Bose Ultra Open Earbudsは、耳を完全に塞がずに音楽や通話を楽しめるイヤーカフ型イヤホン。独自のイヤーカフ型イヤホンが周囲の音をしっかり取り込みつつ、自分だけのサウンド空間を生み出します。Bose Immersive Audioによる豊かな音場表現や、長時間使っても安心なバッテリー持続時間(最大7時間)が大きな魅力です。
Bose Ultra Open Earbudsのポイントは以下の通りです。
- 高音質:イヤーカフ型イヤホンながらクリアな中高域とパンチのある低音を両立
- 快適性:軽量かつフィット感に優れたイヤーカフ構造で、長時間装着しても疲れにくい
- 利便性:最大2台のデバイス同時接続や、専用アプリで操作カスタマイズが可能
一方で、評価時に留意すべき点もあります。
- 価格帯:市場のワイヤレスイヤホンと比べてやや高めの設定
- 音漏れ:特に静かな環境では音漏れが気になる場合あり
Bose Ultra Open Earbudsは、Boseの長年にわたるオーディオ技術によって、“開放感”と“プライベートな聴取体験”を両立したこのイヤホンは、オフィスや屋外、家事や軽い運動など、周囲への配慮が求められるシーンで特に活躍します。
以降の内容は、「Bose Ultra Open Earbuds」の詳細なスペックと魅力についてお伝えします。
主要スペック | Bose Ultra Open Earbuds

- バッテリー持続時間: 音楽再生時間は最大7.5時間、通話時間は不明です。イマーシブオーディオ使用時には約4~4.5時間に短縮されます。充電ケースを使用することで、さらに約19.5~20時間分の充電が可能となり、合計で約27時間の再生が可能です。急速充電機能も搭載されており、10分の充電で約2時間の再生が可能です。充電はUSB Type-Cケーブルを使用します。
- 防水性能: IPX4の防水等級を備えており、あらゆる方向からの水の飛沫に対する保護が可能です。これは、汗や小雨程度の水分には耐えられるものの、水没には適していないことを意味します。
- 重量とサイズ: イヤホン本体の重量は約6~6.5g(片耳)、充電ケースは約57~60gです。イヤホン本体のサイズは、高さ1.9cm x 幅1.7cm x 奥行き2.7cm、充電ケースは高さ4.2cm x 幅6.5cm x 奥行き2.6cmとコンパクトです。
- Bluetooth: Bluetoothバージョン5.3に対応しています。対応コーデックはSBC、AAC、aptX Adaptiveです。Bluetoothの通信範囲は約9メートルです。
製品仕様 | Bose Ultra Open Earbuds
仕様 | 詳細 |
---|---|
マイク | 内蔵マイク |
防水性能 | IPX4 |
ケース | 充電・保護用ケース |
イヤーバッド(片側)寸法 | 0.73″ H × 0.67″ W × 1.07″ D (約6.5g) |
充電ケース寸法 | 1.65″ H × 2.56″ W × 1.04″ D (約43.7g) |
本体素材 | プラスチック (PC-ABS), 金属, シリコン, ゴールドメッキ |
ケース素材 | ハードプラスチック |
充電タイプ | USB-C |
充電アクセサリ付属 | あり |
バッテリー持続時間 | 7時間 |
バッテリー充電時間 | 約1時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
マルチポイント接続 | 2台のデバイスに同時接続可 |
専用アプリ | Boseアプリ |
デザインと素材
Bose Ultra Open Earbuds は、耳の付け根を“はさむ”イヤーカフ型デザインを採用。シリコンとプラスチックの組み合わせで、軽くしなやかな装着感を実現しています。本体外側にはさりげなくBoseロゴが入り、見た目にも上品です。
また、IPX4 の防水性能を備えているため、汗や小雨程度なら安心。通勤やランニングなど、軽く水に触れるシーンでも周囲の音を取り込みながら使えます。さらに aptX Adaptive コーデック対応により、対応スマホやプレーヤーと組み合わせればワイヤレスでも高音質をキープ。イヤーカフ自体が軽量なので、長時間装着しても負担が少ないのもポイントです。
3. 音質分析
3.1 サウンドシグネチャー
- バランス型:Bose伝統の中域~高域のクリアさに、わずかに強めの低音をプラス
- オープンイヤーながら深みのある音場:開放型とは思えないほどの音の広がりと奥行きを感じられます
3.2 低音性能
- 期待以上のパンチ:同じイヤーカフ型の製品と比べても迫力があり、ベースやドラムがしっかり響く
- 好みは分かれるかも:中には「もう少し太い低音がほしい」「少しこもって聞こえる」と感じる声も
3.3 中高音域の明瞭さ
- ボーカルの息遣いまで再現:歌声や楽器が自然に聞こえ、細かなニュアンスも描き出します
- 音の抜け感に好みが分かれる:一部では「高音の伸びがもう少し欲しい」との指摘もあります
3.4 Bose Immersive Audio(空間オーディオ)
- 没入感アップ:ステレオを超えた立体的なサウンドで、映画やゲームにもマッチ
- モード切替:頭の動きに合わせて定位が変わる「ダイナミックモード」と、一定の音像を保つ「静止モード」を選択可
3.5 音漏れ
- 音漏れ抑制技術:Bose 独自の指向性制御+逆位相ノイズで、オープンイヤー型の中ではかなり少なめ
- 音量注意:ボリュームを上げすぎると漏れも増えるため、公共の場では適度な音量で使うのがおすすめ
まとめ | Bose Ultra Open Earbuds

Bose Ultra Open Earbuds の最大のセールスポイントは、オープンイヤー型ながら深い低音再現と立体的なサウンドを両立する点です。Bose Immersive Audio 技術によって、通常のステレオよりも広がりのある音場が得られ、映画やゲーム、音楽鑑賞における没入感を大幅に向上させています。
また、イヤーカフ型の軽量設計と柔軟なシリコン素材により、長時間装着しても疲れにくく、ジョギングや通勤中の使用にも適した安定感を実現。競合製品では得がたい、この「開放感」と「低音パンチ」の組み合わせが、やや高めの価格設定を正当化する大きな要因となっています。
一方で、マルチポイント接続の対応状況に不確実性が残る点や、ノイズキャンセリング非搭載による騒音下での使いづらさは検討材料です。最終的には以下のポイントを踏まえて判断するとよいでしょう。
- 臨場感あふれる音楽体験を求めるなら、Immersive Audio は他に代えがたい魅力
- 長時間の装着やアクティブシーンでの快適性を重視するユーザーに最適
- Bose製品を複数持っているなら、SimpleSync による連携メリットが大きい
- 価格やマルチポイント機能を重視するなら、試聴して自分の優先順位に照らし合わせるのがおすすめです。
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