eスポーツシーンで絶大な信頼を得るBenQ ZOWIEブランドから、待望のワイヤレスゲーミングマウス「DWシリーズ」として、「ZA13-DW」「S2-DW」「FK2-DW」の3モデルが登場しました。2024年11月末に発売されて以来*、多くのゲーマーから注目を集めています。
(*注: 本記事は2025年4月時点の情報に基づいています。発売日は2024年11月28日です。)
これまでZOWIEマウスは、その卓越した形状とパフォーマンスで有線モデルが主流でしたが、DWシリーズは人気のZA、S、FKシリーズの形状を忠実に受け継ぎながら、ついにワイヤレス化を実現。さらに、最大4KHzポーリングレートに対応した「エンハンストワイヤレスレシーバー兼充電ドック」 を搭載し、ワイヤレスでありながら有線に匹敵する、いやそれ以上の安定性と応答性を追求しています。
本記事では、この革新的なDWシリーズについて、特に注目の「エンハンストワイヤレスレシーバー兼充電ドック」の機能と、3つのモデルそれぞれの特徴、そして自分に最適なモデルを選ぶためのポイントを詳しく解説していきます。
【注目機能】エンハンストワイヤレスレシーバー兼充電ドック:安定性と利便性の融合
DWシリーズの大きな特徴の一つが、付属する「エンハンストワイヤレスレシーバー兼充電ドック」です。これは単なるレシーバーや充電器ではありません。ZOWIEが培ってきた技術を結集し、ワイヤレスゲーミング体験を次のレベルへと引き上げるデバイスです。
最大4KHzポーリングレート対応で異次元の滑らかさへ
このレシーバーは、新たに最大4,000Hz(4K)のポーリングレートに対応しました(125/500/1,000/2,000/4,000Hzから選択可能)。ポーリングレートとは、1秒間にマウスがPCへ情報を送信する回数を示す値で、数値が高いほどカーソルの動きが滑らかになり、遅延も少なくなります。特に高リフレッシュレート(144Hz以上)のゲーミングモニターと組み合わせることで、画面上の動きとマウス操作が寸分の狂いなく同期し、より精密で反応の速いエイミングが可能になります。従来の1,000Hzを超える応答性は、シビアな反応速度が求められるeスポーツシーンにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。
独自の技術による高い接続安定性
ワイヤレスマウスで懸念されがちなのが、電波干渉による接続の不安定さです。ZOWIE独自の「エンハンストワイヤレスレシーバー」は、周囲の電波干渉を抑え、安定した接続を維持するように設計されています。これにより、ゲームの重要な場面でのカーソル飛びや遅延のリスクを最小限に抑え、有線マウスと遜色ない信頼性を提供します。
置くだけ簡単充電&バッテリー管理
このデバイスは充電ドックも兼ねています。プレイが終わったらマウスをドックに置くだけで、スマートに充電が開始されます。ケーブルを抜き差しする手間はありません。さらに、LEDインジケーターでバッテリー残量が一目でわかるため、充電切れの心配なくゲームに集中できます。
デスク上をスマートに
レシーバーと充電器が一体化しているため、デスク上のケーブル配線をシンプルに保てます。機能性だけでなく、洗練されたデザインも魅力の一つです。
伝統の形状を受け継ぐ3モデル:それぞれの特徴を知る
DWシリーズは、これまでのZOWIEユーザーが慣れ親しんだ形状をそのままワイヤレスで実現しています。3モデルすべてが高性能なPixArt 3950センサーを搭載し、ドライバーインストール不要のプラグアンドプレイに対応。DPIも6段階(400/800/1,000/1,200/1,600/3,200)から簡単に切り替え可能です。形状は左右対称ですが、サイドボタンは左側のみに配置されているため、実質的には右利き用モデルとなります。
サイズと重量の比較:フィット感を数値で把握しよう
モデル名 | サイズ(奥行 × 高さ × 幅) | 重量 |
---|---|---|
FK2-DW | 125.1mm × 36.4mm × 64.9mm | 約65g |
S2-DW | 120.0mm × 38.1mm × 64.2mm | 約65g |
ZA13-DW | 121.7mm × 40.2mm × 62.8mm | 約65g |
それぞれの形状の特徴を見ていきましょう。
ZA13-DW:安定性を追求したフィット感

形状
高めのバックシェル(背が高い)、手のひらとの接触面積が多い設計。シリーズ中最も小型。
適した持ち方: かぶせ持ち、つかみ持ち。
特徴
手のひら全体でマウスをしっかりと包み込むような持ち方ができ、高い安定感が得られます。手首を使った細かなエイムコントロールや、安定したトラッキング(敵を追いかける操作)が求められるFPSプレイヤーにおすすめです。手が小さめの方にもフィットしやすいサイズ感です。
S2-DW:縦方向の操作性と快適性を両立

形状
全長が短く、マウスの丸みの頂点がやや前方に位置。側面が少し盛り上がった形状。中型サイズ。
適した持ち方: かぶせ持ち、つかみ持ち。
特徴
短めの全長と前寄りの重心により、上下方向のマウス操作がしやすいのが特長です。また、側面の盛り上がりによって指を置くスペースが確保され、マウスパッドとの手の接触(摩擦)を抑え、よりスムーズなマウス移動を可能にします。バランスの取れた形状で、幅広い持ち方やゲームジャンルに対応しやすいモデルです。
FK2-DW:柔軟な操作を可能にする薄型デザイン

形状
全体的にフラットで薄型のデザイン。中型サイズ。
適した持ち方: つかみ持ち、つまみ持ち。
特徴
低めの背の高さにより、手のひらとマウスの間に空間が生まれやすく、指先を使った柔軟で素早いマウスコントロールが可能です。特に、頻繁に視点を動かす必要があるバトルロイヤルゲームなどで、360度の索敵や急な方向転換が求められる場面で威力を発揮します。薄型形状やつまみ持ちを好むプレイヤーに最適です。
サイズで見えてくる各モデルの傾向
- FK2-DWは最も長さがあり、フラットで細身な設計。指先操作を重視した「つまみ持ち」や「つかみ持ち」に向いています。幅広なため、横の安定感もあります。
- S2-DWは全体バランスに優れた中庸型。高さが中間に位置し、丸みが前方に寄っているため「つかみ持ち」との相性が特に良好です。
- ZA13-DWは最も高さがあり、背の丸みによって手のひらとの接触が多くなる「かぶせ持ち」に向いています。幅が狭いため、手の小さい方にもおすすめです。
まとめ:ZOWIEワイヤレスで新たなゲーミング体験を
BenQ ZOWIE DWシリーズ(ZA13-DW, S2-DW, FK2-DW)は、長年培われてきた理想的なマウス形状と、最新のワイヤレステクノロジー、そして最大4KHzポーリングレート対応という高性能を融合させた、まさにeスポーツグレードのワイヤレスゲーミングマウスです。
特に「エンハンストワイヤレスレシーバー兼充電ドック」は、安定した接続と充電の利便性を両立し、ワイヤレスマウスの使い勝手を大きく向上させています。
ドライバー不要のプラグアンドプレイで、購入してすぐに最高のパフォーマンスを発揮できる手軽さも魅力です。ぜひ、ご自身の持ち方や手の大きさ、プレイスタイルに合わせて最適なモデルを選び、ZOWIEが提供するストレスフリーで高次元なワイヤレスゲーミング体験を体感してみてください。
コメント