語や中国語は高周波成分が多く含まれます。SUGOMIMI MH-L1SGの外国語モードは、2kHz〜8kHzの高周波帯域を強調することで、英語のリスニング学習や洋画鑑賞の効果を高めます。
このように、SUGOMIMI MH-L1SGは「聴こえを補う」だけでなく、「聴きたい音を拡張する」という新しい価値を提供しています。
SUGOMIMI MH-L1SG|驚異の20時間バッテリー持続
SUGOMIMI MH-L1SGは、リスニングモード(集音機能)使用時に約20時間、充電ケースと併用すれば約55時間もの連続使用が可能です。これは朝起きてから夜寝るまで充電なしで使い続けられる安心感につながります。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー持続時間が4〜8時間程度であることを考えると、SUGOMIMI MH-L1SGの20時間は圧倒的です。競合の集音器製品と比較しても、Olive Smart Ear Plusの約9.5時間を大きく上回っています。
なお、音楽再生などのストリーミングモード使用時は約6時間となりますが、これは一般的なワイヤレスイヤホンと同等の水準です。リスニングモードとストリーミングモードでバッテリー持続時間に差があるのは、Bluetooth通信の有無によるものです。
日常的に長時間装着するデバイスとして、このバッテリー性能は大きなアドバンテージと言えるでしょう。
SUGOMIMI MH-L1SG|完全ワイヤレスで目立たないデザイン
SUGOMIMI MH-L1SGは、普通の完全ワイヤレスイヤホンと見た目が全く変わりません。片耳約5.8gという軽量設計で、長時間装着しても耳が痛くなりにくい配慮がされています。
従来の補聴器は「補聴器を着けている」ことが周囲にわかってしまうデザインが多く、それが心理的な抵抗感となっていました。しかし、SUGOMIMI MH-L1SGなら、通勤中や職場、カフェなどで使っていても、周囲からは「音楽を聴いている人」としか見られません。
この「目立たなさ」は、特に現役世代やアクティブシニア層にとって重要なポイントです。SUGOMIMI MH-L1SGは、社会的な受容性を高めることで、聴覚サポートデバイスのハードルを下げています。
カラーはブラック1色のみの展開ですが、ビジネスシーンでも違和感なく使えるシックなデザインです。
SUGOMIMI MH-L1SG|IP54の防水・防塵性能で日常使いに安心
SUGOMIMI MH-L1SGは、IP54の防水・防塵性能を備えています。これは「あらゆる方向からの飛沫に耐えられる(IPX4)」「粉塵の侵入を防ぐ(IP5X)」という意味です。
具体的には、以下のような状況で安心して使えます:
- ランニングやウォーキング中の汗
- 突然の小雨
- キッチンでの水しぶき
- 屋外の砂埃や粉塵
ただし、完全防水ではないため、お風呂やプールでの使用、水没には対応していません。日常生活での使用において十分な保護性能があると言えるでしょう。
精密機器である聴覚サポートデバイスにとって、防水・防塵性能は故障率を下げる重要な要素です。SUGOMIMI MH-L1SGなら、天候を気にせず外出時にも安心して装着できます。
SUGOMIMI MH-L1SG|気になるポイント
中等度以上の難聴には効果が限定的
SUGOMIMI MH-L1SGは軽度難聴者向けに設計されており、中等度以上の難聴には十分な効果が得られない可能性があります。実際のユーザーレビューでも「軽い症状の母には最適だったが、やや重い父にはノイズやハウリングが気になった」という報告があります。
聴力低下が大きい場合、音を大幅に増幅する必要がありますが、そうすると周囲の雑音も一緒に増幅されてしまい、「うるさいだけ」と感じてしまうことがあります。また、密閉度が不十分だと増幅された音がマイクに戻り、ハウリング(ピー音)が発生することもあります。
正直に言えば、SUGOMIMI MH-L1SGは「会話はできるが時々聞き返す」「テレビの音量が家族より少し大きい」程度の軽度難聴者に最適化された製品です。聴力低下が進んでいる場合は、医療機器認証を受けた補聴器の方が適している可能性があります。
生活家電の機械音が気になることがある
デジタル集音器に共通する課題として、エアコンや洗濯機、扇風機などの電子音を拾ってしまうことがあります。人間の脳は不要な定常ノイズを自然にカットする機能を持っていますが、SUGOMIMI MH-L1SGを通すとすべての音が等価に増幅されるため、普段は気にならない音が気になることがあるようです。
ユーザーレビューでも「エアコンや洗濯機の音が気になる」という指摘がありました。ノイズリダクション機能は風切り音などには対応していますが、特定周波数の機械音には過剰に反応してしまう場合があるとのことです。
対策としては、アプリのイコライザーで該当する周波数帯(低音域や超高音域など)を下げる微調整が有効です。また、使い続けることで脳が順応し、気にならなくなるケースもあります。
テレビ視聴には別途Bluetoothトランスミッターが必要
SUGOMIMI MH-L1SGでテレビの音声を聴くには、Bluetooth対応テレビか、別途Bluetoothトランスミッターが必要になります。Sony SMR-10のような競合製品には専用の低遅延送信機が付属していますが、SUGOMIMI MH-L1SGには含まれていません。
また、Bluetooth接続でテレビを視聴する場合、音声の遅延(リップシンクのずれ)が発生するリスクがあります。特にニュースやドラマなど、口の動きと音声のタイミングが重要な番組では気になるかもしれません。
テレビ視聴を主な用途と考えている場合は、低遅延のBluetoothトランスミッターを別途購入するか、テレビ専用の集音器を検討した方が良いでしょう。
アプリのUI/UXに改善の余地
専用アプリ「COCORO LISTENING」について、一部のユーザーから操作性に関する指摘があります。特に「聴力チェック時に音量の変化がデジタル表示されず分かりにくい」「意図しないタッチ操作でモードが変わってしまう」といった声が見られます。
高齢者ユーザーにとって、スマートフォンの画面操作と微細な聴覚フィードバックを同時に行う作業は認知負荷が高く、場合によっては家族のサポートが必要になることもあるでしょう。
今後のアップデートで、文字サイズの拡大やボリューム変更の視覚的フィードバックの改善が期待されます。
Bluetooth接続の安定性に個体差の可能性
一部のユーザーから「接続が切れる」といった不具合報告があります。原因としては、Bluetoothの干渉、スマホ側の省電力設定、バッテリー不足などが考えられます。
SUGOMIMI MH-L1SGは「リスニングモード(通信なし)」と「ストリーミングモード(通信あり)」を行き来するため、モード切替時の接続が不安定になるケースがあるようです。
対策としては、ケースへの出し入れによるリセット、スマホの再起動、ファームウェアの定期的なアップデートなどが有効です。メーカー側もFAQで対処法を案内しているため、困った時はサポートに相談することをおすすめします。
SUGOMIMI MH-L1SG|おすすめな人・使用シーン
こんな人におすすめ
SUGOMIMI MH-L1SGは、以下のような方に特におすすめです:
軽度難聴で聴こえに少し不便を感じている方
会話やテレビの音が「ちょっと聴き取りにくい」と感じているが、数十万円の補聴器を買うほどではないと考えている方に最適です。
補聴器の見た目に抵抗がある方
従来の補聴器は「補聴器を着けている」ことが周囲に分かってしまいますが、SUGOMIMI MH-L1SGなら普通のイヤホンにしか見えません。アクティブシニアや現役世代の方に特におすすめです。
英語学習や語学に興味がある方
「外国語」モードを使えば、英語などの高周波成分が多い言語を聴き取りやすくなります。リスニング学習や洋画鑑賞の効果を高めたい方に向いています。
音楽やコンサートを楽しみたい方
一般的な補聴器は「会話」に特化しており、音楽は騒音として圧縮されがちです。SUGOMIMI MH-L1SGの「コンサート」モードなら、音楽の豊かな響きを損なわずに楽しめます。
自然の音を楽しみたい方
「山・鳥のさえずり」「川・小さな流れ」などのモードで、加齢により聴こえなくなった自然音を取り戻すことができます。バードウォッチングやハイキングが趣味の方におすすめです。
スマートフォンを日常的に使っている方
SUGOMIMI MH-L1SGの調整にはスマホアプリが必須です。スマホの基本操作ができる方なら、セルフフィッティング機能を十分に活用できるでしょう。
こんな用途に最適
テレビ・動画視聴
家族と一緒にテレビを見る時、自分だけ音量を上げずに済みます。ニュースやドラマのセリフがクリアに聴き取れます。
会議・セミナー参加
オンライン会議や対面のセミナーで、話し手の声を明瞭に聴き取れます。「スピーチ」モードで正面の音声に集中できます。
カフェ・レストランでの会話
騒がしい環境でも「少人数の会話」モードを使えば、相手の声が聴き取りやすくなります。
ウォーキング・ランニング
IP54の防水性能で汗や小雨にも対応。「標準」モードで周囲の音を確認しながら安全に運動できます。
料理・家事
「調理音」モードで包丁や食器の音の不快感を軽減。長時間装着しても疲れにくい設計です。
音楽鑑賞・ライブ参加
「コンサート」モードで音楽の細部まで楽しめます。ライブハウスやコンサートホールでの体験が向上します。
SUGOMIMI MH-L1SG|競合製品との比較
SUGOMIMI MH-L1SGと主要な競合製品を比較してみましょう。
| 項目 | SUGOMIMI MH-L1SG | Sony SMR-10 | Olive Smart Ear Plus | Jabra Enhance |
|---|---|---|---|---|
| カテゴリ | 聴覚拡張イヤホン | 首掛け集音器 | スマートイヤー | 補聴器/聴力強化 |
| 形状 | TWS(完全ワイヤレス) | ネックバンド型 | TWS(完全ワイヤレス) | TWS(超小型) |
| 価格 | 約39,600円 | 約35,000円 | 39,900円 | 約97,900円 |
| 調整方式 | アプリ自動調整(7バンド) | オートシーンセレクト | アプリ調整 | 医療グレード調整 |
| バッテリー(集音) | 約20時間 | 最大24時間 | 約9.5時間 | 約10時間 |
| 充電ケース | あり(合計55時間) | なし(充電台兼送信機) | あり | あり(合計30時間) |
| テレビ連携 | BT送信機別売 | 専用送信機付属 | なし | なし |
| 独自機能 | 外国語モード、15シーン | スピーカー再生 | サブスクプラン | 医療級音声処理 |
Sony SMR-10との比較
Sony SMR-10はテレビ視聴に特化した首掛け式集音器で、専用の低遅延送信機が付属しています。「テレビの音を手元で聴く」ことが主な目的なら、SMR-10の方が優れています。一方、SUGOMIMI MH-L1SGは「目立ちにくさ」と「携帯性」で圧倒的に有利です。普通のイヤホンに見えるため、外出時や職場でも気兼ねなく使えます。
Olive Smart Ear Plusとの比較
Oliveはデザイン性を重視したTWS型集音器で、サブスクリプションプランも用意されています。バッテリー持続時間は約9.5時間とSUGOMIMI MH-L1SG(20時間)の半分以下です。1日の活動時間をカバーできる安心感という点では、SUGOMIMI MH-L1SGに軍配が上がります。また、Knowles製ドライバーを明記しているSUGOMIMI MH-L1SGは、音質への信頼性も高いと言えるでしょう。
Jabra Enhanceとの比較
Jabra Enhanceは補聴器大手GNグループの技術を投入したハイエンド機で、医療機器認証モデルも含まれます。価格は約97,900円とSUGOMIMI MH-L1SG(約39,600円)の2倍以上です。本格的な補聴器が必要な方にはJabra Enhanceが適していますが、軽度難聴や「聴覚拡張」を求める方には、SUGOMIMI MH-L1SGの方がコストパフォーマンスに優れています。
SUGOMIMI MH-L1SG|よくある質問(FAQ)
- QSUGOMIMI MH-L1SGは補聴器ですか?
- A
いいえ、SUGOMIMI MH-L1SGは医療機器認証を受けた補聴器ではなく、「聴覚拡張型イヤホン」という新しいカテゴリの製品です。医学的な難聴治療ではなく、日常生活での聴こえをサポートしたり、特定のシーンで聴覚を拡張したりすることを目的としています。
- Qどの程度の聴力低下に対応していますか?
- A
SUGOMIMI MH-L1SGは軽度難聴者向けに設計されています。「会話はできるが時々聞き返す」「テレビの音量が家族より少し大きい」程度の方に最適です。中等度以上の難聴には十分な効果が得られない可能性があるため、まずはレンタルサービスで試してみることをおすすめします。
- Qスマートフォンがないと使えませんか?
- A
初期設定や聴力チェック、シーン切替にはスマートフォンアプリ「COCORO LISTENING」が必要です。ただし、一度設定すれば、日常使用時にスマホを常に携帯する必要はありません。イヤホン本体のタッチ操作でも基本的な操作は可能です。
- Q音楽再生もできますか?
- A
はい、Bluetooth接続でスマートフォンやタブレットから音楽をストリーミング再生できます。ストリーミングモード使用時のバッテリー持続時間は約6時間(ケース併用で約16時間)です。
- Q外国語モードはどんな仕組みですか?
- A
外国語モード(English Ear)は、2kHz〜8kHzの高周波帯域を強調する設定です。英語や中国語など、日本語より周波数帯が高い言語の子音を聴き取りやすくすることで、リスニング学習や洋画鑑賞の効果を高めます。
まとめ
シャープの聴覚拡張型イヤホン「SUGOMIMI MH-L1SG」は、従来の補聴器と完全ワイヤレスイヤホンの良いところを融合させた、非常に革新的な製品です。
SUGOMIMI MH-L1SGの最大の魅力は、Knowles製BAドライバーによる高音質な聴こえと、スマホアプリによる簡単なセルフフィッティング、そして15種類のシーン設定による多彩な用途への対応です。特に約20時間という驚異的なバッテリー持続時間は、日常的に使うデバイスとして大きな安心感をもたらします。
補聴器のような「目立つデザイン」や「高額な費用」に抵抗がある方、英語学習や音楽鑑賞などで聴覚を拡張したい方、軽度の聴力低下に悩んでいる方にとって、SUGOMIMI MH-L1SGは理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。
ただし、中等度以上の難聴には効果が限定的であること、生活家電の機械音が気になることがあること、テレビ視聴には別途Bluetoothトランスミッターが必要なことなど、注意すべきポイントもあります。
私自身、SUGOMIMI MH-L1SGは「聴覚を補う」という従来の発想を超えて、「聴覚を拡張し、楽しむ」という新しい価値を提案している点が非常に魅力的だと感じました。約39,600円という価格は決して安くありませんが、補聴器と比べれば手頃であり、レンタルサービスで試せる点も安心です。
もし軽度の聴力低下や「もっとクリアに聴きたい」という思いがあるなら、まずはレンタルでSUGOMIMI MH-L1SGを試してみることをおすすめします。あなたの「聴こえ」の世界が、きっと広がるはずです。
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